BMW R18 Transcontinental は、1,800ccの巨大なボクサーツインエンジンを搭載したプレミアム・アメリカンツアラーです。BMWらしい最新の電子制御と、クラシカルなスタイルを融合させた独特の存在感を持ちます。ハーレーやインディアンのライバルとして投入されたモデルで、豪華装備と快適性で高く評価されていますが、その重量や価格から「後悔した」という声もあるのが事実です。この記事ではスペックや特徴、口コミを整理してまとめ ました。
BMW R18 Transcontinental のスペック
R18 Transcontinental は、1,802ccの空冷水平対向2気筒(ボクサー)を搭載し、最大91PS/4,750rpm、158Nm/3,000rpmのトルクを発揮します。低回転から湧き上がるトルクが魅力で、ゆったりとしたクルージングに最適です。
車重は427kgという超重量級で、シート高は740mmと低めに設計されており足つきは比較的良好です。燃料タンクは24L、実燃費は15〜18km/L程度。豪華なフルカウルと電動スクリーン、大型パニアケース、オーディオシステム(Marshall製スピーカー)などを標準装備し、長距離移動を快適にこなす仕様になっています。
電子制御はBMWらしく、ライディングモード、クルーズコントロール、ダイナミックABS、トラクションコントロールを搭載。クラシカルな外観に最新の技術を盛り込み、安全性と快適性を両立させています。
オススメな人
クラシカルデザインと最新装備を融合したツアラーを探している人
巨大ボクサーツインの迫力を体感したい人
長距離クルージングを豪華に楽しみたい人
ハーレーやインディアンではなくBMWを選びたい人
高価格帯でも唯一無二の存在感を求める人
後悔するポイント
427kgという重量は取り回しが極めて大変
価格は約400〜450万円と非常に高額
出力は91PSと大排気量にしては控えめ
維持費(消耗品・保険・車検)が高い
国産や欧州他メーカーに比べて流通量が少ない
壊れやすさ
BMWの品質管理で基本的に信頼性は高いですが、電子制御や電装系の不具合は稀にあります。特にオーディオシステムやセンサー系統のトラブルが報告されることがあります。また重量級のため立ちゴケによる外装修理費用が高額になる点には注意が必要です。エンジン自体は頑丈で、定期メンテナンスを守れば長く安心して乗れます。
カスタムパーツ
快適性 :ツーリングスクリーン、シートヒーター、バックレスト
積載 :トップケース、ツアーパック、追加バッグ
保護 :クラッシュバー、サドルバッグガード
電装 :追加スピーカー、補助ライト、USBポート
ライバル比較
口コミ
良い口コミ
「BMWらしい仕上げとクラシック感が最高」
「Marshall製オーディオの音質が豪華」
「長距離ツーリングの快適性は圧倒的」
悪い口コミ
「重すぎて街乗りでは無理」
「高すぎる」
「パワーが控えめで物足りない」
評価
中古市場
R18 Transcontinental は新しいモデルのため流通量は少なく、価格は新車に近い400万円前後で推移しています。中古を選ぶ場合は、電子制御やオーディオシステムの動作確認、立ちゴケ歴の有無を必ずチェックする必要があります。
まとめ
BMW R18 Transcontinental は、巨大なボクサーツインとクラシカルな外観、最新電子制御を組み合わせたラグジュアリーツアラーです。走行性能よりも快適性と存在感に重点を置いたモデルで、独自の世界観を持っています。 一方で重量と価格が最大のハードルとなり、街乗りでは「後悔した」という声もあります。
後悔回避策 は、①街乗りよりもツーリング主体で使う、②取り回しを事前に確認する、③購入前に維持費や整備体制を調べておくこと。これを踏まえれば、R18 Transcontinental は「一生ものの贅沢ツアラー」として選んで後悔しない一台となるでしょう。
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