【2025年最新版】国内現行の250ccバイク限定!!燃費が悪いランキングTOP10!!実燃費で徹底比較!

250cc

250ccクラスのバイクといえば「燃費が良く経済的」「初心者でも維持しやすい」というイメージを持つ人が多いでしょう。しかし実際には、エンジンの特性・重量・設計の方向性・ライダーの走り方によって燃費は大きく変わり、必ずしも“低燃費”とは限りません。特に高回転型スポーツや重量級スクーターは、実測で20km/L台前半まで落ち込むことが珍しくないのです。

本記事では、国内で現行購入可能な250ccバイク(国内正規販売モデル+並行輸入モデル含む)を対象に、実測燃費を重視した「燃費が悪いモデルTOP10」を紹介します。燃費の悪さは必ずしも欠点ではなく、「走行性能・快適性・楽しさ」を優先した結果であることが多い点も踏まえながら見ていきましょう。


燃費の悪いバイクの特徴

燃費が悪いとされる250ccモデルには、いくつかの共通した要素があります。

高回転・高出力エンジン

直列4気筒やスポーツ寄りの2気筒は、どうしても高回転を多用するため燃費が落ちやすい。エンジン内部の摩擦や噴射量が増えることも要因です。

重量のある車体

スクーターやアドベンチャーは快適装備や積載力を重視しているため、180kg〜190kgを超えることも珍しくありません。その分、発進加速や登坂時に燃料を消費しやすくなります。

空気抵抗の大きい設計

大型スクリーンやパニアケースは便利ですが、向かい風や高速走行では空力抵抗が増え燃費を悪化させます。

CVT(スクーター特有の特性)

オートマチックは発進停止のたびにエンジン回転が上がるため、ストップ&ゴーが多い市街地では燃費が伸びにくい傾向があります。

ライダーの走り方

高回転域を楽しむか、穏やかに流すかで燃費は数km/L以上変わります。同じモデルでも扱い方次第で「優等生」にも「大飯食らい」にもなるのです。

250ccバイク燃費が悪いランキング一覧

モデル名メーカー新車価格(税込)実測燃費カタログ燃費タンク容量エンジン形式最高出力車両重量
Ninja ZX-25Rカワサキ825,000円〜18〜22 km/L18.9 km/L15 L直列4気筒 DOHC48 PS / 15,500 rpm183 kg
CBR250RRホンダ902,000円〜22〜27 km/L27.4 km/L14 L並列2気筒 DOHC41 PS / 13,000 rpm168 kg
Ninja 250カワサキ704,000円25〜30 km/L25.1 km/L14 L並列2気筒 DOHC37 PS / 12,500 rpm166 kg
YZF-R25ヤマハ690,800円25〜30 km/L26.5 km/L14 L並列2気筒 DOHC36 PS / 12,000 rpm169 kg
MT-25ヤマハ632,500円25〜30 km/L26.5 km/L14 L並列2気筒 DOHC35 PS / 12,000 rpm169 kg
Z250カワサキ682,000円25〜30 km/L25.1 km/L14 L並列2気筒 DOHC37 PS / 12,500 rpm164 kg
XMAX 250ヤマハ737,000円25〜32 km/L33.5 km/L13 L単気筒 SOHC 4バルブ23 PS / 7,000 rpm179 kg
FORZAホンダ781,000円25〜31 km/L32.0 km/L11 L単気筒 SOHC23 PS / 7,750 rpm186 kg
V-Strom 250スズキ668,800円27〜32 km/L32.1 km/L17 L並列2気筒 SOHC24 PS / 8,000 rpm188 kg
GSX250Rスズキ647,900円28〜33 km/L32.8 km/L15 L並列2気筒 SOHC24 PS / 8,000 rpm181 kg

1位:Kawasaki Ninja ZX-25R

モデル名Kawasaki Ninja ZX-25R
メーカーカワサキ
新車価格(税込)825,000円〜
実測燃費18〜22 km/L
カタログ燃費18.9 km/L(WMTC)
タンク容量15 L
エンジン形式水冷4ストローク直列4気筒 DOHC 16バルブ
最高出力48 PS / 15,500 rpm
車両重量183 kg

実測燃費目安:18〜22km/L(街乗り20前後、サーキットや峠で15km台も)

250cc唯一の直列4気筒エンジンを搭載するスーパースポーツ。最高出力48PSを誇り、1万7千回転まで回せる刺激的な特性を持ちます。しかしその代償は燃費。カタログ上のWMTC値は18.9km/Lと250ccにしては驚くほど低く、実測でも20km/L前後が一般的。峠やサーキットで高回転を常用すると、リッター15km台まで落ち込むこともあります。タンクは15Lと大きめでも、航続距離は200km台前半に留まるケースが多いです。

  • おすすめの人:燃費よりも「直4サウンド」「高回転の官能的なフィーリング」を楽しみたいライダー。
  • 燃費改善方法:シフトアップを8〜9千回転で行い、定速巡航を意識することで25km/L近くまで改善可能。

2位:Honda CBR250RR

モデル名Honda CBR250RR
メーカーホンダ
新車価格(税込)902,000円〜
実測燃費22〜27 km/L
カタログ燃費27.4 km/L(WMTC)
タンク容量14 L
エンジン形式水冷4ストローク並列2気筒 DOHC
最高出力41 PS / 13,000 rpm
車両重量168 kg

実測燃費目安:22〜27km/L(市街地25前後、スポーツ走行で20km台前半)

電子制御スロットルやライディングモードを備えた高性能SS。最高出力は42PS近く、ライバルを凌ぐ性能を発揮します。反面、燃調はリッチで高回転寄りの特性ゆえ、街乗りでは25km/L前後が多く、峠では20km台前半まで低下します。ツーリング時の定速走行では30km/L近くまで伸びることもありますが、総じて「燃費よりも走りを楽しむバイク」といえます。

  • おすすめの人:燃費よりも走行性能を求めるスポーツライダー。
  • 燃費改善方法:エコ寄りの走行モードを選び、早めのシフトアップを意識すると安定して25km/L以上をキープ可能。

3位:Kawasaki Ninja 250

モデル名Kawasaki Ninja 250
メーカーカワサキ
新車価格(税込)704,000円
実測燃費25〜30 km/L
カタログ燃費25.1 km/L(WMTC)
タンク容量14 L
エンジン形式水冷4ストローク並列2気筒 DOHC
最高出力37 PS / 12,500 rpm
車両重量166 kg

実測燃費目安:25〜30km/L(街乗り25〜28、ツーリング時30前後)

250ccスポーツの代表格。最高出力37PSの2気筒エンジンは高回転の伸びが気持ちよく、軽量な166kgの車体を俊敏に走らせます。ツーリングでは30km/L前後を記録することもありますが、街中では25km/L付近に収まることが多いです。スポーツ走行や頻繁な加速では燃費が顕著に悪化する傾向があります。

  • おすすめの人:日常とスポーツ走行の両立を求める人。
  • 燃費改善方法:6速早めシフト、定速巡航を徹底することで安定して30km/Lに近づけられます。

第4位:Yamaha YZF-R25

モデル名Yamaha YZF-R25
メーカーヤマハ
新車価格(税込)690,800円
実測燃費25〜30 km/L
カタログ燃費26.5 km/L(WMTC)
タンク容量14 L
エンジン形式水冷4ストローク並列2気筒 DOHC
最高出力36 PS / 12,000 rpm
車両重量169 kg

実測燃費目安:25〜30km/L(市街地25〜28、郊外で30前後)

「毎日乗れるスーパースポーツ」として人気のモデル。空力性能が良いためツーリング時には燃費が伸びやすいですが、街乗りや高回転多用時は25km/L前後に落ち着くことが多いです。スポーティさと実用性のバランスは優秀ですが、経済性だけで見ると単気筒モデルには及びません。

  • おすすめの人:通勤・街乗りから休日のワインディングまで幅広く使いたい人。
  • 燃費改善方法:シフトアップを早めに行い、丁寧なスロットルワークで30km/Lを目指せます。

第5位:Yamaha MT-25

モデル名Yamaha MT-25
メーカーヤマハ
新車価格(税込)632,500円
実測燃費25〜30 km/L
カタログ燃費26.5 km/L(WMTC)
タンク容量14 L
エンジン形式水冷4ストローク並列2気筒 DOHC
最高出力35 PS / 12,000 rpm
車両重量169 kg

実測燃費目安:25〜30km/L(市街地25前後、高速でやや悪化)

YZF-R25のネイキッド版で、軽快さと扱いやすさが特徴。街中では25〜28km/L程度ですが、高速巡航では空力的に不利で燃費が悪化しやすいです。スポーティに走れば20km台前半に落ちることもあり、燃費性能はやや控えめです。

  • おすすめの人:街乗り中心でスポーティさも楽しみたい人。
  • 燃費改善方法:高速では控えめな速度を維持し、街中ではスムーズな加速を心がけると改善可能。

第6位:Kawasaki Z250

モデル名Kawasaki Z250
メーカーカワサキ
新車価格(税込)682,000円
実測燃費25〜30 km/L
カタログ燃費25.1 km/L(WMTC)
タンク容量14 L
エンジン形式水冷4ストローク並列2気筒 DOHC
最高出力37 PS / 12,500 rpm
車両重量164 kg

実測燃費目安:25〜30km/L(ニンジャ250より僅かに悪化する場合も)

ニンジャ250のカウルレス版。高速では風の抵抗が増し、同条件で比べると燃費が少し悪化することがあります。街乗りでは気軽さから無駄な加速を抑えやすく、25km/L前後で安定する傾向です。

  • おすすめの人:街乗り主体で、扱いやすいスポーツネイキッドが欲しい人。
  • 燃費改善方法:高速走行時は速度を控えめに、一定速巡航を意識することで改善。

第7位:Yamaha XMAX 250

モデル名Yamaha XMAX 250
メーカーヤマハ
新車価格(税込)737,000円
実測燃費25〜32 km/L
カタログ燃費33.5 km/L(WMTC)
タンク容量13 L
エンジン形式水冷4ストローク単気筒 SOHC 4バルブ
最高出力23 PS / 7,000 rpm
車両重量179 kg

実測燃費目安:25〜32km/L(市街地25〜30、郊外で30超も可能)

179kgの重量とCVT特性から、市街地では25〜30km/L程度に落ち込みがち。郊外や高速巡航では逆に燃費が伸びやすく、30km/Lを超えるケースもあります。長距離通勤やツーリングに便利ですが、街乗り中心では「思ったより燃費が悪い」と感じる人もいます。

  • おすすめの人:通勤やツーリングで快適性を重視する人。
  • 燃費改善方法:発進加速を緩やかにし、流れに合わせた一定速巡航を心がける。

第8位:Honda FORZA

モデル名Honda FORZA
メーカーホンダ
新車価格(税込)781,000円
実測燃費25〜31 km/L
カタログ燃費32.0 km/L(WMTC)
タンク容量11 L
エンジン形式水冷4ストローク単気筒 SOHC
最高出力23 PS / 7,750 rpm
車両重量186 kg

実測燃費目安:25〜31km/L(市街地25前後、郊外30前後)

ホンダのラグジュアリースクーター。186kgと重量級で、発進や低速域では燃料を多く消費します。市街地では25km/L程度、郊外や高速巡航では30km/L近辺に改善します。快適性や装備の充実と引き換えに、燃費は控えめです。

  • おすすめの人:積載力や快適性を優先する人。
  • 燃費改善方法:発進時のスロットルを抑え、停車時間を短縮することが有効。

第9位:Suzuki V-Strom 250

モデル名Suzuki V-Strom 250
メーカースズキ
新車価格(税込)668,800円
実測燃費27〜32 km/L
カタログ燃費32.1 km/L(WMTC)
タンク容量17 L
エンジン形式水冷4ストローク並列2気筒 SOHC
最高出力24 PS / 8,000 rpm
車両重量188 kg

実測燃費目安:27〜32km/L(積載や高速で悪化、郊外は30超えも可)

188kgの重量と大きなスクリーンにより、空気抵抗が増して燃費が落ちやすいモデル。ツーリング装備を充実させるとさらに効率低下します。市街地では27〜28km/L、高速や登坂では25km/L前後に落ちることも。ただし17Lタンクを備え、航続距離の長さは魅力です。

  • おすすめの人:キャンプやロングツーリングを重視する人。
  • 燃費改善方法:荷物を減らす、空気圧を適正に保つなど基本的な工夫で改善。

第10位:Suzuki GSX250R

モデル名Suzuki GSX250R
メーカースズキ
新車価格(税込)647,900円
実測燃費28〜33 km/L
カタログ燃費32.8 km/L(WMTC)
タンク容量15 L
エンジン形式水冷4ストローク並列2気筒 SOHC
最高出力24 PS / 8,000 rpm
車両重量181 kg

実測燃費目安:28〜33km/L(平均的だが単気筒モデルよりは劣る)

181kgと重めの車体に24PSの穏やかなエンジンを搭載。ツーリングでは30km/L前後は走れるものの、単気筒モデルの35〜40km/Lと比べると見劣りします。街乗り中心では28〜30km/L程度に落ち着きます。

  • おすすめの人:燃費より安定感や安心感を重視する人。
  • 燃費改善方法:高回転を避け、早めにシフトアップして定速走行を心がける。

まとめ

ランキングを見ると、**高回転型スポーツ(ZX-25R・CBR250RR・Ninja/YZF-R25系)重量級スクーター・アドベンチャー(FORZA・XMAX・V-Strom)**が燃費面で不利なことが分かります。

ただし「燃費が悪い=欠点」ではありません。ZX-25Rのように燃費と引き換えに得られる高回転フィールや、フォルツァやXMAXが提供する快適性は、数字以上の価値をもたらします。

ライダーの工夫(早めのシフトアップ、スロットル操作の見直し、積載や空気圧管理など)で燃費は3〜5km/L改善可能。しかし「燃費を気にせず楽しむ」のもまたバイクの醍醐味です。自分が何を重視するかを考え、燃費と楽しさのバランスを取りながら、賢いバイクライフを送りましょう。

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