これまでα7 IIIを使っていた私が、より高解像&動画性能を求めて乗り換えたのがSony α7 IVです。33MPの新型BSIセンサーとBIONZ XRプロセッサを搭載し、まるでプロのような描写力に感動。価格帯は高めですが、そのパフォーマンスを見ると納得できます。
撮っていて「このカメラで良かった」と心から思えるほど、操作性・描写力・操作性すべてに満足しています。本記事では使ってわかったメリット・デメリットを、初心者にもわかりやすく正直にまとめました。
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特徴と第一印象|操作の進化と質感の向上に驚いた!
α7 IVの第一印象は「しっかりした質感と親しみやすさ」。約658gという重量ながら、マグネシウム合金ボディ&防塵・防滴仕様で信頼感あり。グリップが深く握りやすく、長時間でも疲れにくい印象です。
モードダイヤル+大型ファンクションダイヤルの採用で直感操作がしやすくなり、ビギナーから上級者まで違和感なく使えます。さらにバリアングル液晶やタッチ操作、進化した新メニューなど、「プロ向けだけど初心者にも優しい設計」が随所に見られます。
実際に使って良かった点(強み)

✅ 33MP BSI‑CMOSセンサーによる高解像で柔軟な編集が可能
α7 IIIの24MPから約33MPに高解像化されたことで、トリミング耐性や大判プリント時の画質に余裕が生まれました。写真を現像する際も、細部までしっかり描写されている感覚です 。
✅ デュアルスロット対応 & CFexpress Type A対応
安定性のあるデュアルカードスロットを搭載し、CFexpress Type Aにも対応。大容量RAWや4K動画の撮影でも安心して運用できます。バッファ容量も深く、JPEGなら1000枚以上連写可能な点も信頼性が高いですね 。
✅ 性能の高い5軸ボディ内手ブレ補正(約5.5段分)
Sony独自のSteadyShotによるIBISを搭載し、暗所や望遠域でもシャープに撮影可能。レンズ側の手ブレ補正と連携することで、ブレに強い運用が可能です 。
✅ リアルタイム瞳AF・動物・鳥対応の高精度AF
759点の位相差AFとリアルタイム追尾により、動く被写体も確実に捉えます。鳥や動物にも対応しており、構図から外れていてもAFがしっかり追従してくれるのが頼もしいです 。
✅ 動画性能が充実(4K60p 10bit 4:2:2、S‑Log3、Oversampling)
4K60p(Super 35)だけでなく4K30pでは7Kオーバーサンプリング映像も選べ、画質は非常に高精細。10bit記録やS‑Log3があり、カラグレにも対応可能。プロフェッショナル寄りの動画制作にも耐えうる仕様です 。
使って気になった点(弱み)

❌ 最大10コマ/秒の連写が一部RAWで制限される
連写性能は十分強力なものの、14bitの非圧縮RAWでは6コマ/秒に制限されます。12bit圧縮RAWなら10コマいけますが、ダイナミックレンジに妥協が必要です 。
❌ EVF視野内ブラックバックやリフレッシュ遅延が微妙にある
3.69Mドット・120fpsのEVFは高精細ですが、瞬時の動きや暗所ではほんのわずか表示の追従に違和感を感じる場面もあります。完全にストレスフリーというわけではありません 。
❌ 価格帯が上がったことで初心者にはややハードル高い
発売価格は約2,500 USD(約30万円)と、α7 IIIより上がっています。性能には納得ですが、エントリー機として考えると少しためらう価格感かもしれません 。
❌ 動画時のクロップや熱対策に注意
4K60p撮影はSuper35クロップがかかります。また、長時間連続撮影時には発熱による自動停止やフレーム落ちの懸念があり、真夏や密室での運用には注意が必要です 。
❌ メニューが改善されたがまだ奥深い操作が必要
新UI導入で一部改善されたものの、Sony特有の複雑な階層表示は慣れが必要。初心者には時間をかけて覚える必要がある部分です 。
SONY α7 IV スペック表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| センサー | 35mmフルサイズ BSI CMOS |
| 有効画素数 | 約3300万画素 |
| ISO感度 | 100〜51200(拡張で50〜204800) |
| 手ブレ補正 | 5.5段 5軸ボディ内手ブレ補正 |
| AFシステム | 759点 位相差AF+リアルタイムトラッキング |
| 連写性能 | 最大10コマ/秒(メカ・電子シャッター) |
| 動画性能 | 4K60p(Super35)/ 4K30p(7K Oversampling)/ FHD 120p |
| ファインダー | 0.5型 約369万ドット OLED(120Hz対応) |
| 液晶モニター | 3.0型 バリアングル 約104万ドット タッチ対応 |
| メディアスロット | デュアルスロット(CFexpress Type A/SD UHS-II対応) |
| バッテリー | NP-FZ100 約580枚(CIPA) |
| 質量 | 約658g(バッテリー・メディア含む) |
| サイズ | 約131.3 x 96.4 x 79.8 mm |
| 価格帯(2025年8月時点) | 約30〜33万円 |
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旧モデルとの違い|α7 IIIと比べてどう進化した?
α7 IVは、前モデルであるα7 IIIと比較して、静止画・動画の両面で大幅な進化を遂げています。特に動画性能の向上は目覚ましく、4K60pの記録やS-Cinetoneの搭載により、映画のような階調豊かな表現が可能になりました。また、背面液晶のバリアングル化や、ファインダー解像度の向上など、操作性も改善。AFは被写体認識能力が格段にアップし、動体追従や瞳AFの精度がより信頼できるものになりました。
センサーは画素数が約2420万から3300万へとアップし、解像感の高い描写が可能に。さらに、ボディ内手ブレ補正が5段から5.5段へと強化され、手持ち撮影でも安定した映像が得られます。価格は若干上がりましたが、全体的な機能性の進化を考えれば納得の内容です。
他機種との比較|Z 5・Z 7II・α7 IVの違いは?
以下の比較表で、同価格帯・同クラスの人気モデルと比べた違いを整理します。
| 機種名 | 画素数 | 手ブレ補正 | AF性能 | 動画性能 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|
| SONY α7 IV | 約3300万 | 5.5段・5軸 | 759点・リアルタイム瞳AF | 4K60p / 7K Oversample | 約30〜33万円 |
| Canon EOS R8 | 約2420万 | 非搭載 | デュアルピクセルCMOS AF II | 4K60p(クロップ) | 約22〜25万円 |
| Nikon Z 5 | 約2432万 | 5段・5軸 | 273点・コントラストAF寄り | 4K30p(クロップ) | 約15〜18万円 |
| Nikon Z 7II | 約4575万 | 5段・5軸 | 493点・高速AF | 4K60p(1.08xクロップ) | 約32〜36万円 |
α7 IVは性能バランスが非常に良く、「静止画・動画どちらも本気でやりたい人」に適しています。Z 5やEOS R8は価格が魅力で入門者におすすめですが、動画性能やAF面ではα7 IVが一歩リード。Z 7IIは高画素機で静止画に特化した用途に向いており、価格もやや高めです。α7 IVはその中間に位置し、特にVlogや作品制作を意識したユーザーには最も適した万能機と言えるでしょう。
購入者の口コミまとめ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| AFの精度が高く、瞳AFが便利 | 価格が高く、手軽には買えない |
| 4K60p動画が撮れるのが嬉しい | ボディがやや大きく重い |
| UIが改善されていて操作しやすい | 初期設定に時間がかかる |
| バリアングル液晶でVlogも快適 | 熱停止が気になるとの報告も |
| 高感度耐性が強く夜景も安心 | RAWの容量が大きく、保存に注意 |
総評|このカメラはこんな人におすすめ!
• 写真も動画も妥協せず撮りたい人
• VlogやYouTubeで本格的な映像を残したい人
• 高精度のAFで人物や動物を撮りたい人
• 将来的にプロを目指したい初心者〜中級者
• 映像作品を制作しているクリエイター全般
まとめ|レビューを通しての感想と購入時の注意点
SONY α7 IVは、静止画・動画・AF・手ブレ補正などすべての要素が高水準でまとまった、まさに「オールラウンダーの王道機」。α7 IIIの正統進化として期待を裏切らない完成度であり、プロユースにも耐えうる性能を有しています。価格はやや高めですが、長く使えるカメラとしてコストに見合う価値があります。
注意点としては、動画撮影時の発熱、記録メディアの選定(CFexpress Type A対応)、RAWの保存容量など、ある程度の運用知識が求められる点。また、カメラ本体の重さも考慮し、手持ち撮影用にジンバルなどを併用するのもおすすめです。
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