もともとZ 5を愛用していた私が、動画や動体撮影への興味が強くなってきたことで選んだのが、Nikon Z 6IIでした。最初は「Z 5でも満足してるし、そんなに違いがあるのか？」と半信半疑。でも、実際にZ 6IIを使ってみると、その完成度の高さと余裕のある動作、AFの速さに圧倒されました。Z 5とは同じZシリーズでも「別物」と言っていいレベル。高画質・高速連写・動画性能すべてがワンランク上で、フルサイズを本気で楽しみたい人にとっては非常に心強い一台です。「もう少し良いカメラが欲しい」と感じ始めた人にこそ、Z 6IIの価値が伝わると思います。
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このカメラの特徴と第一印象｜操作の気持ちよさに惚れた
Z 6IIを手にしてまず感じたのは、「すべての操作に余裕がある」ということでした。Z 5より若干重くなったとはいえ、バランスの取れたボディは手にしっかりなじみます。
電源ONからの立ち上がりもスピーディーで、シャッターのレスポンス、AFの追従性、連写の食いつき具合すべてにおいてストレスがない。UIやダイヤル配置はZ 5と共通しているので移行もスムーズ。
さらに、デュアルEXPEED 6の恩恵で全体の処理が高速化されており、撮影中の待ち時間やモタつきがありません。これが“上位機種の快適さ”かと、思わずうなってしまうほど、完成度の高い使用感でした。
実際に使って良かった点（強み）
• 高速・高精度なAF性能（特に瞳AF・動物AFが優秀）
動く被写体も的確に追尾。Z 5とは次元の違うスピード感があります。
• 裏面照射型フルサイズセンサーによる高画質
暗所耐性・ダイナミックレンジが大きく向上。夜景や高感度撮影に強いです。
• 秒間14コマの連写性能＋バッファの余裕
動きの速いシーンも逃さず記録。スポーツ・運動会・動物撮影に最適。
• デュアルカードスロット対応（SD＋CFexpress）
信頼性・処理速度・保存形式の自由度が大幅アップ。
• 動画性能も充実（4K60p、N-Log、外部出力）
本格的な動画撮影にも耐えうる性能。音質も優秀で、外部マイク使用で映像作品レベルも狙えます。
使って気になった点（弱み）
• 価格がやや高い（ボディ単体で約25万円）
Z 5やZ fと比べると初期投資が大きく、予算に余裕がないと厳しいです。
• Z 7IIとの差別化が難しい（用途によっては迷う）
画素数以外では似た仕様も多く、「どう違うの？」と悩む人も。
• メニューがやや複雑に感じる場面がある
高機能な分、初期設定で戸惑う可能性あり。カスタマイズには慣れが必要です。
• 動画中のAFがやや迷う場面も（特に暗所）
完璧とは言えず、シビアな動画撮影ではMF併用が安心です。
• CFexpressカードの価格が高い
高速性は抜群だが、導入には追加コストが必要です。
スペック表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| センサー | 裏面照射型35.9×23.9mm CMOS（フルサイズ） |
| 動画性能 | 4K60p / FHD120p / N-Log / 外部RAW出力対応 |
| 手ブレ補正 | 5軸ボディ内手ブレ補正 |
| 連写性能 | 約14コマ/秒 |
| 重さ | 約705g（バッテリー・メディア込み） |
| 記録メディア | SD（UHS-II）＋CFexpress（Type B） |
| 平均価格 | 約24〜26万円（2025年8月時点） |
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他機種との比較｜Z 5・Z 7II・α7 IVとどう違う？
| 機種 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| Nikon Z 5 | 静止画特化・入門向けフルサイズ | 初めてのフルサイズ、風景・ポートレート派 |
| Nikon Z 6II | 静止画＋動画バランス型・連写◎ | 写真と動画をバランスよく楽しみたい人 |
| Nikon Z 7II | 高画素・静止画特化のプロ向け | 商業撮影、風景・商品撮影が多い人 |
| SONY α7 IV | 動画に強くAF優秀・操作も軽快 | 動画メイン、YouTube・Vlog派 |
Z 6IIは“中間層向けの万能型”として非常に完成度が高く、選んで失敗の少ないカメラです。Z 5からのステップアップや、SONY機からの乗り換えにも適しています。
口コミまとめ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| AFがとにかく速くて正確 | 価格が高くて手が出しづらい |
| 写真も動画も高画質で満足 | 動画のAFがやや迷うときがある |
| Z 5より全体的にレスポンスが良い | CFexpressカードが高すぎる |
| UIやボタン配置が分かりやすい | Z 7IIと迷って決められなかった |
総評｜Z 6IIは「フルサイズで失敗したくない人」にベストな選択
Nikon Z 6IIは、Zシリーズの中でも“もっともバランスの取れた一台”だと感じています。Z 5では物足りなかったAF性能や動画機能、連写性能を大幅に補完し、それでいて操作性や使いやすさはそのまま。
入門機からワンランク上を目指す人にとって、非常に自然なステップアップ先だと言えるでしょう。プロまではいかなくても、「いい写真・いい映像」をちゃんと残したい。そのニーズにきちんと応えてくれる完成度があります。
まとめ｜Z 6IIは“買って満足度が高い万能フルサイズ”
もしあなたが「写真と動画をバランス良く撮りたい」「AFやレスポンスでストレスを感じたくない」と思っているなら、Z 6IIは間違いなく“買って後悔しないカメラ”です。価格は決して安くありませんが、それに見合う性能と信頼性、そして長く使える堅実さがあります。Z 5では満足しきれなかった方や、フルサイズ機の中で迷っている方に、ぜひ一度手に取ってほしいモデルです。
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