どれが正解?動画も写真も撮りたい人の永遠の悩み
Vlogカメラを探していると必ず候補に挙がるのが「ZV-E10 II」「ZV-E10」「α6400」。いずれもソニー製のAPS-Cミラーレスカメラで、手に取りやすい価格帯ながら、画質も性能も高く、人気モデルです。しかしそれぞれに強みや弱みがあり、「どれを選ぶべきか分からない」と悩む方は少なくありません。私自身も実際に3台すべてを使ってきましたが、それぞれに明確な個性があることを実感しています。
この記事では、ZV-E10 II・ZV-E10・α6400の違いを徹底比較し、初心者やVlog入門者でも後悔しないカメラ選びができるように丁寧に解説していきます。
この比較記事でわかること
• 各モデルのスペック・特徴の違い
• 初心者・Vlogger・写真派に合うモデルはどれか
• 価格や使い勝手の差
• 後悔しやすいポイント
• 実際に使って感じた強み・弱み
スペック比較表
| モデル名 | ZV-E10 II | ZV-E10 | α6400 |
|---|---|---|---|
| 発売年 | 2024年 | 2021年 | 2019年 |
| センサーサイズ | APS-C | APS-C | APS-C |
| 手ブレ補正 | 動画のみ電子補正 | 電子手ブレ補正 | なし(対応レンズで補完) |
| ファインダー | なし | なし | あり(約236万ドット) |
| 重さ | 約377g | 約343g | 約403g |
| 価格(ボディ) | 約12〜13万円 | 約9〜10万円 | 約11〜12万円 |
ZV-E10 IIは新機能を搭載しつつも、ZV-E10と比べて大きく価格が跳ね上がることはなく、Vlog入門者にとって非常に魅力的な進化系。一方、α6400はファインダー搭載と連写性能などから写真にも力を入れたい人向け。電子手ブレ補正はZVシリーズにしかなく、動画撮影時の安心感に差が出ます。
各モデルの特徴と評価
ZV-E10 II

ZV-E10 IIは、Vlog撮影に特化したZVシリーズの最新モデルです。AIオートフレーミング機能や新設計のマイクシステムにより、動きながらの自撮りや少人数の対談撮影などに対応。手ブレ補正は電子式ながら、強力な被写体認識AFとの組み合わせで非常に安定した映像が撮れます。スマホ感覚で操作できるタッチパネルUIも搭載され、初心者にも扱いやすい点が魅力。静止画よりも動画中心のユーザーや、SNS向けコンテンツを作成する人には最適な1台です。
• 特徴:Vlog向けに進化した新世代モデル。AIオートフレーミングや高性能マイクを搭載し、動画撮影がより直感的に。
• 評価:画質や使い勝手は抜群だが、価格がやや高め。手ブレ補正が電子式のため過信は禁物。
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ZV-E10

ZV-E10は、コスパに優れたVlog向けミラーレスカメラとして大人気のモデルです。背景ぼかしや商品レビュー用フォーカス切り替えなど、YouTuberや動画投稿者のニーズを意識した機能が充実。軽量なボディと扱いやすいUIは、初めてのミラーレスカメラとしても優秀です。ただしEVF(ファインダー)が非搭載なので、屋外の明るい場面でモニターが見づらいことも。動画入門者やカジュアルな撮影を楽しみたい方には、間違いない1台といえます。
• 特徴:動画特化の入門機。手軽に背景ボケができる「商品レビュー用設定」など、初心者に優しい設計。
• 評価:価格が魅力で軽量。EVFがない点とバッテリー持ちがやや弱い点には注意。
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α6400

α6400は、ソニーのAPS-Cミラーレスの中でもバランスの良いオールラウンダーです。瞳AFの精度はトップクラスで、人物撮影や動体の追尾にも強みを発揮します。高性能なセンサーと連写性能により、静止画メインの人にも根強い人気。さらに動画も4K撮影に対応し、カスタマイズ性も高いため、撮影スタイルにこだわりたい中級者以上にもおすすめです。一方で、手ブレ補正が非搭載である点や、チルトモニターの自由度がやや限定的な点は注意が必要です。
• 特徴:写真と動画のバランスが良く、AF性能も高評価。ファインダー付きで構図確認しやすい。
• 評価:やや古さを感じるが、今でも通用する万能機。手ブレ補正がない点が惜しい。
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どんな人にどのモデルがおすすめ?
| モデル | おすすめな人の特徴 |
|---|---|
| ZV-E10 II | ・最新のVlog機を求める人 ・スマホからステップアップしたい人 ・YouTube・TikTok向け動画を高画質で撮りたい人 ・AIオートフレーミングなど最新機能を重視する人 ・軽量で扱いやすい機種を探している人 |
| ZV-E10 | ・コスパ重視で初めてのミラーレスを買いたい人 ・Vlog入門機として試してみたい人 ・レンズ交換も楽しみたい人 ・軽くて持ち運びやすいカメラが欲しい人 ・静止画より動画撮影をメインに考えている人 |
| α6400 | ・写真と動画の両方をしっかり撮りたい人 ・ファインダーを使って構図をしっかり決めたい人 ・動体撮影に強いAF性能を求める人 ・旅行・風景・ポートレートなど幅広く撮影したい人 ・本格的なレンズ交換やシステム構築を考えている人 |
それぞれの後悔ポイント
| モデル | 後悔しやすいポイント |
|---|---|
| ZV-E10 II | ・電子手ブレ補正の限界がある ・光学手ブレ補正がなく動画でブレやすい ・バッテリー持ちはやや短め ・価格が上がり旧モデルとの差が曖昧 ・レンズ選びによって重くなりがち |
| ZV-E10 | ・EVF(ファインダー)が非搭載で屋外が見づらい ・バッテリーの減りが速い ・ボディ内手ブレ補正がないためブレやすい ・AF駆動音が内蔵マイクに入ることも ・一部機能がタッチ操作に非対応 |
| α6400 | ・ボディ内手ブレ補正が非搭載 ・タッチパネルの使い勝手が限定的 ・動画撮影中はモニターが固定で操作性に難あり ・バリアングルモニターではなくチルト式 ・発売年が古く、やや型落ち感がある |
まとめ:どれを買えば後悔しない?
3台とも価格・性能ともに魅力的ですが、「何を撮りたいか」で選ぶべきモデルが変わります。
• ZV-E10 II:予算が許せばVlog特化の完成形。撮って出しで美しい動画が撮れるのは大きな魅力。
• ZV-E10:とにかくコスパ。これ1台でも十分にSNSやYouTubeに使えるクオリティ。
• α6400:静止画をしっかり楽しみたい人におすすめ。動画もこなせるバランス機。






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