ヤマハ TMAX 560 は、大排気量スポーツスクーターの代表格として世界中で高い人気を誇るモデルです。
クルーザーのような快適性と、スポーツバイク顔負けの走行性能を両立した唯一無二の存在として登場以来支持を集めています。
一方で、「価格が高い」「維持費がスポーツバイク並み」といった評判もあり、購入後に後悔する声も少なくありません。
本記事では、TMAX 560のスペック、口コミ、評価を整理し、購入前に押さえるべきポイントをまとめます。
ヤマハ TMAX 560 のスペック
TMAX 560は 562cc 水冷直列2気筒 DOHC 4バルブを搭載し、最高出力は約47PS/7,500rpm、最大トルクは55Nm/5,250rpm。
大型スクーターながらスポーツ性を重視したCVT駆動で、街乗りから高速巡航まで快適な加速を実現します。
装備重量は約220kg、シート高は800mm前後。燃料タンク容量は15Lで、実燃費は20km/L前後と実用性も確保。
電子制御ではトラクションコントロール、スマートキー、TFTメーター、ライディングモードなど豪華装備を搭載。
まさに「プレミアムスクーター」という評価が定着しています。
オススメな人
- スクーターの利便性とバイクの走行性能を両立したい人
- 高速道路やロングツーリングを快適に楽しみたい人
- 荷物をある程度積みたいが、スタイル性も妥協したくない人
- 国産ブランドの信頼性と先進装備を重視する人
- 維持費よりも快適性・満足度を優先できる人
後悔するポイント
- 新車価格が150万円前後と高額で、中型バイクや大型ネイキッドが買えてしまう
- 維持費(タイヤ・駆動系消耗品)がスポーツバイク並みで安くはない
- 車重が220kg超で、取り回しに苦労するケースあり
- 足つきは人によって高めに感じる(800mm)
- 「スクーターらしさ」を期待すると、逆にスポーツ性が強すぎて評価が分かれる
壊れやすさ
基本的に信頼性は高いですが、以下の点に注意が必要です。
- 駆動系(ベルト・ローラー)は消耗が早く、定期的な交換必須
- 電子制御が多いため、バッテリー劣化に注意
- 重量車体なのでブレーキ・サスの消耗が早い
- 保管環境によっては外装樹脂パーツに劣化が出やすい
カスタムパーツ
- 快適系:ロングスクリーン、グリップヒーター、ゲルシート
- 積載系:トップケース、サイドケース、トランクマット
- 走行性能:強化ブレーキパッド、サスペンション、社外マフラー
- 電装系:ETC、ドラレコ、スマホマウント
- スタイル系:カーボン外装、ハンドル周りカスタム
ライバル比較
口コミ
良い口コミ
- 「加速がスムーズで高速でも安定感抜群」
- 「装備が豪華で所有感が高い」
- 「街乗りもツーリングも万能」
悪い口コミ
- 「価格が高く、維持費もかかる」
- 「取り回しがスクーターにしては重い」
- 「足つきが意外と悪い」
評価
中古市場
中古相場は100〜130万円前後で推移。年式が新しく低走行のモデルは価格が落ちにくい傾向です。
人気の高いブラックやマット系カラーは相場が高めで、早めのチェックが必要です。
駆動系の消耗度や電装トラブルの有無を確認すれば、後悔の少ない買い物ができます。
まとめ
ヤマハ TMAX 560 は、スクーターの枠を超えた「走れるプレミアムマシン」として高い評価を受けています。
一方で、価格や維持費を軽く見積もると後悔しやすいので、購入前に「維持費を含めた予算」と「用途(街乗りかツーリングか)」を明確にすることが大切です。
後悔回避策は、①試乗で足つきと重量感を確かめる、②ロング用途ならスクリーンや積載カスタムを導入、③予算を“車体+維持費”で計算する、この3点です。
これを意識すれば、TMAX 560は“スクーターの頂点”として長く満足できる1台となるでしょう。
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