「静かな見た目に隠されたモンスター」。
それが、加速の速いセダンの魅力です。
一見落ち着いたデザインながら、アクセルを踏んだ瞬間に
背中を押されるような力強さを発揮する──
そんなギャップが、セダンの“本当の快感”を作ります。
この記事では、0-100km/h加速タイムを中心に、日常でも扱いやすい速さを持つセダンを厳選。
単なるスペック自慢ではなく、走り・静粛性・後悔の少なさを総合的に評価したランキングを紹介します。
加速が速いセダンを選ぶときのポイント
| 項目 | 解説 | 後悔回避ポイント |
|---|---|---|
| 0-100km/hタイム | 加速性能の分かりやすい指標。AWDは発進で有利。 | 実測値・路面条件・タイヤで変動する点を理解。 |
| 出力×車重(パワーウェイト) | 同じ馬力でも軽いほど速い。トルク特性も重要。 | 街乗り重視なら低回転トルクが太い車を選ぶ。 |
| 駆動方式とトラクション制御 | FR/AWDは高出力を路面へ効率良く伝達。 | 300ps超はFRかAWD推奨。タイヤ性能も確認。 |
| 快適性と静粛性 | 速さだけでなく“疲れない速さ”が満足度を左右。 | 短距離+高速の2パターンで必ず試乗する。 |
| 維持費と燃費 | タイヤ/税金/燃料が上がりがち。総コストで比較。 | 想定走行距離から月額コストを事前試算。 |
① 0-100km/hタイムは目安
実測とカタログ値に差が出るため、体感加速やトルク特性も考慮するのがポイントです。
② 馬力よりも重量とのバランス
同じ出力でも軽い車ほど俊敏。パワーウェイトレシオが鍵になります。
③ トラクション性能
FRよりAWDの方が発進加速で優位。高出力車ほど駆動方式の違いが響きます。
④ 日常でも扱いやすいか
「踏めば速い」だけでなく、「踏まなくても滑らか」が重要。
通勤・街乗りでもストレスがない加速チューニングを選びましょう。
加速が速いセダンランキングTOP10
| 順位 | 車種 | 加速(0-100km/h) | 最高出力(ps) | 駆動方式 | 価格帯(万円) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | レクサス IS500 | 約4.5秒 | 481 | FR | 880〜950 | 5.0L V8の圧倒的トルク。官能サウンドも魅力。 |
| 2位 | 日産 スカイライン 400R | 約4.9秒 | 405 | FR | 570〜650 | ツインターボで鋭いレスポンス。加速と静粛性のバランス◎。 |
| 3位 | メルセデスAMG C43 4MATIC | 約4.7秒 | 408 | AWD | 1100〜1250 | 電動過給+AWDで一気に吹け上がる加速。 |
| 4位 | ホンダ シビック タイプR | 約5.4秒 | 330 | FF | 499〜545 | 軽量ボディの瞬発力。走る楽しさは随一。 |
| 5位 | スバル WRX S4 | 約5.5秒 | 275 | AWD | 480〜530 | 2.4Lターボ×AWD。全天候で安定のフル加速。 |
| 6位 | BMW 330i | 約5.6秒 | 258 | FR | 650〜730 | 直4ターボが低回転から粘る。常用域が快感。 |
| 7位 | トヨタ クラウン(2.4ターボHEV) | 約6.3秒 | 272 | AWD | 620〜720 | 電動アシストで力強くスムーズな発進。 |
| 8位 | マツダ6 25T Sパッケージ | 約6.0秒 | 231 | FF | 370〜420 | 上質でしなやかな加速。静粛性が高い。 |
| 9位 | レクサス ES300h | 約6.5秒 | 218(システム) | FF | 620〜700 | エコと上質を両立。滑らかな電動加速。 |
| 10位 | トヨタ カムリ(2.5L HEV) | 約7.0秒 | 218(システム) | FF | 370〜470 | 燃費も優秀な万能セダン。高速域でも安定。 |
各車の解説
🥇 レクサス IS500

| レクサス IS500 | |
|---|---|
| 加速(0-100) | 約4.5秒 |
| 最高出力 | 481 ps(5.0L V8 NA) |
| 駆動方式 | FR |
| 価格帯 | 880〜950万円前後 |
| 特徴 | 踏み始めから伸び切りまでが滑らか。快音と余裕が魅力で、刺激と上質が両立。 |
5.0L自然吸気V8を搭載し、約4.5秒の俊足。
レスポンスは極めて自然で、回すほど音と加速が一体になる。
「加速の質」が高く、踏み始めから伸び切るまでの滑らかさに惚れ込む人が多数。
口コミでは「快音と余裕のある走りに後悔なし」と高評価が多い。
🥈 日産 スカイライン 400R

| 日産 スカイライン 400R | |
|---|---|
| 加速(0-100) | 約4.9秒 |
| 最高出力 | 405 ps(3.0L V6 ツインターボ) |
| 駆動方式 | FR |
| 価格帯 | 570〜650万円前後 |
| 特徴 | アクセルに即応。静粛性と乗り心地のバランスが良く、日常とスポーツを両立。 |
3.0L V6ツインターボが放つ約4.9秒の爆発的ダッシュ。
アクセルを軽く踏むだけで強烈なGを感じられる。
それでいて静粛性と乗り心地のバランスも取れており、通勤車としても快適。
「日本最後のFRスポーツセダン」として人気。
🥉 メルセデスAMG C43 4MATIC

| メルセデスAMG C43 4MATIC | |
|---|---|
| 加速(0-100) | 約4.7秒 |
| 最高出力 | 408 ps(2.0L 直4ターボ+ISG) |
| 駆動方式 | AWD |
| 価格帯 | 1100〜1250万円前後 |
| 特徴 | 電動過給の瞬発力とAWDの安定。中高速域の伸びが気持ちよく疲れにくい。 |
電動過給機を採用した2.0Lターボ+ISGの新世代AMG。
わずか4.7秒で100km/hへ到達する実力を持つ。
加速中のトルクの繋がりが滑らかで、電動サポートの恩恵を体感できる一台。
口コミでは「一瞬で速度が乗るが怖くない」との声も。
第4位:ホンダ シビック タイプR

| ホンダ シビック タイプR | |
|---|---|
| 加速(0-100) | 約5.4秒 |
| 最高出力 | 330 ps(2.0L 直4ターボ) |
| 駆動方式 | FF(6MT) |
| 価格帯 | 499〜545万円前後 |
| 特徴 | 軽量高剛性×精密シフト。操作して速い“爽快系”。サーキットも公道も楽しい。 |
軽量・高剛性のボディと精密なシフトフィールが特徴。
5秒台前半の加速性能を誇り、サーキットでも公道でも楽しめる完成度。
操作する喜びが非常に高く、「走るためのセダン」として評価が定着している。
第5位:スバル WRX S4

| スバル WRX S4 | |
|---|---|
| 加速(0-100) | 約5.5秒 |
| 最高出力 | 275 ps(2.4L ターボ) |
| 駆動方式 | AWD |
| 価格帯 | 480〜530万円前後 |
| 特徴 | 強力トラクションで全天候に強い。本気加速でも安心感が高い。 |
AWDの強力なトラクションでどんな路面でも全開可能。
低速トルクが太く、体感的な加速は数値以上。
安全性能も充実しており、ファミリーユースにも対応。
「雪道でも最速」と評判の一台。
第6位:BMW 330i

| BMW 330i | |
|---|---|
| 加速(0-100) | 約5.6秒 |
| 最高出力 | 258 ps(2.0L 直4ターボ) |
| 駆動方式 | FR |
| 価格帯 | 650〜730万円前後 |
| 特徴 | 常用域の厚いトルクと正確なステア。毎日“疲れない速さ”。 |
2.0L直4ターボの258psながら、軽快な車重で実用域の加速は抜群。
FRの気持ちよさとエンジンの吹け上がりが絶妙。
「自然で疲れない速さ」との口コミが多く、長距離ユーザーにも人気。
第7位:トヨタ クラウン(2.4ターボHEV)

| トヨタ クラウン(2.4ターボHEV) | |
|---|---|
| 加速(0-100) | 約6.3秒 |
| 最高出力 | 272 ps(2.4L ターボ+モーター) |
| 駆動方式 | AWD |
| 価格帯 | 620〜720万円前後 |
| 特徴 | 電動アシストで瞬時のトルク。静粛で力強い万能セダン。 |
モーターアシスト付きのターボで瞬時にトルクを発生。
静粛で滑らか、それでいて力強い。
0-100km/hは6秒台前半だが、体感的にはかなり速い。
後悔しない万能セダンとして選ばれやすい。
第8位:マツダ6 25T Sパッケージ

| マツダ6 25T Sパッケージ | |
|---|---|
| 加速(0-100) | 約6.0秒 |
| 最高出力 | 231 ps(2.5L 直4ターボ) |
| 駆動方式 | FF |
| 価格帯 | 370〜420万円前後 |
| 特徴 | しなやかで上品な伸び。静粛で長距離が楽な“大人の速さ”。 |
2.5Lターボ搭載で、上品さと速さを両立。
加速時もエンジン音が控えめで、静かな伸びを楽しめる。
燃費も悪くなく、日常+ドライブ用途で満足度が高い。
第9位:レクサス ES300h

| レクサス ES300h | |
|---|---|
| 加速(0-100) | 約6.5秒 |
| 最高出力 | システム 218 ps(2.5L HV) |
| 駆動方式 | FF |
| 価格帯 | 620〜700万円前後 |
| 特徴 | 滑らかな電動加速と極上の静粛性。疲れにくい速さで満足度が高い。 |
ハイブリッドらしいスムーズな加速で、静粛性はセダン随一。
刺激よりも“余裕のある加速”を重視した設計。
燃費の良さと高級感を両立しており、後悔しない所有体験ができる。
第10位:トヨタ カムリ(2.5L HEV)

| トヨタ カムリ(2.5L HEV) | |
|---|---|
| 加速(0-100) | 約7.0秒 |
| 最高出力 | システム 218 ps |
| 駆動方式 | FF |
| 価格帯 | 370〜470万円前後 |
| 特徴 | 必要十分に速く静か。燃費と快適性のバランスが秀逸な万能タイプ。 |
低速からのモーターアシストが強く、街乗りでの加速が非常に滑らか。
スポーツではないが、“必要十分に速い”を体現。
総合バランスの高さで多くのドライバーに支持されている。
まとめ
加速性能は単なる「速さ」だけではなく、
踏んだ瞬間の安心感と滑らかさの質が重要です。
IS500や400Rのような“刺激系セダン”も魅力ですが、
クラウンや330iのような“疲れない速さ”も人気。
自分の走り方・使い方に合った加速特性を選ぶことで、
長く満足できるセダンライフを送れるでしょう。













コメント