ミラーレスカメラを選ぶときに迷いやすいのが、各メーカーの人気中級機です。今回は「LUMIX G99」「OM SYSTEM OM-5」「Sony α6400」「Canon EOS R10」の4機種を徹底比較。静止画・動画のバランスや携帯性、操作性など、それぞれに強みと弱みがあります。この記事を読めば、自分に合った1台が見つかります。
【この記事でわかること】
- 4機種のスペックと価格の違い
- それぞれの特徴と使い心地
- 実際に使って感じる強み・弱み
- 用途別のおすすめモデル
- 購入者の口コミとリアルな評価
スペック・価格表
| モデル | センサー | 有効画素数 | 動画性能 | 重量 | 価格目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| LUMIX G99 | マイクロフォーサーズ | 約2,030万画素 | 4K/30p | 約536g | 約11万円 |
| OM SYSTEM OM-5 | マイクロフォーサーズ | 約2,037万画素 | 4K/60p | 約414g | 約14万円 |
| Sony α6400 | APS-C | 約2,420万画素 | 4K/30p | 約403g | 約13万円 |
| Canon EOS R10 | APS-C | 約2,420万画素 | 4K/60p | 約429g | 約12万円 |
この4機種はすべて中級者向けとして人気の高いモデルです。LUMIX G99とOM-5はマイクロフォーサーズで携帯性と安定性に強く、α6400とEOS R10はAPS-Cで高画質を実現。価格帯は大きく変わらないため、用途や撮影スタイルを意識して選ぶのがポイントです。
特徴と第一印象
LUMIX G99

写真と動画のバランスがよく、手ブレ補正も強力なモデルです。グリップが大きく操作性が良いため、一眼らしい使い心地を求める人に人気。ただし発売から時間が経っており、最新機種と比べると処理性能はやや古め。価格は下がっておりコスパ重視で選びやすいのが魅力です。
OM SYSTEM OM-5

小型軽量ながら防塵防滴性能を備え、アウトドアで活躍する万能カメラ。手ブレ補正の性能は業界トップクラスで、動画・夜景撮影に強いのが特徴です。静止画の画質はAPS-Cに劣る部分もありますが、持ち運びやすさと機能の豊富さで高い評価を得ています。
Sony α6400

高速AFと瞳AFが優秀で、ポートレートや動きものの撮影で失敗が少ないのが強み。動画性能はシンプルですが十分実用的で、コンパクトながらAPS-Cの高画質を楽しめます。ただし手ブレ補正が非搭載なので、レンズや撮影方法でカバーが必要です。
Canon EOS R10

EOS Rシステムの中では比較的軽量・低価格ながら、高速連写とAIベースの被写体認識AFを搭載。初心者にも扱いやすい設計です。動画性能も4K/60pに対応しており、入門から中級者まで幅広く使えます。ボディ内手ブレ補正がないのは惜しいですが、純正レンズとの組み合わせで安定感があります。
実際に使って良かった点
LUMIX G99
グリップが深くて持ちやすい
バリアングル液晶で自撮り・動画に便利
強力な手ブレ補正で安心撮影
OM SYSTEM OM-5
圧倒的な手ブレ補正
小型軽量で旅行に最適
防塵防滴で屋外撮影に強い
Sony α6400
高速かつ正確な瞳AF
軽量ながら高画質APS-C
レンズ交換で幅広い表現が可能
Canon EOS R10
高速連写が得意
被写体認識AFが優秀
4K/60p動画に対応
気になった点
LUMIX G99
発売から時間が経過し処理性能は旧世代
高感度耐性が弱め
APS-C機に比べるとボケ量が控えめ
OM SYSTEM OM-5
APS-Cに比べ画質で劣る部分あり
EVFがやや小さい
価格がやや高め
Sony α6400
ボディ内手ブレ補正なし
メニューが複雑で初心者には難しい
長時間動画撮影で熱問題
Canon EOS R10
ボディ内手ブレ補正がない
EVFがエントリークラス相当
バッテリー持ちが普通
用途別おすすめモデル
| 用途 | おすすめモデル |
|---|---|
| 旅行・登山・アウトドア | OM SYSTEM OM-5 |
| 動画撮影・Vlog | LUMIX G99 |
| ポートレート・動体撮影 | Sony α6400 |
| オールラウンドに使いたい | Canon EOS R10 |
旅行やアウトドアなら軽量で防滴仕様のOM-5、動画主体なら操作性の良いG99、動体撮影やポートレートならAF性能が優秀なα6400、オールラウンドに使うならバランスの取れたEOS R10がおすすめです。用途を明確にすると後悔のない選択につながります。
購入者の口コミ
| モデル | 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|---|
| LUMIX G99 | 「操作性が良く動画も撮りやすい」 | 「暗所性能はあまり強くない」 |
| OM SYSTEM OM-5 | 「軽くて手ブレ補正が強力」 | 「画質面ではAPS-Cに劣る」 |
| Sony α6400 | 「瞳AFが本当に便利」 | 「手ブレ補正がなく動画は不便」 |
| Canon EOS R10 | 「AFが賢く初心者でも使いやすい」 | 「ボディ内手ブレ補正が欲しかった」 |
口コミを見ると、それぞれのモデルに明確な長所と短所があることがわかります。ユーザーの評価は実際の使用感を反映しており、購入前に参考になります。特にAFや手ブレ補正といった機能面は、撮影ジャンルによって評価が分かれるポイントとなっています。
どんな人におすすめか
| モデル | おすすめの人 |
|---|---|
| LUMIX G99 | 動画やVlogを中心に楽しみたい人 |
| OM SYSTEM OM-5 | 旅行や登山などアクティブに撮影したい人 |
| Sony α6400 | ポートレートや動体撮影をしたい人 |
| Canon EOS R10 | 写真も動画もオールラウンドに楽しみたい人 |
カメラはスペックだけでなく「誰に合うか」が重要です。G99は動画好きに、OM-5は旅好きやアウトドア派に、α6400は動きものを撮りたい人に、R10はバランスを求める人に最適。自分の使い方を想像しながら選ぶと、長く満足できる一台になります。
まとめ
LUMIX G99は「動画性能と操作性」、OM SYSTEM OM-5は「小型軽量と手ブレ補正」、Sony α6400は「AF性能と高画質」、Canon EOS R10は「バランスの良さ」がそれぞれの魅力です。最新機種と旧モデルが混在しているため、価格や機能のバランスを見極めることが後悔しない選び方につながります。







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