これからカメラを始めたい初心者や、ワンランク上を目指したい中級者に人気の4モデルが「Fujifilm X-T200」「Fujifilm X-T30 II」「Fujifilm X-A7」「Sony α6100」です。いずれも10万円前後で手が届きやすく、高画質と扱いやすさを兼ね備えていますが、それぞれに強みや個性が異なります。本記事では4機種をスペック・使い心地・口コミなどから徹底比較し、自分に合った1台が見つかるよう丁寧に解説していきます。
【この記事でわかること】
- FujifilmとSony、4モデルのスペック・価格の違い
- 各モデルの特徴や使い勝手(初心者目線で解説)
- 強みと弱みのバランス
- 用途別おすすめモデル(写真・動画・旅行など)
- 購入者のリアルな口コミ
スペック・価格表
| モデル名 | 発売日 | 有効画素数 | 重量 | 液晶モニター | 動画性能 | 実勢価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Fujifilm X-T200 (生産終了・中古中心) | 2020年 | 約2,420万画素 | 約370g | 3.5型バリアングル | 4K/30p | 中古約6〜7万円 |
| Fujifilm X-T30 II | 2021年 | 約2,610万画素 | 約383g | 3.0型チルト | 4K/30p | 新品約11〜12万円 |
| Fujifilm X-A7 (生産終了・中古中心) | 2019年 | 約2,420万画素 | 約320g | 3.5型バリアングル | 4K/30p | 中古約5〜6万円 |
| Sony α6100 | 2019年 | 約2,420万画素 | 約396g | 3.0型チルト | 4K/30p | 新品約9〜10万円 |
4機種を比較すると、価格・重量・液晶の可動方式などに明確な違いが見えてきます。特に中古が中心のX-T200とX-A7はコスパ重視派におすすめ。最新性能を重視するならX-T30 II、動画やAF性能を重視するならα6100がバランスの良い選択肢といえます。
特徴と第一印象
Fujifilm X-T200

X-T200は初心者向けに設計されたエントリー機で、軽量ボディと直感的なタッチ操作が魅力です。3.5型の大型バリアングル液晶は自撮りやVlog撮影に最適で、画質もAPS-Cセンサーらしい鮮やかさがあります。生産終了しているため中古市場が中心ですが、6万円前後で入手可能でコストパフォーマンスは高い印象です。操作系はシンプルで、カメラを初めて触る人でも安心して使えます。
Fujifilm X-T30 II

X-T30 IIはXシリーズの中級機ポジションで、コンパクトながら高性能なセンサーと高速AFを備えています。クラシカルなデザインに加え、撮影設定をダイヤルで直感的に操作できるのが特徴。X-T200やX-A7と比べるとやや価格は高めですが、その分写真表現の幅が広がります。初心者から中級者まで長く使える1台として人気です。
Fujifilm X-A7

X-A7は富士フイルムのエントリーモデルの中でも特に軽さと操作性に優れたモデルです。大きなタッチパネル式モニターでスマホ感覚の操作が可能で、初心者でも抵抗なく撮影を楽しめます。デザインもおしゃれで、女性や旅行好きの方から支持されています。こちらも生産終了モデルのため新品入手は難しいですが、中古市場では価格がこなれており入門機として根強い人気があります。
Sony α6100

Sony α6100は瞳AFの精度と動画性能に優れた万能モデルです。被写体を自動で追従するAFが非常に優秀で、初心者でも失敗ショットが少ないのが大きな強み。さらにレンズ交換の自由度が高く、ソニーEマウントの豊富なレンズ群を活かせるのも魅力です。価格は10万円前後と手が届きやすく、写真・動画どちらも楽しみたい方におすすめのカメラです。
実際に使って良かった点
Fujifilm X-T200
軽くて持ち運びやすい
バリアングル液晶で自撮り・Vlog向き
中古価格が安くコスパ良好
Fujifilm X-T30 II
高速AFと高画質で作品づくりに強い
ダイヤル操作で撮影が楽しい
中級機ながらコンパクトで扱いやすい
Fujifilm X-A7
320gの軽量ボディ
大型タッチモニターでスマホ感覚操作
デザイン性が高くおしゃれ
Sony α6100
瞳AFが優秀で失敗が少ない
写真も動画もバランス良く撮れる
レンズ交換で幅広い撮影が可能
気になった点
Fujifilm X-T200
生産終了で新品購入が困難
動作がややもっさりする場面あり
防塵防滴なし
Fujifilm X-T30 II
バリアングル液晶でなくチルト式
バッテリー持ちは平均的
初心者には操作系が複雑に感じる場合あり
Fujifilm X-A7
こちらも生産終了
ファインダー非搭載(晴天下で不便)
高速AFはやや弱め
Sony α6100
ボディ内手ぶれ補正なし
デザインはシンプルで質感控えめ
富士機に比べて発色がややあっさり
用途別おすすめモデル
| 用途 | おすすめモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 旅行・日常スナップ | Fujifilm X-A7 | 軽量で持ち運びやすく、大型タッチ液晶で操作も簡単 |
| 本格的な作品づくり | Fujifilm X-T30 II | 高速AFと高画質、直感的な操作系で表現の幅が広い |
| 動画撮影・Vlog | Sony α6100 / Fujifilm X-T200 | 瞳AFや自撮りに強く、初心者でも失敗が少ない |
用途ごとに見ると、軽量性に優れるX-A7は旅行に最適、操作性と表現力で選ぶならX-T30 II、本格的に動画やVlogを始めたいならα6100やX-T200が候補に挙がります。自分の使いたいシーンを想定してモデルを選ぶことで、満足度が大きく変わるでしょう。
購入者の口コミ
| モデル名 | 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|---|
| Fujifilm X-T200 | 「液晶が大きくて操作がわかりやすい」 | 「レスポンスが遅いと感じることがある」 |
| Fujifilm X-T30 II | 「写真の色味がとても綺麗」「小型で高性能」 | 「チルト液晶が不便、バッテリー持ちが微妙」 |
| Fujifilm X-A7 | 「軽くて旅に最高」「デザインがかわいい」 | 「ファインダーがなく晴天下では不便」 |
| Sony α6100 | 「瞳AFがすごく便利」「動画も安心して撮れる」 | 「ボディ内手ぶれ補正が欲しかった」 |
実際の利用者の声を見ると、良い点と悪い点の両方がはっきりと表れています。富士フイルム機は色味やデザインの評価が高い一方、操作やバッテリーに不満を感じる人も。ソニーα6100はAF性能が好評ですが、ボディ内手ぶれ補正がない点が弱点とされています。
どんな人におすすめか
| モデル名 | おすすめの人 |
|---|---|
| Fujifilm X-T200 | 中古で安く入門機を探している初心者 |
| Fujifilm X-T30 II | 趣味として写真をしっかり楽しみたい中級者 |
| Fujifilm X-A7 | 旅行や日常の記録を気軽に残したいライトユーザー |
| Sony α6100 | 写真も動画もバランスよく撮りたいオールラウンダー |
「価格重視か、性能重視か」「写真中心か、動画中心か」によって選ぶべきモデルは変わります。安さや軽さならX-T200やX-A7、本格的に撮影を楽しみたいならX-T30 II、写真と動画をバランス良く使いたいならα6100が最も満足度の高い選択になるでしょう。
まとめ
4機種を比較すると、コスパ重視ならX-T200やX-A7(中古)、長く使える性能重視ならX-T30 II、動画も写真も両立したいならSony α6100という選び方ができます。
初めてのミラーレスなら「持ち運びやすさ」と「操作性」を重視、中級者なら「AF性能」と「表現力」を重視して選ぶと後悔しません。







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