レクサス IS500は、希少な自然吸気V8エンジンを搭載するピュアスポーツセダンです。
時代がダウンサイジングターボや電動化へ進む中、あえて5.0L V8を積むことで“官能的な走り”を追求した一台。
2025年モデルでもそのキャラクターは健在で、走りを愛するドライバーの心を強く惹きつけています。
しかし維持費や取り回し、乗り心地などで後悔する声もあるため、今回は評判・評価・後悔ポイントを徹底チェックします。
レクサス IS500のスペック
| 項目 | 内容(目安・仕様により変動) |
|---|---|
| 車名 | レクサス IS500 |
| 乗車定員 | 5名 |
| ゴルフバッグ収納数 | 後席起立:2セット/後席倒し:最大3セット |
| 主要パワートレイン | 5.0L V8 自然吸気(2UR-GSE)+8AT |
| 駆動方式 | FR(後輪駆動) |
| 最高出力/最大トルク | 約470〜480PS/約55.0kgf·m |
| WLTC燃費 | 約8〜9km/L |
| 0-100加速 | 約4.6〜4.9秒(参考値) |
| 積載量(荷室) | 約480L(トランク) |
| 車体寸法 | 4,710×1,840×1,435mm |
| 最小回転半径 | 約5.2〜5.4m |
| 平均価格(新車) | 約900〜1,050万円(OPで変動) |
| 中古価格(相場) | 約680〜850万円(年式・走行で変動) |
レクサス IS500は、5.0L V型8気筒自然吸気エンジンを搭載。
最高出力は約481PS、最大トルクは約55.0kgf·mと、クラス随一のパワーを誇ります。
トランスミッションは8速ATで、FR(後輪駆動)レイアウトを採用。
車体サイズは全長4,710mm、全幅1,840mm、全高1,435mm。
乗車定員は5名で、ゴルフバッグ収納数は後席起立で2セット、後席を倒せば最大3セットが可能です。
官能的なサウンドと滑らかな回転フィールが魅力ですが、燃費は約8〜9km/L前後と割り切りが必要です。
メリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 唯一無二のV8サウンド | 自然吸気ならではの応答と官能的な音質。 |
| 高い直進安定性 | 剛性の高いボディと専用サスで安心感。 |
| 上質な内装 | 素材・造形・操作感がプレミアム。 |
| 扱いやすい動力特性 | 低回転から滑らかで街乗りでも扱いやすい。 |
| 希少性とステータス | NA V8×FRの価値が高く所有満足度が大。 |
- V8サウンドとフィーリング:唯一無二の自然吸気フィールと鼓動感。
- 高い直進安定性:重量バランスの良いFRと専用サスペンション。
- 内外装の完成度:L字型ライトと専用4本出しマフラーが特別感を演出。
- 信頼性の高いエンジン:熟成の2UR-GSE型で耐久性が実証済み。
- ブランドステータス:所有満足度・デザイン評価が高い。
オススメな人
| 対象 | 理由 |
|---|---|
| 走りの質感重視 | NA V8のリニアな加速と音を味わえる。 |
| 長期保有志向 | 熟成V8で愛着を持って維持しやすい。 |
| 高速・ワインディング派 | 直進安定とコントロール性が高い。 |
| 上質な日常×趣味両立 | 通勤からツーリングまで幅広く対応。 |
- V8エンジンの鼓動を味わいたいドライバー
- 高速・ワインディングを主なステージにする人
- 走りと高級感の両立を求める人
- 長期保有で愛着を持ちたいオーナー志向の人
「通勤+趣味のドライブ」両立型ユーザーに最適です。
後悔するポイント
| 懸念点 | 内容 | 回避策 |
|---|---|---|
| 維持費の高さ | 税金・燃料・保険が高め。 | 年間維持費を事前計算、走行距離を抑える。 |
| 乗り心地の硬さ | スポーツチューンで路面の凹凸を拾う。 | 空気圧調整・サスペンション変更で緩和。 |
| 後席・トランク容量 | セダンとしてはやや小ぶり。 | 旅行やゴルフ時は後席倒しを活用。 |
| 都市部での取り回し | 最小回転半径がやや大きい。 | バックカメラやパーキングアシストを活用。 |
燃費や維持費を理解したうえで購入すれば後悔はほぼありません。
壊れやすさ
| 部位 | 傾向 | 対策 |
|---|---|---|
| ブレーキ消耗 | 高出力ゆえパッド・ローター摩耗が早い。 | 早め交換と耐熱タイプ選択、フルード定期交換。 |
| 足回りブッシュ | 走行距離でへたり・微振動が出やすい。 | 8〜10万kmでリフレッシュ計画。 |
| 内装の微振動音 | 高温多湿や経年で発生することあり。 | 定期清掃・フェルト追加等で鳴き対策。 |
レクサス IS500は信頼性が高いものの、
- ブレーキ系・足回りブッシュの消耗
- 高温多湿環境での内装パネル軋み
- タイヤ摩耗の早さ
が目立ちます。
半年ごとの点検と早めのタイヤローテーションで長期的な安心を得られます。
カスタムパーツ
| カテゴリ | 推奨アイテム | ポイント |
|---|---|---|
| 外装/空力 | TRDフロントリップ/サイド/リアディフューザー | 品格を保ちつつスタビリティ向上。 |
| 排気 | チタン・ステンレススポーツマフラー | 音質向上と軽量化を両立。 |
| 足まわり | 減衰調整式ダンパー | 街乗り〜ワインディングの幅広い最適化。 |
| ブレーキ | 低ダスト高耐熱パッド | ダスト低減と初期制動の安定化。 |
| 室内 | フロアマット/インナーパネル制振 | 質感アップと微振動音対策。 |
- TRDフロントリップ/サイドスカート:デザインと空力を両立。
- チタンマフラー:音質向上と軽量化。
- ホイール交換(19〜20インチ):デザイン性と剛性アップ。
- ブレーキパッド交換:ダスト低減と初期制動力改善。
- シートカバー/フロアマット:室内を上質にリフレッシュ。
ゴルフバッグの収納性
| 条件 | 収納可能セット数 | 収納容量[L]目安 |
|---|---|---|
| 後席起立・横/斜め置き | 2セット | 約480L |
| 後席片側倒し・斜め置き | 2〜3セット | 約700〜800L相当 |
| 後席全面倒し・多段積み | 最大3セット | 約900L相当 |
トランク容量は約480L。
後席起立で2セット、倒せば最大3セットのゴルフバッグが収納可能です。
9インチ対応バッグなら斜め置きがコツ。
深さがあるためキャディバッグも無理なく収まります。
ライバル比較
| 項目 | IS500 | BMW M340i | メルセデス C43 |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | FR | FR/AWD | AWD |
| 最高出力 | 約481PS | 約374PS | 約408PS |
| エンジン | 5.0L NA V8 | 3.0L 直6ターボ | 2.0L 直4ターボ |
| サウンド | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 燃費 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 快適性 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
V8サウンドと自然吸気フィールを味わえるのはIS500の大きな個性です。
口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| 「音が最高」 「滑らかで扱いやすい」 「造形が美しい」 「高速が安定」 | 「燃費が伸びない」 「価格と維持費が重い」 「取り回しに気を使う」 |
良い評判:
「音が最高」「デザインが美しい」「滑らかで扱いやすい」「街乗りも意外と快適」
悪い評判:
「燃費が悪い」「車幅が気になる」「価格が高い」
感情的な満足度が高く、ネガティブ要素は“覚悟して買う車”という声が多いです。
評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| デザイン | ★★★★★ | ワイド&ローの迫力あるシルエット。 |
| 快適性 | ★★★★☆ | サウンドと静粛性のバランスが秀逸。 |
| 走行性能 | ★★★★★ | 自然吸気V8の加速は圧巻。 |
| 燃費 | ★★☆☆☆ | 8〜9km/Lと控えめ。 |
| リセール | ★★★★★ | 希少性が高く中古市場でも人気。 |
中古市場
| 条件 | 相場傾向 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 低走行・ワンオーナー | 高値安定 | 点検記録簿・下回り傷・内装の擦れ。 |
| 走行多め | 割安 | ブッシュ・ローター厚・タイヤ年式を重点確認。 |
| カスタム多数 | 個体差大 | 純正戻し可否・排気音量・保安適合を確認。 |
中古価格は約680〜850万円前後。
走行距離1〜2万kmの個体は希少で高値安定。
注意点は下回り損傷・タイヤ摩耗・ブレーキローター焼け。
メンテ履歴の整った認定中古車を狙うのが理想です。
まとめ
- 維持費・燃費・保険を含めた総コストを試算
- 試乗で“音と乗り心地”を体感
- V8モデルを長期的に維持できるか確認
- 認定中古も候補に入れて検討
IS500は“最後のNA V8セダン”とも呼ばれる存在。
走り・音・質感すべてで心を満たす、後悔しにくい究極の一台です。







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