「原付免許で乗れる本格スポーツバイク」として一世を風靡した名車、ホンダ NS-1(エヌエスワン)。
NSR風のフルカウルデザインと、2ストローク単気筒エンジン+6速ミッションを組み合わせた、異色の原付です。
1990年代の2ストブームを象徴する1台であり、現在でもコアなファンが多く、プレミア価格で取引される伝説的な存在となっています。
この記事では、NS-1の魅力・スペック・弱点・ライバル比較・中古価格まで、
購入前に必ず知っておきたい全情報を網羅的に紹介します。
【この記事でわかること】
• NS-1のスペックと走行性能の魅力
• どんな人におすすめか
• 実際の後悔ポイントや故障しやすさ
• 同世代ライバル(TZR50/RG50Γ)との比較
• カスタム性・口コミ・中古相場など
• 後悔しないための選び方
NS-1のスペック表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| バイク名 | ホンダ NS-1 |
| 排気量 | 49cc |
| エンジン形式 | 空冷2スト単気筒 |
| カタログ燃費 | 約35km/L |
| 実燃費 | 25〜30km/L |
| タンク容量 | 7.0L |
| 航続距離 | 約200〜240km |
| 新車価格 | 約25万円(当時) |
| 中古車価格相場 | 約20万〜60万円 |
このバイクがオススメな人
| 対象 | 理由 |
|---|---|
| ミニバイクでもMT&フルカウルに乗りたい人 | NSR風のレーシーな見た目とギア操作が魅力 |
| レトロなスポーツモデルを探している人 | 90年代の2ストスポーツブームを象徴するモデル |
| 原付ながら走りを楽しみたい人 | ポジションやコーナリング性能が高水準 |
| コレクション・趣味バイクが欲しい人 | 希少性が高く、所有満足度が非常に高い |
| カスタムベースを探している人 | 外装・吸排気などパーツの自由度が高い |
NS-1は、「原付でスポーツ走行を楽しみたい人」や「MT操作にこだわりたい人」にピッタリな1台です。
90年代のNSR250Rを彷彿とさせるフルカウルボディ、タンク型メットイン、攻めた乗車姿勢など、
当時の走り屋気質を色濃く残す、趣味性全開の原付といえるでしょう。
このバイクで後悔するポイント
後悔ポイント | 内容 |
|---|---|
| 乗り心地が硬い | 本格スポーツバイク寄りの設計で街乗り向きではない |
| メットインがない | 見た目はスクーター風だが収納ゼロ |
| 故障やメンテ頻度が高い | 旧車&2スト特有のトラブルが多い |
| 部品供給が難しい | 生産終了から年月が経ち、パーツ入手が困難 |
| 燃費は良くない | 2スト特有の燃費とオイル消費 |
NS-1はとにかく“趣味性が強く、実用性は低め”なバイクです。
街乗りではポジションが窮屈で、メットインもないため積載は皆無。
さらに、古い2ストエンジンのため故障リスクが高く、ある程度の整備知識や予算が必要です。
故障しやすさと注意点
| 部位 | 内容 |
|---|---|
| キャブレターの詰まり | 長期間放置や旧ガソリンが原因でトラブルが起きやすい |
| 電装系 | ハーネスやウインカーリレーなどが経年劣化で不調に |
| エンジン焼き付き | オイル切れや混合比不良が原因 |
| クラッチ周り | 操作性のクセがあり、調整が必要 |
| タコメーター不良 | 中古車でのトラブル事例が多い |
2スト車であるNS-1は、キャブレター・オイル管理・電装系などに注意が必要です。
とくに長期保管されていた車両では、キャブの詰まりや焼き付きトラブルが多発しています。
中古車購入時には、メンテ履歴の有無やカスタム状況を必ず確認しましょう。
ライバルバイクとの比較
| 項目 | NS-1 | ヤマハ TZR50 | スズキ RG50Γ |
|---|---|---|---|
| 最高速 | 90km/h前後 | 90〜95km/h | 85km/h前後 |
| 馬力 | 7.2ps | 7.2ps | 7.2ps |
| エンジン | 空冷2スト単気筒 | 水冷2スト単気筒 | 空冷2スト単気筒 |
| 新車価格(当時) | 約25万円 | 約27万円 | 約24万円 |
| 特徴 | ミッション&フルカウルでNSR風の見た目 | より本格的な水冷スポーツ | 当時のスズキの軽量スポーツモデル |
NS-1の主なライバルは、同時期の2ストスポーツモデルであるヤマハ TZR50とスズキ RG50Γ。
どのモデルも7.2psの2ストエンジンを搭載しつつ、NS-1は最もスクーター風の見た目と利便性を併せ持っていました。
本格派にはTZR、水冷にこだわらない軽快さではNS-1やRGが選ばれていました。
カスタムパーツの選択肢
| カスタム部位 | 充実度 | 特徴 |
|---|---|---|
| チャンバー | ★★★★★ | 排気効率&音質改善に最も人気のカスタム |
| リアサス | ★★★★☆ | 乗り心地と安定性が向上 |
| バックステップ | ★★★★☆ | スポーツ走行用に定番 |
| セパレートハンドル | ★★★☆☆ | 見た目とライディングポジションの改善 |
| 外装カウル類 | ★★★☆☆ | NSRレプリカ化やオリジナル風カスタムに人気 |
NS-1は、2ストチャンバー・外装カウル・ステップ類など多様なパーツが流通しており、
走行性能・見た目のどちらも高い自由度でカスタム可能です。
ただし、メーカー純正パーツの入手は年々難しくなっているため、メンテと併用できる社外パーツ活用が現実的です。
みんなの口コミ(良い・悪い)
| 良い口コミ |
|---|
| 見た目がかっこよくて原付とは思えない |
| ギア付きの面白さと2ストサウンドが最高 |
| 今でも通用する走りができる |
| 悪い口コミ |
|---|
| パーツが手に入りにくい |
| メットインがないのが不便 |
| 調子を維持するには知識と整備が必要 |
「原付でここまでカッコいいのは反則」「走って楽しい」「昔のバイクだけど今も乗れる性能」など高評価多数。
一方で、「部品がない」「維持が大変」「実用性はゼロ」という現実的な意見も。
“愛と整備力があれば最高の1台”という評価がもっとも的確でしょう。
5項目評価で見るNS-1の実力
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| デザイン | ★★★★★ |
| 価格(現在の中古相場) | ★★☆☆☆ |
| 走行性能 | ★★★★☆ |
| 快適性 | ★☆☆☆☆ |
| カスタム性 | ★★★★★ |
デザイン・カスタム性・スポーツ性能は圧倒的ですが、価格や快適性は厳しい評価。
それでも「趣味バイクとしての満足度」は非常に高く、今でも語られる名車であることは間違いありません。
中古市場での相場と選び方
| 年式 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|
| 〜2000年前後 | 約20万〜40万円 | 安価だが整備ベース車両が多い |
| 程度良好な車両 | 約45万〜60万円 | フルノーマル・走行少がプレミア化中 |
| カスタム多数車両 | 約30万〜50万円 | 要整備箇所を確認のうえ検討 |
NS-1は現在、中古市場で程度良好な車両はプレミア化しつつあります。
とくに走行距離が少なく、カスタムが少ないノーマル車両は、50万円前後まで高騰中。
一方で、ベース車やカスタム多めの車両は安価に入手できる反面、修理前提の購入が必要になります。
まとめ|NS-1で後悔しないための選び方
ホンダ NS-1は、「趣味性・カスタム性・2ストの走り」を求める人にとって唯一無二のバイクです。
実用性こそ低いものの、現在の原付にはない“尖った楽しさ”を持ったバイク。
メンテができる・維持に手間をかけられる人なら、きっと後悔しない名車です。
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