【2025年最新版】実測でわかった!最高速が遅い大型バイクランキングTOP10を徹底比較!!最高速が遅いメリットも解説

最高速が遅い大型バイクランキングTOP10 バイク
最高速が遅い大型バイクランキングTOP10

「大型バイク=速い」というイメージは根強いですが、実際に国内で販売されている現行モデルには、最高速が意外と控えめなバイクも数多く存在します。そうしたモデルは単に「遅い」のではなく、低速トルク・鼓動感・乗りやすさといった特性を重視して設計されており、むしろ一般道やツーリングでは魅力的に映ります。この記事では、国内正規販売されている400cc超の大型バイクを対象に、実測最高速が遅い順TOP10を詳しくご紹介します。速さよりも「味わい」や「楽しさ」を求める方は必見です。


大型バイクのメリット・デメリット

メリット

  • 圧倒的な存在感:車格やデザインの迫力で所有満足度が高い
  • トルクの余裕:低速から力強い加速が可能で、余裕を持ったライディングができる
  • 安定感抜群:重量とホイールベースの長さにより、高速道路での直進安定性が高い
  • カスタムパーツが豊富:アメリカンやクルーザー、アドベンチャー系は特にパーツが多く、自分好みに仕上げやすい

デメリット

  • 車体が重い:取り回しや駐車場での移動が大変
  • 維持費が高い:自動車税・保険料・タイヤなどランニングコストは中排気量より高め
  • 燃費は控えめ:排気量が大きい分、燃費は良くてもリッター20km前後
  • 最高速を使い切る場面がない:サーキット以外では法定速度を守るため、宝の持ち腐れになる場合も

最高速が遅いバイクのメリット・デメリット

メリット

  • 低速・中速での快適性:市街地やツーリング速度域で扱いやすく、疲れにくい
  • 独特のフィーリング:鼓動感やトルク感を味わえるモデルが多い
  • 初心者にも優しい:最高速が抑えられている分、スピードの出し過ぎを防ぎやすい
  • 「速さ以外の魅力」を重視:デザインや雰囲気、旅情などを楽しめる

デメリット

  • 追い越し時に余裕が少ない:高速道路での加速力が不足することもある
  • スポーツ走行には不向き:ワインディングでの鋭い加速やサーキット走行には物足りない
  • 数値上の最高速で見劣りする:スペック重視のライダーからは敬遠されがち

最高速が遅い大型バイクランキングTOP10(国内現行販売モデル・実測)

順位バイク名メーカー排気量エンジン形式実測最高速カタログ最高速新車価格(税込)特徴
1CRF450Lホンダ449cc水冷 単気筒約130km/h非公表約129.6万円公道走行可能なエンデューロ
2Himalayanロイヤルエンフィールド411cc空冷 単気筒約120〜130km/h128km/h約88〜90万円長距離&未舗装路対応
3BOLTヤマハ941cc空冷 V型2気筒約150km/h非公表約98〜105万円国産アメリカンクルーザー
4Rebel 1100ホンダ1082cc水冷 直列2気筒約161km/h非公表(リミッター有)約120〜131万円電子制御&DCT対応
5Rebel 500ホンダ471cc水冷 直列2気筒約160〜165km/h非公表約92.4万円大型入門向けクルーザー
6TMAX 560ヤマハ562cc水冷 並列2気筒約165km/h非公表約145〜164万円高性能マキシスクーター
7Interceptor 650ロイヤルエンフィールド648cc空冷 並列2気筒約170km/h170km/h約95〜100万円クラシックデザインのネイキッド
8V9 Bobberモトグッツィ853cc空冷 V型2気筒(縦置き)約175km/h非公表約143〜157万円独特な縦置きエンジン
9W800カワサキ773cc空冷 並列2気筒約177km/h非公表約124.3万円クラシックな鼓動感
10Fat Boy 114ハーレーダビッドソン1868cc空冷 V型2気筒約180km/h非公表約316.5万円圧倒的存在感のクルーザー

以下では、国内で正規販売されている現行の400cc超バイクの中から、実測で最高速が遅いモデルをランキング形式で紹介します。

1位|ホンダ CRF450L

メーカーホンダ
バイク名CRF450L
排気量449cc
エンジン形式水冷 単気筒
実測最高速約130km/h
カタログ最高速非公表
新車価格約129.6万円(税込)
中古価格相場約80〜100万円

CRF450Lは競技用CRFをベースに公道適合させた“本気のデュアルパーパス”。低速から粘る449cc単気筒は林道のガレ場や急登で強みを発揮し、極低速のトラクション制御がしやすいのが美点。一方、吸排気や燃調が環境規制対応で抑えられているため高回転の伸びは控えめで、実測最高速は約130km/hと穏当。100〜110km/hの巡航で振動・風圧の負担が増すため長距離高速は得意科目ではない。軽量な車体と高剛性フレーム、長いストロークの足回りは悪路の安心感が段違いで、舗装林道からシングルトラックまで守備範囲が広い。「速さより行動範囲」を優先するアドベンチャー派・林道ツーリング派に最適だ。

2位|ロイヤルエンフィールド ヒマラヤン

メーカーロイヤルエンフィールド
バイク名Himalayan
排気量411cc
エンジン形式空冷 単気筒
実測最高速約120〜130km/h
カタログ最高速128km/h
新車価格約88〜90万円(税込)
中古価格相場約60〜80万円

ヒマラヤンは“旅速度”に振った設計が魅力。411cc空冷単気筒は24.6psと控えめだが、下から太いトルクでトコトコ進む感覚が心地よい。実測最高速は120〜130km/h前後で高速追い越しは苦手だが、80〜100km/h巡航なら振動も少なく長時間走り続けられる。大きめの19/17インチホイールとロングストロークサス、スチールフレームのしなりが未舗装路で効く。積載前提のキャリアやプロテクター類も豊富で旅装備が組みやすい。最新ガジェットや俊敏さは求めず、景色と鼓動を味わう長旅にハマる一台。ビギナーやリターンにも扱いやすく、メカ的にも素朴で付き合いやすい。

3位|ヤマハ BOLT(ボルト)

メーカーヤマハ
バイク名BOLT
排気量941cc
エンジン形式空冷 V型2気筒
実測最高速約150km/h
カタログ最高速非公表
新車価格約98〜105万円(税込)
中古価格相場約70〜95万円

BOLTは“身の丈Vツイン”の象徴。941cc空冷V2は54PSにとどめ、低中速の粘りと鼓動感を前面に出す。ロー&ロングのポジションとベルトドライブの滑らかさが街流しにぴったりで、実測最高速は150km/h前後とクルーザー相応。姿勢的に風圧を受けやすく高速連泊ツーリングはやや疲れるが、都市圏〜下道ツーリングの気楽さは随一だ。ブレーキやサスは素直で、ハンドル換装やシート、マフラーなどカスタムの余白が広い点も楽しい。スロットルを開け過ぎず鼓動を楽しむ乗り方が似合い、スピードより雰囲気と質感を大切にするライダーに刺さる。

4位|ホンダ Rebel 1100

メーカーホンダ
バイク名Rebel 1100
排気量1082cc
エンジン形式水冷 直列2気筒
実測最高速約161km/h
カタログ最高速非公表(リミッター有)
新車価格約120〜131万円(税込)
中古価格相場約95〜120万円

レブル1100は“余裕の並列二気筒×クルーズコンセプト”。1082ccは87PS&厚いトルクで0-100km/hは俊足だが、国内仕様は速度リミッターの関係で最高速は約160km/hに制限。つまり加速の爽快感と常用域の扱いやすさを優先した味付けだ。DCTは渋滞〜ワインディングまでストレスを減らし、電子制御(トラコン・エンジンブレーキ調整・クルコン)で疲労を低減。足つき抜群で取り回しも悪くない。高速最速は望まないが**「楽に、長く、気持ちよく」**走りたい人にドンピシャ。積載やスクリーン追加でツーリング適性も伸ばしやすい。

5位|ホンダ Rebel 500

メーカーホンダ
バイク名Rebel 500
排気量471cc
エンジン形式水冷 直列2気筒
実測最高速約160〜165km/h
カタログ最高速非公表
新車価格約92.4万円(税込)
中古価格相場約65〜85万円

471ccパラツインの穏やかな鼓動と低いシート高で、大型入門の最右翼。46PSでも街〜郊外は十分快活、実測最高速は160〜165km/h程度で高速追い越しは計画的に。車体は軽く、Uターンや押し歩きも怖くない。素直なシャシーと穏やかなブレーキ特性で初心者の学びに向く。ロングではスクリーンやゲルシート、リアキャリアの追加で快適度が跳ね上がる。見た目以上に燃費が良く維持費が抑えられるのも美点。**「無理なく所有できる大型」**を探す人、毎日の足と週末の小旅行を一台でこなしたい人におすすめ。

6位|ヤマハ TMAX 560

メーカーヤマハ
バイク名TMAX 560
排気量562cc
エンジン形式水冷 並列2気筒
実測最高速約165km/h
カタログ最高速非公表
新車価格約145〜164万円(税込)
中古価格相場約100〜140万円

“スクーターの顔したスポーツツアラー”。562cc並列2気筒×CVTは常用域で俊敏、コーナリングも安定してオートマでワインディングが楽しい。装備は電動スクリーンやクルコン、グリヒ等が充実し通年快適。実測最高速はGPSで約165km/hと抑えめながら、100〜120km/h巡航は余裕綽々。積載性と二人乗り快適性も高く、都市〜高速〜峠を“荷物ごと”スマートに移動できる。チェーン整備から解放される利便性も日常で効く。スポーツバイクのピーキーさを避けつつ速さ以外の総合点を求めるライダーに最適。

7位|ロイヤルエンフィールド インターセプター650

メーカーロイヤルエンフィールド
バイク名Interceptor 650
排気量648cc
エンジン形式空冷 並列2気筒
実測最高速約170km/h
カタログ最高速170km/h
新車価格約95〜100万円(税込)
中古価格相場約75〜90万円

空冷並列2気筒の古典美と現代の信頼性を両立。47PSながら中速域に芯のあるトルクを持ち、実測最高速は170km/h前後で必要十分。ワイドなハンドルと自然なポジション、柔らかめの足回りがのんびりワインディングで映える。高速は風圧を受けやすいがスクリーン追加で改善可。価格が手頃で、メッキや塗装の仕上がりも上質感がある。キャブ風インジェクション演出や控えめな電子制御が“素の感触”を残し、機械と対話する楽しみが濃い。カフェ巡りから小旅行まで、肩の力を抜いてバイク時間を楽しむ相棒に。

8位|モトグッツィ V9 Bobber

メーカーモトグッツィ
バイク名V9 Bobber
排気量853cc
エンジン形式空冷 V型2気筒(縦置き)
実測最高速約175km/h
カタログ最高速非公表
新車価格約143〜157万円(税込)
中古価格相場約100〜130万円

縦置きVツイン×シャフトの個性派。55PSでも低回転からの押し出しが強く、軽いスロットルでグッと前に出る。実測最高速は175km/h前後で、最高速追求よりも中速の豊かなトラクションと独自のバンク感覚を味わう設計。OHVならではのメカニカルな鼓動、軽めのハンドリング、上質な塗装と金属感が所有欲を満たす。長距離はスクリーンやハイシートで快適化できる。電子制御は必要最小限で、アナログ感を楽しみたい大人に向く。街角で映えるシルエットも魅力で、“走る工芸品”としての満足度が高い。

9位|カワサキ W800

メーカーカワサキ
バイク名W800
排気量773cc
エンジン形式空冷 並列2気筒
実測最高速約177km/h
カタログ最高速非公表
新車価格約124.3万円(税込)
中古価格相場約90〜115万円

バーチカルツインの鼓動、ベベルギアの機械美、そして端正なスタイル。48PSと控えめだが、低回転の粘りでトコトコ走る快感が格別。実測最高速は177km/h前後、高速は100〜110km/h巡航が気持ちいい上限。過度に締め上げないサスと自然なステアが長時間でも疲れにくく、景色を楽しむツーリングで真価を発揮する。必要十分のABSやアシストスリッパーで扱いやすく、質感の高いメッキや塗装が所有する喜びを支える。数値より情緒を重視するクラシック派に最適な常用“遅速”の名機。

10位|ハーレーダビッドソン Fat Boy 114

メーカーハーレーダビッドソン
バイク名Fat Boy 114
排気量1868cc
エンジン形式空冷 V型2気筒
実測最高速約180km/h
カタログ最高速非公表
新車価格約316.5万円(税込)
中古価格相場約250〜300万円

重厚なミルウォーキーエイト114搭載。1868ccの大排気量は強烈なトルクで低速から路面を押し出し、街中のストップ&ゴーやパレードランで圧倒的な余裕を見せる。実測最高速は約180km/hで早々に頭打ちだが、それ以上は不要と思わせる安定感と存在感がこの車の価値。広いステップと重厚な直進性はハイウェイ巡航で真価を発揮し、ロー&ロングのフォルムは所有の歓びそのもの。装備・仕立て・クロームの輝きまで風格で走る一台。速さの数字ではなく、大排気量クルーザーの時間を味わいたい人へ。

まとめ

「大型バイク=速い」という固定観念は、今回のランキングで覆されたのではないでしょうか。実測最高速は控えめでも、それぞれのバイクには鼓動感・雰囲気・扱いやすさといった他にはない魅力があります。高速域での速さを追うのではなく、自分にとって心地よい速度で走れることこそが、バイクライフを豊かにしてくれます。

もしあなたが「速さよりも楽しさを優先したい」と思うなら、今回のランキングに登場したバイクは有力な候補となるでしょう。

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