日産 スカイライン400Rは、V6ツインターボの圧倒的パワーと高い快適性を兼ね備えた国産プレミアムスポーツセダンです。
400馬力という数字だけでなく、走り出した瞬間の“トルクの厚み”と“足まわりの落ち着き”が、輸入車ユーザーにも認められています。
2025年現在、次期モデルの噂がある中でも人気が根強く、中古市場でも高値を維持しています。
この記事では、スカイライン400Rの評判、後悔ポイント、ゴルフバッグ収納性などを徹底レビューします。
スカイライン400Rのスペック
| 項目 | 内容(目安・仕様により変動) |
|---|---|
| 車名 | 日産 スカイライン 400R |
| 乗車定員 | 5名 |
| ゴルフバッグ収納数 | 後席起立:2セット/後席倒し:最大3セット |
| 主要パワートレイン | 3.0L V6ツインターボ(VR30DDTT)+7AT |
| 最高出力/最大トルク | 405PS/47.9kgf·m |
| 駆動方式 | FR(後輪駆動) |
| WLTC燃費 | 約9.0〜9.5km/L |
| 0-100加速 | 約5.0秒(参考値) |
| 積載量(荷室) | 約500L(トランク) |
| 車体寸法 | 4,815×1,820×1,440mm |
| 最小回転半径 | 約5.6m |
| 車両重量 | 約1,720〜1,760kg |
| 平均価格(新車) | 約720〜770万円 |
| 中古価格(相場) | 約550〜720万円(年式・走行で変動) |
スカイライン400Rは、3.0L V6ツインターボ(VR30DDTT)エンジンを搭載。
最高出力は405PS、最大トルク47.9kgf·mと、国産セダンとしては屈指の動力性能を誇ります。
駆動方式はFR(後輪駆動)で、7速ATを採用。
車体サイズは全長4,815mm×全幅1,820mm×全高1,440mm。
乗車定員は5名で、ゴルフバッグは後席起立で2セット、倒せば3セット収納可能です。
燃費はWLTCモードで約9.0〜9.5km/L前後(実測8km/L前後)です。
メリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 圧倒的パワー | 405PSのV6ツインターボで余裕の加速。 |
| 直進安定性 | 高剛性ボディとサスペンションで高速が安心。 |
| 上質な内装 | シートのサポート性と素材感が高い。 |
| 国産の信頼性 | メンテ性・部品供給に安心感。 |
| コスパ | 輸入同等性能を比較的抑えた価格で実現。 |
- ハイパワーで余裕ある走り:405PSのV6ツインターボが圧倒的。
- 安定したハンドリング:電子制御サスとFRバランスの完成度が高い。
- 高級感ある内装:スエード調素材や専用ステッチが上質。
- 国産ならではの信頼性:メンテナンス性と部品供給も安心。
- コスパの良さ:輸入車セダン同等の性能を700万円台で実現。
オススメな人
| 対象 | 理由 |
|---|---|
| 高速・長距離が多い人 | 直進安定と静粛で疲れにくい。 |
| 輸入スポーツセダン検討者 | 維持費と実用性のバランスが良好。 |
| 走り重視の大人 | 加速・ブレーキ・ハンドリングが高水準。 |
| 家族利用もしたい人 | 後席・トランクが使いやすいサイズ。 |
- 輸入スポーツセダンを検討しているが、維持費を抑えたい人
- パワーと快適性を両立させたいドライバー
- 高速道路での安定感を重視する人
- 長距離移動・通勤で余裕のある走りを求める人
“走りの質”を譲れない大人のドライバーに最適です。
後悔するポイント
| 懸念点 | 内容 | 回避策 |
|---|---|---|
| 燃費が悪い | 市街地では6〜7km/L前後。 | エコモード活用・高速巡航中心の使い方で改善。 |
| 車体が大きい | 街中や駐車場で取り回しが難しい。 | バックカメラ+パーキングセンサーを活用。 |
| サスペンションが硬め | 路面の段差を拾いやすい。 | タイヤ空気圧を下げる・静粛タイヤに交換。 |
| 維持費 | タイヤ・オイル代が高め。 | 定期点検と費用積立でトラブルを予防。 |
走行性能重視ゆえの「硬さ」「維持費」を理解すれば、後悔はまずありません。
壊れやすさ
| 部位 | 傾向 | 対策 |
|---|---|---|
| ターボ・冷却系 | 高負荷連続で熱ダレ・劣化。 | 良質オイル短サイクル交換・冷却後停車。 |
| ブレーキローター | 重量×高出力で摩耗が早い。 | 厚み確認・耐熱パッド併用・早め交換。 |
| エアコンコンプレッサー | 高温時に負荷が大きい。 | ベルト・ガス・作動音の定期点検。 |
スカイライン400Rは信頼性が高い一方で、
- ターボ周りの熱ダレ(長時間高回転走行時)
- ブレーキローターの摩耗(重量+高出力)
- エアコンコンプレッサーの負荷
が経年で起こりやすい傾向。
冷却系の点検と油脂交換を怠らなければ、10万km超でも安心して乗れます。
カスタムパーツ
| カテゴリ | 推奨アイテム | ポイント |
|---|---|---|
| 外装/空力 | NISMOエアロキット | 品位を保ちつつ高速安定性UP。 |
| 排気 | スポーツマフラー(HKS等) | 重厚サウンドと軽量化。 |
| 足まわり | 減衰調整式ダンパー | 街乗り〜ワインディングの最適化。 |
| ブレーキ | 耐熱パッド/スリットローター | 初期制動とフェード対策。 |
| 実用 | ドラレコ一体型ミラー/ラゲマット | 安全と積載性をスマートに強化。 |
- NISMOエアロパーツ:空力+見た目のバランスが◎。
- スポーツマフラー(HKS/フジツボなど):重厚なサウンドに変化。
- 車高調/減衰調整式ダンパー:走行安定とデザイン性向上。
- ホイール交換(19〜20インチ):印象を一新。
- 吸気系フィルター交換:レスポンス改善。
ゴルフバッグの収納性
| 条件 | 収納可能セット数 | 収納容量[L]目安 |
|---|---|---|
| 後席起立・横/斜め置き | 2セット | 約500L |
| 後席片側倒し・斜め置き | 2〜3セット | 約750〜850L相当 |
| 後席全面倒し・多段積み | 最大3セット | 約900〜1,000L相当 |
トランク容量は約500L。
後席起立で2セット、倒せば3セットのゴルフバッグを収納可能です。
バッグは斜めに置くとスムーズに収まります。
ヘッドを外せば大型キャディバッグ(9.5インチ)も対応可能。
ライバル比較
| 項目 | スカイライン400R | クラウン(2.4ターボ) | BMW M340i |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | FR | AWD | FR/AWD |
| 最高出力 | 405PS | 272PS | 374PS |
| 0-100加速 | 約5.0秒 | 約6.1秒 | 約4.5秒 |
| 燃費 | 約9km/L | 約13km/L | 約12km/L |
| 価格帯 | 約720〜770万円 | 約720万円〜 | 約880万円〜 |
国産FRセダンとしての「パワー×信頼性」では400Rが突出しています。
口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| 「加速が爽快」 「高速が抜群に安定」 「内装が上質」 「音が重厚」 | 「燃費が悪い」 「サイズが大きい」 「維持費が高い」 |
良い評判:
「加速が爽快」「内装が上質」「輸入車に負けない安定感」「音が重厚」
悪い評判:
「燃費が悪い」「サイズが大きい」「維持費が高い」
パフォーマンスの満足度は極めて高く、ネガ要素はコスト面に集中しています。
評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| デザイン | ★★★★★ | シンプルながら迫力あるフロントフェイス。 |
| 快適性 | ★★★★☆ | 高速域での安定感と静粛性は優秀。 |
| 走行性能 | ★★★★★ | 405PSの余裕ある加速と操縦性。 |
| 燃費 | ★★★☆☆ | 性能を考慮すれば妥当。 |
| リセール | ★★★★★ | 400R専用モデルの希少性で高値安定。 |
中古市場
| 条件 | 相場傾向 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 低走行・ワンオーナー | 高値安定 | 点検記録簿・下回り・ホイール傷。 |
| 3〜5年落ち・中走行 | 狙い目 | ブレーキ・タイヤ残量・ターボ過給履歴。 |
| 高走行個体 | 割安 | 油脂管理・冷却系・異音や振動の有無。 |
中古市場では550〜720万円前後で取引。
走行距離3万km以下の個体は特に高値です。
購入時はターボの過給圧管理・下回り損傷・オイル管理履歴を確認。
認定中古または整備記録簿付き個体を推奨します。
まとめ
- 燃費・維持費を理解して購入を検討
- ターボ車特有の点検を怠らない
- 試乗で足まわりとブレーキフィールを確認
- 高速試乗で直進安定性を体感
スカイライン400Rは、国産FRスポーツセダンの完成形。
力強さと上質さを両立したその走りは、所有する喜びを確実に与えてくれる一台です。






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