BMW M340iは、3シリーズのスポーツモデルとして「走り」と「実用性」の高次元両立を目指すモデルです。
直列6気筒ターボ+電動アシストで、滑らかかつ力強い走行性能を持ち、日常からワインディングまで幅広く使えます。
2025年でもそのプレミアムな性能と質感は健在で、高性能セダンを求めるユーザーに高い評判を得ています。
ただし価格や維持費の高さ、快適性とのトレードオフといった後悔ポイントも存在するため包括的に見ていきましょう。
BMW M340iのスペック
| 項目 | 内容(目安・仕様により変動) |
|---|---|
| 車名 | BMW M340i(xDrive設定あり) |
| 乗車定員 | 5名 |
| ゴルフバッグ収納数 | 後席起立:2〜3セット/後席倒し:最大4セット |
| 主要パワートレイン | 3.0L 直6ターボ(B58)+48Vマイルドハイブリッド |
| 最高出力/最大トルク | 約374PS/約51.0kgf·m |
| 駆動方式 | FR(xDriveはAWD) |
| WLTC燃費 | 約10〜13km/L |
| 0-100加速 | 約4.4〜4.7秒(参考値/駆動方式で変動) |
| 積載量(荷室) | 約480L(セダン) |
| 最小回転半径 | 約5.4〜5.6m |
| 車体寸法 | 4,710×1,825×1,440mm前後 |
| 車両重量 | 約1,690〜1,760kg |
| 平均価格(新車) | 約850〜980万円(OPで変動) |
| 中古価格(相場) | 約600〜900万円(年式・走行・装備で変動) |
BMW M340iは、3.0L直列6気筒ターボ「B58」エンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせています。
最高出力は約374ps、最大トルクは51.0kgm前後と高い動力性能を誇ります。
パワーチェーンは8速スポーツATまたはトルコンATを採用し、優れた変速応答性を持ちます。
車体サイズは全長4,710mm、全幅1,825mm、全高1,440mm程度。
乗車定員は5名。
ゴルフバッグ収納数は後席起立で2~3セット、後席倒しで最大4セットが目安です(バッグ形状や積載レイアウトにより変動)。
メリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 滑らかな直6フィール | B58のリズム感と厚いトルクで上質な加速。 |
| 高い動力性能 | 0-100約4秒台の俊足ながら扱いやすい。 |
| 日常性とスポーツの両立 | 可変ダンパーと選べる走行モードで万能。 |
| 質感の高い内装 | 操作性の良いコックピットと上質マテリアル。 |
| 直進安定とコーナリング | 高剛性ボディ+シャシー制御で安心感。 |
- 圧倒的な走行性能:6気筒ターボ+Mスポーツチューニングで高い加速とレスポンス。
- エンジンフィーリングの滑らかさ:直6らしいリズム感と豊かなトルク特性。
- 質感の高い内装と機能性:レザー、加飾、インフォテインメントの完成度が高い。
- スポーツ性と実用性のバランス:デイリーユースとしても扱いやすい足まわり。
- リセールとブランド価値:BMW Mパフォーマンスの名に恥じない資産性。
オススメな人
| 対象 | 理由 |
|---|---|
| 長距離・高速巡航が多い人 | 直6の余裕と高い静粛性で疲れにくい。 |
| 走りの質感重視派 | ステアフィールと足まわりの完成度が高い。 |
| 休日は山道やサーキットも | Sportモードで刺激、Comfortで日常性。 |
| プレミアム×実用を求める人 | 広いトランクと後席で家族利用も可能。 |
- スポーツ走行も日常利用も両立したい人
- 走りの質感を最重視するドライバー
- 高性能セダンを検討中で「上質」要素も欲しい人
- ドライブを趣味とするアマチュアレーサー気質のある人
刺激性を持ちつつも扱いやすさが求められる用途に最適です。
後悔するポイント
| 懸念点 | 内容 | 回避策 |
|---|---|---|
| 価格と税金の高さ | 上級グレードゆえ保険・税金が割高。 | 装備を絞る、維持計画を先に立てる。 |
| 燃費のギャップ | ハイパフォーマンスゆえ燃費が落ちやすい。 | エコモード運用・軽量化・高速巡航主体。 |
| 乗り心地の硬さ | スポーツ足まわりで突き上げ感を感じる人も。 | コンフォートタイヤ・減衰調整付足まわり。 |
| 保守・修理コスト | 輸入車ゆえパーツ・整備コストが高め。 | 信頼整備工場を確保、部品在庫車を選ぶ。 |
運動性能をどう扱うか、そして日常性をどこまで許容できるかがカギです。
壊れやすさ
| 部位 | 傾向 | 対策 |
|---|---|---|
| 過給系/冷却系 | 高負荷走行で熱ストレス。 | 良質オイルを短サイクル交換・冷却後停車。 |
| 電装・センサー | 電圧低下時に警告・誤作動。 | バッテリー点検&端子清掃、予防交換。 |
| 足回りブッシュ | 重量×高出力で劣化しやすい。 | 距離に応じて計画的にリフレッシュ。 |
BMW M340iは耐久性も含め設計水準が高いですが、以下は注意点です:
- ターボチャージャー/過給系部品:過熱・油管理不良で劣化が進む → オイル管理を厳格に。
- 電子制御系・センサー:電装系トラブルのリスクは高い → 定期チェックと予防交換。
- サスペンション・ブッシュ:高出力+重量で劣化が早い → 走行距離に応じて交換準備。
カスタムパーツ
| カテゴリ | 推奨アイテム | ポイント |
|---|---|---|
| 外装/空力 | Mパフォーマンスエアロ | 純正適合で見た目と安定性UP。 |
| ホイール・タイヤ | 19〜20インチ+コンフォート系 | 走行安定と乗り心地のバランス改善。 |
| 吸排気 | 高流量インテーク/スポーツマフラー | レスポンスと音質を上質に。 |
| 足まわり | 減衰調整式ダンパー | 街乗りとワインディングを両立。 |
| 実用 | ドラレコ一体型ミラー/ラゲマット | 安全性と積載性をスマートに強化。 |
- Mパフォーマンスエアロ・アルミホイール:純正適合で性能と見た目アップ。
- 高流量吸気インテーク:レスポンスと吸気音の向上。
- スポーツマフラー:音質と軽量化を両立。
- 車高調/スタビ強化:よりシャープなハンドリングを追求。
- 静音・防振材追加:快適性を犠牲にしない上質性強化。
ゴルフバッグの収納性
| 条件 | 収納可能セット数 | 収納容量[L]目安 |
|---|---|---|
| 後席起立・横/斜め置き | 2〜3セット | 約480L |
| 後席片側倒し・斜め置き | 3セット+小物 | 約700〜800L相当 |
| 後席全面倒し・多段積み | 最大4セット | 約900〜1,000L相当 |
M340iのトランク容量は約480L。
後席起立時は2~3セットが無理なく積載可能。
後席倒し時は最大4セットまで拡張可能です。
バッグを斜めに置き、ヘッド位置を交互にすると効率的。
ただし、スポーツモデルゆえ後席空間の制約に気をつけましょう。
ライバル比較
| 項目 | BMW M340i | メルセデス C43 | アウディ S4 |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | FR/AWD(xDrive設定) | 4MATIC | Quattro |
| 最高出力 | 約374ps | 約402ps | 約354ps |
| 0-100加速 | 約4.4秒 | 約4.5秒 | 約4.7秒 |
| 走りの質 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 快適性 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| リセール | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
M340iは“走りのエッセンス+ドイツスポーツセダンの完成度”を目指した構成で、性能とバランスの調和が強みです。
口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| 「直6サウンドが心地よい」 「加速が鋭い」 「高速が異様に楽」 「内装の質が高い」 | 「燃費は伸びない」 「価格と維持費が重い」 「乗り心地が硬め」 |
良い評判:
「エンジン音が心地よい」「加速が鋭い」「コーナリングが安定」「見た目と質感が上質」
悪い評判:
「燃費が伸びない」「価格が高い」「乗り心地が硬め」
スポーツ性能を優先する人ほど満足度が高い傾向です。
評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| デザイン | ★★★★★ | Mスポーツの造形が精悍。 |
| 快適性 | ★★★★☆ | 通常走行は快適、過激モードで走りも良好。 |
| 走行性能 | ★★★★★ | トルク・レスポンス・制動すべて優れた性能。 |
| 燃費 | ★★★★☆ | 高出力だが燃費効率も意外と抑えられている。 |
| リセール | ★★★★★ | M仕様で価値保持力強し。 |
中古市場
| 条件 | 相場傾向 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 認定中古・低走行 | 高値安定 | 点検記録/保証範囲/消耗品の新しさ。 |
| 3〜5年落ち・中走行 | 狙い目 | 足回りブッシュ・タイヤ・ブレーキ残量。 |
| 高走行個体 | 割安 | オイル管理・過給系履歴・電装警告の有無。 |
中古市場においては、走行距離・整備履歴で価格差が大。
相場は約700〜900万円前後。
購入時は過去オイル管理・過給器履歴・足回り部品の交換履歴を入念に確認。
高性能車なので整備整合性がある個体を選ぶことが不可欠です。
まとめ
- 試乗は普通道+高速を含めて複数モードで体験
- 燃費・維持費も含めた総合コストをシミュレーション
- 認定中古車も候補に入れて選択肢を拡げる
- スポーツ性と快適性のバランス許容値を自分で決める
BMW M340iは、刺激と上質性を高次元で融合させた希有な一台。
“走りたい”をまだ諦めたくない人には後悔の少ない選択といえます。




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