トヨタ プレミオは、「上品」「実用」「信頼性」を兼ね備えたロングセラーセダンです。
2001年に登場し、上質さと扱いやすさを両立。2021年に生産終了しましたが、中古市場では依然高い人気を誇ります。
この記事では、プレミオの評判・後悔ポイント・評価まとめを解説。
さらに、ゴルフバッグ収納性や中古相場まで、購入・乗り換えを検討する人に役立つ情報を整理しました。
トヨタ プレミオのスペック
| 項目 | 内容(目安・仕様により変動) |
|---|---|
| 車名 | トヨタ プレミオ |
| 乗車定員 | 5名 |
| ゴルフバッグ収納数 | 後席起立:2セット/後席倒し:3セット(目安) |
| 主要パワートレイン | 1.5L/1.8L/2.0L 直4(CVT) |
| 最高出力/最大トルク | 約109〜152PS/約14.4〜19.7kgf·m(型式により) |
| 駆動方式 | FF |
| WLTC燃費 | 約14〜18km/L |
| 0-100加速 | 約10.5〜12.5秒 |
| 積載量(荷室) | 約475L |
| 車体寸法 | 約4595×1695×1475mm |
| 最小回転半径 | 約5.2m |
| 平均価格(新車時参考) | 約200〜300万円 |
| 中古価格(相場) | 約70〜160万円 |
プレミオは全長4,595mm、全幅1,695mm、全高1,475mmという扱いやすいサイズ。
乗車定員は5名で、トランク容量は約475L。
ゴルフバッグは後席起立で2セット、倒せば3セットが収納可能(仕様により変動)。
エンジンは1.5L・1.8L・2.0Lの3種類が設定され、燃費はWLTCモードで約14〜18km/L。
取り回しやすさと快適性のバランスがよく、「大きすぎず、小さすぎない理想のセダン」と評されます。
メリット
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 静粛性 | アイドリングから走行中まで音・振動が少ない。 |
| 快適性 | 厚みのあるシートと柔らかい乗り味で長距離も楽。 |
| 実用性 | 広いトランクと良好な視界で日常〜レジャーに万能。 |
| 信頼性 | 耐久性と整備性に優れ、長期保有に向く。 |
| 上品さ | 控えめで清潔感のあるデザインが幅広い層に適合。 |
プレミオの最大の魅力は、静粛性・快適性・信頼性の三拍子が揃っていることです。
エンジン音は静かで、アイドリング中でも車内会話がしやすいレベル。
シートは厚みがあり、長距離でも疲れにくい設計。サスペンションも柔らかく、段差を上品にいなします。
加えて、整備性・耐久性が高く、10年以上乗るオーナーも多いのが特徴です。
通勤・送迎・旅行まで“何をしてもそつなくこなす万能セダン”です。
オススメな人
| タイプ | 理由 |
|---|---|
| 長く乗りたい人 | 耐久性と整備性が高く、10年超保有もしやすい。 |
| 落ち着いた見た目が好み | 上品デザインでビジネス・フォーマルにも馴染む。 |
| 家族用途 | 後席の居住性と荷室容量がバランス良好。 |
| 運転に自信がない層 | 扱いやすいサイズと良好な視界で安心。 |
トヨタ プレミオは、「落ち着いたデザインで長く乗りたい人」におすすめです。
派手さを求めず、安心して使える車を求める人にぴったり。
運転も非常にしやすく、視界が広いためシニア層や女性ドライバーにも好評です。
また、後席の居住性が高く、家族での利用にも最適。
上品で控えめな見た目ながら、内装の質感は高く、ビジネスシーンにも自然に溶け込みます。
後悔するポイント
| 懸念点 | 内容 | 回避策 |
|---|---|---|
| デザインの保守性 | 個性が弱く、地味に見えることも | 清潔感を重視し、上品なカラー選択を |
| 加速性能 | 1.5Lモデルは登坂時に力不足 | 1.8Lまたは2.0Lグレードを選ぶ |
| 先進装備 | 最新安全機能が非対応 | 後付けドラレコやセンサー補助で補う |
| モデル終了 | 新車販売が終了 | 程度の良い中古車を選ぶことで長期安心 |
壊れやすさ
| 部位 | 傾向 | 対策 |
|---|---|---|
| エアコン | 高走行でコンプレッサ摩耗が出やすい。 | 作動音と冷え具合を点検、早期交換。 |
| 足回りブッシュ | 経年でヘタリ・異音・直進性悪化。 | 距離基準で計画交換、試乗で要確認。 |
| 電装・ライト | ヘッドライト曇り・接点不良が散発。 | レンズリペア・端子清掃・バッテリー健全化。 |
プレミオは非常に信頼性が高いモデルですが、経年車ではいくつかの弱点があります。
代表的なのはエアコンコンプレッサーの摩耗と足回りブッシュの劣化。
10年・10万km超では交換が必要になることもあります。
また、電装系ではヘッドライトの曇りやセンサー接触不良が見られる場合も。
定期点検を怠らなければ、20万kmを超えても快調に走る耐久性を誇ります。
カスタムパーツ
| カテゴリ | 推奨アイテム | ポイント |
|---|---|---|
| 外装 | 純正風メッキモール/グリル | 上品さを保ちつつ印象アップ。 |
| 足元 | 15〜16インチ純正風アルミ | 乗り心地と見た目のバランス最適。 |
| 照明 | LEDヘッドライト化 | 夜間の視認性と安全性向上。 |
| 内装 | 高品質フロアマット/本革調カバー | 質感と快適性を手軽に強化。 |
| 電装 | ドラレコ+バックカメラ連動ナビ | 安全・駐車支援をスマートに追加。 |
- 純正風メッキグリル・モールキット(上品な印象アップ)
- ドアバイザー+フロアマット強化品(利便性・快適性向上)
- ホイール交換(15〜16インチ)(見た目をスマートに)
- LEDヘッドライト化(夜間視認性アップ)
- ドライブレコーダー+バックカメラ連動型ナビ(安全性強化)
ゴルフバッグの収納性
| 条件 | 収納可能セット数 | 収納容量(L目安) |
|---|---|---|
| 後席起立 | 2セット | 約475L |
| 後席一部倒し(スルー活用) | 2〜3セット | 約475L+長尺対応 |
| 後席フル倒し | 3セット | 約500L相当スペース感 |
トランク容量は約475Lで、開口部が大きく奥行きも十分。
後席起立で2セット、倒して3セットのゴルフバッグを収納可能です。
9.5インチサイズでも横積みしやすく、荷室床もフラットで扱いやすい設計。
ラウンド帰りの荷物が多い場合もストレスなく積み込めます。
日常+レジャーを両立できる収納性は、このクラスではトップクラスです。
ライバル比較
| 項目 | トヨタ プレミオ | 日産 シルフィ | ホンダ グレイス |
|---|---|---|---|
| デザイン | 上品で控えめ | モダン | スポーティ |
| 燃費 | 約14〜18km/L | 約15〜19km/L | 約17〜21km/L |
| 走行性能 | 安定志向 | 穏やか | 軽快 |
| ゴルフバッグ収納 | 2〜3セット | 2〜3セット | 2セット前後 |
※「上品さと耐久性」で選ぶならプレミオが有利です。
口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| 静かで疲れにくい、家族からの評判が良い。 | デザインが地味で個性に欠ける。 |
| トラブルが少なく安心して長く乗れる。 | 最新安全装備が不足気味。 |
| 視界が広く運転しやすい。 | 1.5Lは登坂で力不足を感じることがある。 |
良い評判
- 静かで振動が少なく、高速でも疲れにくい。
- トヨタらしい安心感。トラブルが少ない。
- シンプルで飽きのこないデザイン。
悪い評判
- デザインが地味すぎる。
- 最新安全装備がない。
- 新車で買えないのが残念。
評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| デザイン | ★★★★☆ | 控えめだが上品で長く乗れる。 |
| 快適性 | ★★★★☆ | シートと静粛性が高く長距離に強い。 |
| 走行性能 | ★★★☆☆ | 街乗り中心なら十分なパワー。 |
| 燃費 | ★★★★☆ | WLTC14〜18km/Lとバランス良好。 |
| リセール | ★★★☆☆ | モデル終了の影響ありも、実用層に人気。 |
中古市場
| 条件 | 相場傾向 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 最終型(2020〜2021) | 人気・価格強含み | 整備記録の連続性・内装の劣化度 |
| 1.8L Gパッケージ | 装備充実で狙い目 | ナビ・カメラ・センサー動作確認 |
| 高走行車 | 価格は手頃 | エアコン・足回り・電装の状態要チェック |
2025年現在、プレミオの中古相場は70〜160万円前後。
走行距離が少ない最終型(2020〜2021年)は特に人気です。
狙い目は「1.8L Gパッケージ」。
内装の質感が高く、燃費と走行のバランスも優秀。
注意点はエアコン・電装系の動作確認。
整備履歴がしっかりした個体を選べば、長く安心して乗れます。
まとめ
- 使用目的に合わせて排気量を選ぶ(1.8Lが万能)。
- 状態の良い最終型を優先して探す。
- 内外装・整備履歴をディーラーで確認する。
トヨタ プレミオは、「派手さより上質さ」を求める人のためのセダンです。
静かで上品、信頼性も抜群——後悔しない堅実な一台です。




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