日産ウイングロードは、実用性を追求したコンパクトワゴンとして、多様な用途に対応できる1台です。
ラゲッジの広さ、シートアレンジの自由度、そして5人乗りと荷物空間のバランスが魅力。
乗車定員は5名、ゴルフバッグは2セット〜3セットが積める可能性があります。
“家族+趣味”を求める人にとって、選択肢として今なお根強い存在です。
スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 乗車定員 | 5名 |
| ゴルフバッグ収納数 | 2〜3セット(後席可倒で最大化) |
| 積載量(参考) | ワゴン形状の大容量ラゲッジ(開口広め) |
| 0-100km/h加速(目安) | 約12〜13秒(1.5L/CVT想定) |
| 平均価格(新車時・参考) | —(生産終了) |
| 中古価格帯(目安) | 約30万〜120万円 |
実用性重視のコンパクトワゴン。数値は年式・仕様により前後します。
例えばY12型の仕様では、全長4,440 mm、全幅1,695 mm、全高1,505 mm(15Sモデル)という寸法。
エンジンは1.5L(HR15DE)を中心に、4WDモデルや1.8Lモデルも設定されていました。
燃費はJC08モードで約17.2km/Lという数値がひとつの目安です。
日常使い、荷物を積む用途、家族利用など、多用途に対応可能な仕様となっています。
メリット
| メリット | 説明 |
|---|---|
| 広い荷室 | ワゴンならではの長尺物・多積載に強い。 |
| 使いやすいサイズ | 5ナンバーで取り回しやすく街中も安心。 |
| シートアレンジ自在 | 後席可倒で自転車・アウトドア用品も積みやすい。 |
| 維持費が現実的 | 1.5L中心で燃費・税金のバランス良好。 |
“人も荷物も”を無理なく両立できるのが魅力です。
・荷室が広く、ワゴンらしい使い勝手を確保。
・5人乗り+ラゲッジというバランスが取れていて、旅行やレジャーでも頼りになる。
・車体サイズが適度で、取り回しが比較的しやすい。
・中古車市場でも価格に対する価値が把握しやすく、コスパの面で魅力がある。
オススメな人
| タイプ | 理由 |
|---|---|
| ファミリー層 | 5人乗り+大きな荷室で日常〜旅行に対応。 |
| アウトドア派 | ギアや長物の積載がしやすいスクエア空間。 |
| コスパ重視 | 中古相場がこなれており狙い目が多い。 |
“用途の幅広さ”を最優先する人に向いています。
・家族での移動が多く、荷物も一緒に積む機会が多い人。
・趣味(旅行・アウトドア・ゴルフなど)に荷物を伴うことが多い人。
・維持費をあまり高くしたくないが、実用性を重視したい人。
後悔するポイント
| ポイント | 理由・対策 |
|---|---|
| 静粛性/加速感 | 設計年次相当。タイヤ選定・防音で補える。 |
| 安全装備の世代差 | 年式で機能差が大きい。装備内容を要確認。 |
| CVTの経年 | 無交換放置はリスク。フルード交換歴を重視。 |
購入前の装備・整備履歴チェックで“後悔”は回避できます。・2000年代〜2010年代の設計なので、最新安全装備や燃費スペックでは最新車に劣る。
・エンジン排気量・駆動方式によって燃費・維持費が変わるため、選ぶ際の仕様確認が重要。
・荷物を多く積んで長距離を頻繁に走る用途では、加速や静粛性に若干の物足りなさを感じることも。
壊れやすさ
| 部位/系統 | 傾向 | 備考(目安) |
|---|---|---|
| サス/ブッシュ | 経年劣化 | 異音・ふらつきは交換で改善。 |
| CVT | フルード劣化に敏感 | 定期交換で寿命延長。 |
| 電装/センサー | 年式相応 | 診断・清掃で予防可能。 |
基本は堅牢。消耗品管理が長持ちのコツです。
設計が比較的シンプルで、致命的なトラブルは少ないですが、年式経過による部品劣化には注意が必要です。
例えば、サスペンションブッシュ・ゴム部品・CVTフルードなど消耗品系が劣化しやすい。
また、4WD仕様や高排気量仕様を大量積載で酷使すると、足回り・駆動系に負担が出る場合があります。
カスタムパーツ
| カテゴリ | 狙い | ポイント |
|---|---|---|
| ルーフキャリア | 積載拡張 | 積載重量と高さ制限に注意。 |
| LEDライト | 夜間視界 | 配光/車検適合を確認。 |
| ラゲッジマット | 荷室保護 | 汚れ/傷対策・掃除が楽に。 |
| ホイール&タイヤ | 見た目/安定性 | ロードノイズと燃費のバランス重視。 |
“実益優先のライトカスタム”が相性◎です。
・ルーフキャリア/ラゲッジラックを付けてレジャー仕様に。
・ホイール&タイヤを替えて見た目と走行性をアップ。
・LEDヘッドライトやフォグランプを施工して夜間視界を改善。
・シートカバーやラゲッジマットなど、インテリア・ラゲッジの保護・質感アップにも有効。
ゴルフバッグ収納性
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最大収納数 | 2〜3セット(後席可倒で3目安) |
| 積み方のコツ | ヘッド交互の横置き+斜め配置で効率UP。 |
| 注意点 | 固定バンド/保護マットで傷・荷崩れ防止。 |
“2人〜3人ラウンド”なら余裕の積載力です。
ラゲッジや後席アレンジの自由度が高く、ゴルフバッグ2セットは基本的に積載可能です。
さらに後席を倒せば3セット以上も現実的。荷室開口部が広く、バッグの出し入れもしやすい構造です。
ただしバッグ形状・人数・荷物量によっては積載に工夫が必要です。
ライバル比較
| 項目 | 日産 ウイングロード | トヨタ カローラフィールダー | ホンダ フィットシャトル |
|---|---|---|---|
| 乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 |
| 燃費(目安) | 約17km/L(JB08/仕様により変動) | 約20km/L前後 | 約18km/L前後 |
| ゴルフバッグ収納数 | 2〜3セット | 2セット | 2セット+α可能 |
| 中古価格帯 | 約30〜120万円(年式・仕様により大幅変動) | 約50〜150万円 | 約40〜130万円 |
ウイングロードは「荷物も人も」乗せられるので、ファミリー+趣味用途のバランスを重視するなら今でも有力な選択肢です。
口コミ
| 傾向 | 内容 |
|---|---|
| 良い評判 | 「荷物がたくさん積める」「旅行が楽」「サイズが扱いやすい」。 |
| 気になる点 | 「静粛性は普通」「加速は穏やか」という声も。 |
“実用性の高さ”が満足度を支えています。
「ラゲッジが広く便利」「旅行に使いやすい」「5人乗って荷物も安心」という声が多くあります。
反面、「車内の静粛性が今どきの車に比べると物足りない」「燃費がもう少し良ければ…」という意見も。
だが、その実用性とコストパフォーマンスを総合して「選んでよかった」という声が多いモデルです。
評価
| 観点 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 総合 | ★★★★☆ | 実用性と仕様バランスに優れた車。最新装備比ではひとつ下だが価値あり。 |
| 快適性 | ★★★☆☆ | 広さは十分だが、静粛性・加速感では最新車に一歩譲る。 |
| 積載性 | ★★★★★ | 荷室の使いやすさ・広さで非常に高評価。 |
| 維持費 | ★★★★☆ | 年式・仕様による差あり。維持費を抑えやすい仕様を選べば◎。 |
中古市場
| 年式帯 | 相場(目安) | 狙い目ポイント |
|---|---|---|
| 前期(〜2012年) | 約30〜70万円 | 整備履歴とCVTフルード交換歴を重視。 |
| 中期〜後期(2013〜2018年) | 約60〜120万円 | 走行少なめ・装備充実・内外装状態良好が◎。 |
| 4WD/1.8L | 価格幅大 | 駆動系/足回り負担を重点チェック。 |
履歴明確+コンディション良好な個体を選べば“後悔しにくい”です。
生産終了モデルのため、年式・走行距離・仕様(2WD/4WD/排気量)で価格幅が大きく出ています。
概ね約30〜120万円前後が目安ですが、状態の良い個体はもう少し高値の場合も。
特に「荷物を積む」「使い倒す」用途で買われることが多いため、履歴・点検記録の確認が大切です。
まとめ
日産ウイングロードは、5人乗せて荷物も積める実用ワゴンとして、用途の幅が非常に広い1台。
“人も荷物も積んで出かけたい”という方には、コスト・実用性の両面で今でも十分に魅力があります。
最新車のような装備・燃費・静粛性までは求めないけれど、使える車を手頃に手にしたいなら、ウイングロードは後悔しにくい選択肢です。



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