CFMOTO 400NKは、中国メーカーCFMOTOが展開するミドルクラスのネイキッドスポーツで、近年日本でも注目を集めています。デザイン性の高さや低価格が魅力ですが、まだ国内での知名度は限定的で「本当に信頼できるのか?」と不安を抱く人も多いモデルです。本記事では400NKのスペックや評判、評価を整理し、後悔しない選び方を紹介します。
CFMOTO 400NKのスペック
| 項目 | 400NK(目安) |
|---|---|
| 実測燃費(参考) | 25〜28 km/L |
| カタログ燃費(WMTC等) | 約27 km/L |
| 排気量 | 400 cc |
| エンジン形式 | 水冷 並列2気筒 DOHC |
| 最高出力 | 約41〜46 PS |
| 最大トルク | 約35 Nm |
| トランスミッション | 6速 |
| 装備重量 | 約206 kg |
| シート高 | 約795 mm |
| タイヤ(F/R) | 120/70ZR17 ・ 160/60ZR17 |
| 燃料タンク容量 | 約17 L |
| 電子制御/装備 | ABS、フルLED、TFTメーター(年式差あり) |
| 新車価格(目安) | 約64〜75万円 |
| 中古相場(目安) | 約55〜68万円 |
400NKは、400cc水冷並列2気筒エンジンを搭載し、最高出力は約41〜46PS、最大トルクは約35Nm。装備重量は約206kgで、同クラスのネイキッドと比べても標準的な重さです。シート高は約795mmで多くのライダーが扱いやすい数値。燃料タンク容量は17Lで実測燃費は25〜28km/L前後。デザインはヨーロピアンテイストで、KTMデザインを手掛けたKISKA社がスタイリングを担当している点も特徴的です。
オススメな人
| こんな人にオススメ | 理由 |
|---|---|
| コスパ重視で400ネイキッドを選びたい人 | 価格以上の装備内容が高評価で、後悔しにくいからです。 |
| 通勤〜ワインディングを一台でこなしたい人 | 扱いやすい二気筒と17Lタンクで日常性と遊び心を両立します。 |
| デザイン性も重視する人 | KISKAテイストの外観が“所有満足”の評判を後押しします。 |
| 国産にこだわらず新しい選択肢を試したい人 | 装備/価格バランスに優れ、入門〜ステップアップに好適です。 |
CFMOTO 400NKは以下のような人におすすめです:
- なるべく低価格で400ccネイキッドに乗りたい人
- デザイン性を重視する人
- 通勤からワインディングまで幅広く使いたい人
- 国産にこだわらず、新しい選択肢に興味がある人
「価格以上の装備内容」と評判で、コスパ重視派から高評価を得ています。
後悔するポイント
| 後悔ポイント | 具体例/回避策 |
|---|---|
| 販売網・サービス拠点が少なめ | 点検・保証で不安。購入前に最寄り正規店と提携工場を確認。 |
| リセール相場が読みにくい | 中古流通が少ない。長期所有前提か下取り条件を事前交渉。 |
| 質感/仕上げの個体差 | 電装・細部でばらつきの評判。納車前点検で不具合を洗い出し。 |
| 重量はクラス標準〜重め | 押し歩きや段差で負担。保管動線とUターン練習で対策。 |
一方で、後悔につながる声もあります:
- 国内販売網がまだ弱く、ディーラーやアフターサービスが少ない
- 中古市場の流通量が少なく、リセールが不透明
- エンジン性能は必要十分だが国産400ccより洗練度はやや劣る
- 重量が200kg超で押し歩きがやや大変
サポート体制やリセールを重視する人は、購入前に十分確認することが後悔回避の鍵です。
壊れやすさ
| 部位/項目 | 傾向 | メンテのコツ |
|---|---|---|
| エンジン/冷却 | 基本は高耐久の評価 | オイル/冷却水を規定管理。渋滞時は熱対策を意識。 |
| 電装/配線 | 個体差や初期不良報告あり | 端子防水・電圧管理。保証期間内の症状は早期申告。 |
| ブレーキ/タイヤ | 街乗り主体なら標準寿命 | 空気圧・残量・熱管理を習慣化。ロング前に点検。 |
| 駆動系/チェーン | 雨天通勤で劣化進行 | 清掃・注油サイクル短縮とテンション管理で良好維持。 |
エンジンや主要部品はKTMとの技術提携に基づき設計されており、大きな不具合報告は少ないです。ただし、電装系や細部の仕上げについては国産車と比べ品質差を指摘する声もあります。メンテナンス性は標準的ですが、部品供給に時間がかかる場合があるため、信頼できる販売店や工場と繋がっておくことが安心につながります。
カスタムパーツ
| カテゴリ | 代表例 | 効果 |
|---|---|---|
| 防風/快適 | スクリーン/ハンドガード | 高速/冬季の疲労を軽減し満足度と評価を底上げ。 |
| 防御/安心 | フレームスライダー/エンジンガード | 立ちゴケ損傷を低減し、後悔リスクを抑制。 |
| 実用/積載 | トップケース/サイドバッグ/USB | 通勤〜ツーリングを“まとめて”快適化。 |
| 排気/操作 | スリップオン/可倒式レバー | 音質・軽量化と操作感改善(保安基準順守)。 |
CFMOTO 400NKは国産車と比べカスタムパーツが少ないですが、以下が人気です:
- スクリーンやバーライザー(防風・ポジション調整)
- スライダーやガード類(立ちゴケ対策)
- 汎用トップケース・サイドバッグ(ツーリング用途強化)
- スリップオンマフラー(音質改善と軽量化)
専用パーツは少ないため、汎用品を活用するのが現実的です。
ライバル比較
| 項目 | CFMOTO 400NK | Kawasaki Z400 | Honda CB500F | KTM 390 Duke |
|---|---|---|---|---|
| キャラクター | コスパ重視ネイキッド | 軽量スポーツ | 安定・余裕派 | 軽量ハイテク系 |
| 出力/トルク感 | 約41–46 PS/中庸 | 高回転の伸び | 余裕◎(500cc) | 鋭い加速 |
| 装備重量(目安) | 約206 kg | 約167–170 kg | 約189–195 kg | 約154–160 kg |
| 電子/装備 | ABS・TFT等 | ABS中心 | 必要十分 | IMU/先進装備多め |
| ツーリング適性 | ◯(17Lで安心) | ◯ | ◎ | ◯(軽快寄り) |
| 価格感 | ◎(安価) | 中 | 中〜やや高 | 中 |
ライバルはKawasaki Z400、Honda CB500F、KTM 390 Dukeです。
- Z400:軽量で高回転まで伸びる、国内支持率No.1
- CB500F:余裕のある500ccで安定感抜群
- 390 Duke:軽量・高性能で遊び心が強い
- 400NK:価格と装備のバランスでコスパ最強クラス
「低価格で最新デザイン」という点が400NKの最大の強みです。
口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| 「見た目が良くコスパ最強」「街乗り〜ツーリングまで万能」「装備が価格以上」 | 「サービス網が少ない」「リセールが不安」「細部の質感は国産に劣る」 |
良い口コミ:
「見た目がカッコいい」「コスパが良い」「街乗りからツーリングまで万能」
悪い口コミ:
「サービス網が少ない」「リセールが読めない」「国産と比べると質感に差」
評価
| 評価項目 | 星 | コメント |
|---|---|---|
| コスパ | ★★★★★ | 装備と価格のバランスが秀逸で後悔しにくいです。 |
| 街乗り/通勤適性 | ★★★★☆ | 扱いやすい二気筒と17Lタンクで日常性が高評価です。 |
| ワインディングの楽しさ | ★★★★☆ | 中速域のバランス良好。足回りのセットで更に向上。 |
| 質感/仕上げ | ★★★☆☆ | 個体差の評判あり。納車前点検で不安を解消しましょう。 |
| 総合評価 | ★★★★☆ | 条件整備で“まとめて”満足。新興派に挑戦したい方に最適です。 |
総合評価は「★★★★☆」です。デザイン・装備・価格の三拍子が揃ったネイキッドとして高評価ですが、アフターサービスとリセールの不安をどう考えるかで評価が分かれます。
中古市場
| 年式帯 | 価格目安 | 狙い目ポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 〜2022 | 約55〜62万円 | 価格こなれ・在庫は少なめ | 電装の作動・配線取り回しと保証継承の有無を確認。 |
| 2023 | 約58〜66万円 | 状態良好な個体が増加 | タイヤ/ブレーキ/チェーンの消耗とメンテ歴を要チェック。 |
| 2024〜 | 約62〜68万円 | 低走行・保証残多め | 下取り条件とリセールを販売店と事前にすり合わせ。 |
中古流通はまだ少なく、価格は新車に近い水準です。今後普及すれば徐々に相場が安定すると予想されますが、現状では新車購入が主流です。保証や部品供給体制を確認できる正規店からの購入がおすすめです。
まとめ
CFMOTO 400NKは「価格以上の装備とデザイン」を備えたコスパ抜群のネイキッドスポーツです。通勤からツーリングまで幅広くこなし、国産400と比べても十分な性能を発揮します。一方で「販売網やリセールの弱さ」を理解せずに購入すると後悔につながります。サポート体制を確認して選べば、コストパフォーマンスに優れた相棒となるでしょう。




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