カメラ選びで迷いやすいのが「写真重視か、動画重視か」というポイント。
今回比較する Nikon Z 50・SONY ZV-1 II・SONY α6400 は、いずれも初心者〜中級者に人気のモデルですが、それぞれ方向性が大きく異なります。Z 50は本格的な写真撮影を意識したミラーレス一眼、ZV-1 IIは動画撮影に特化したVlogカメラ、α6400は万能型のAPS-Cミラーレス。この記事を読むことで、自分のスタイルに合った1台を見つけられるはずです。
【この記事でわかること】
- Nikon Z 50・SONY ZV-1 II・SONY α6400のスペックと価格の違い
- それぞれの特徴と使い心地(初心者にやさしい解説)
- 実際に使った人の口コミ(良い点・悪い点)
- 用途別のおすすめモデル(写真・動画・旅行など)
- どんな人に最適かがひと目でわかるまとめ
スペック・価格表
| モデル名 | 発売時期 | センサーサイズ | 有効画素数 | 重量 | 動画性能 | 価格目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Nikon Z 50 | 2019年 | APS-C | 2088万画素 | 約450g | 4K/30p | 約10万円(ボディ) |
| SONY ZV-1 II | 2023年 | 1.0型 | 2010万画素 | 約292g | 4K/30p・アクティブ手ブレ補正 | 約12万円 |
| SONY α6400 | 2019年 | APS-C | 2420万画素 | 約403g | 4K/30p | 約12万円(ボディ) |
この表を見ると、Nikon Z 50とSONY α6400はAPS-Cセンサー搭載の本格派で、ZV-1 IIは動画用に特化した1.0型センサー機であることが分かります。Z 50は重量がやや重めですがグリップ感が良く安定感があります。ZV-1 IIは最軽量で持ち運びやすく、動画配信向け。α6400は画素数が高く万能型で、価格も同クラスながら性能バランスが優秀です。
特徴と第一印象
Nikon Z 50

Zシリーズ初のAPS-Cミラーレスとして登場したNikon Z 50は、写真に強い1台。操作系がフルサイズ機に近く「本格的な一眼を使っている感覚」が得られるのが魅力です。EVFを搭載しているため、ファインダーを覗いて撮影でき、屋外での視認性も抜群。コンパクトながらしっかりしたグリップでホールド感も良好です。動画機能はシンプルで、Vlog用途にはやや物足りなさがありますが、静止画重視の人にはコスパの良い選択肢といえるでしょう。
SONY ZV-1 II

Vlog専用機として登場したZV-1 IIは、軽量ボディと広角寄りのズームレンズを搭載。小型センサーながらも動画性能に優れ、手持ち撮影でも滑らかな映像を残せます。顔認識・商品レビュー用のフォーカス切り替えなど、動画配信を前提とした機能が豊富で「YouTubeやSNSで動画投稿を始めたい人」にピッタリ。ただし、レンズ交換ができないため、カメラとしての拡張性は低い点に注意が必要です。
SONY α6400

写真・動画の両方をバランス良くこなせる万能型。2420万画素のAPS-Cセンサーに加え、オートフォーカス性能は同クラスでもトップレベル。特に「リアルタイム瞳AF」はポートレートや動きのある被写体撮影で強力です。動画も4K撮影対応で、モニターが前に回転するため自撮りにも向いています。発売から時間が経っていますが、いまだに現役で人気が高いモデルです。
実際に使って良かった点(強み)

Nikon Z 50
グリップが深く、長時間持っても疲れにくい
EVF付きで屋外でも撮影が快適
APS-Cセンサーらしい高画質な写真
SONY ZV-1 II
軽くて持ち運びやすい
動画向け機能が充実(商品レビュー・美肌モードなど)
マイク性能が高く、外部マイクなしでも十分使える
SONY α6400
瞳AFが優秀で失敗ショットが少ない
静止画も動画もバランス良く撮れる
レンズ交換で幅広い表現が可能
気になった点(弱み)

Nikon Z 50
動画機能がシンプルでVlogには不向き
手ブレ補正はボディ非搭載
対応レンズがまだ少なめ
SONY ZV-1 II
レンズ交換不可で拡張性に欠ける
バッテリー持ちが短い
センサーサイズが小さいため暗所に弱い
SONY α6400
ボディ内手ブレ補正なし
メニューが複雑で初心者には難しい部分も
発売から時間が経っており、後継機の選択肢も検討したい
用途別おすすめモデル
| 用途 | おすすめモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 写真重視・旅行で風景を撮りたい | Nikon Z 50 | ファインダー付きで日中の撮影が快適。APS-C画質も優秀。 |
| Vlog・YouTube配信 | SONY ZV-1 II | 動画撮影に特化した機能と軽量さで手軽に持ち歩ける。 |
| 写真と動画をバランス良く | SONY α6400 | 高画質+優秀なAFで幅広いジャンルに対応可能。 |
おすすめモデルを用途別に見ると、選び方が一気に分かりやすくなります。旅行や風景写真を重視するなら、ファインダー付きで安心して構図を決められるZ 50が魅力的。動画中心であれば、軽くて機能が豊富なZV-1 IIが最適です。両方を欲張りたい方には、AF性能やレンズ交換の自由度が高いα6400がバランス良く活躍してくれます。
購入者の口コミ
| モデル | 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|---|
| Nikon Z 50 | 「軽いのに写りが本格的」「握りやすくて安心感がある」 | 「動画機能がシンプルすぎる」「レンズの選択肢が少ない」 |
| SONY ZV-1 II | 「動画がとにかく撮りやすい」「手軽に持ち運べる」 | 「バッテリーがすぐ切れる」「暗い場所ではノイズが気になる」 |
| SONY α6400 | 「AFが速くて子供の撮影でも失敗が少ない」 | 「手ブレ補正が欲しい」「メニューが難しくて慣れるまで大変」 |
口コミを比較すると、それぞれの個性がはっきり見えてきます。Z 50は「写真画質や握りやすさ」に高評価が多い反面、レンズや動画機能の弱さが不満点。ZV-1 IIは動画性能や軽量さで絶賛されますが、暗所性能や電池持ちに課題があります。α6400はAF性能や汎用性に評価が高いものの、手ブレ補正や操作系でやや苦戦する声が目立ちます。
どんな人におすすめか
| モデル | おすすめの人 |
|---|---|
| Nikon Z 50 | 「写真をしっかり学びたい初心者」「旅行や風景撮影が好きな人」 |
| SONY ZV-1 II | 「YouTubeやVlogを始めたい人」「荷物を軽くしたい人」 |
| SONY α6400 | 「写真も動画も両方やりたい人」「子供やペットを撮りたい人」 |
この表から分かるように、Z 50は写真学習や風景撮影を楽しみたい人に向いています。ZV-1 IIは動画投稿や日常Vlogに特化したユーザーに最適で、特に初心者がすぐに始めやすいモデル。α6400はオールラウンドな性能を持つため、家族写真から趣味の動画撮影まで幅広く使いたい人にフィットします。目的に合わせた選び方が後悔しないコツです。
まとめ
カメラ選びで迷ったときに一番大切なのは、「自分が何を撮りたいか」を明確にすることです。今回比較した Nikon Z 50・SONY ZV-1 II・SONY α6400 は、いずれも初心者から中級者に人気がありますが、それぞれ方向性がはっきり分かれています。
まず Nikon Z 50 は、写真撮影をしっかり学びたい人におすすめの1台。APS-Cセンサーによる高画質とファインダー撮影のしやすさ、さらに握りやすいグリップで安定感のある撮影が可能です。旅行や風景撮影で「写真を残すこと」をメインに考えるなら、コストパフォーマンスの高い選択肢になります。
一方で SONY ZV-1 II は、明確に動画用途に特化したモデル。小型軽量で持ち歩きやすく、商品レビューや自撮り向けの専用機能が充実しているため、YouTubeやVlogにチャレンジしたい人にピッタリです。レンズ交換ができないという制約はありますが、逆に「設定に悩まずすぐに動画を撮りたい」というニーズには最適です。
そして SONY α6400 は、写真と動画をバランスよく撮影したい人に向いた万能機。高精度な瞳AFによりポートレートや動体撮影にも強く、4K動画や自撮りモニターにも対応するため幅広い使い方が可能です。発売から時間が経っていますが、完成度が高いためいまなお多くのユーザーに支持されています。
まとめると、
- 写真重視なら → Nikon Z 50
- 動画重視なら → SONY ZV-1 II
- 写真も動画も両方なら → SONY α6400
という選び方がわかりやすいでしょう。カメラは一度購入すると長く使う機材です。後悔しないためにも「撮りたい被写体」「発信したいスタイル」を意識して、自分に合った1台を選ぶのがベストです。






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