静かに、速く、そして力強く。
セダンというジャンルは一見落ち着いた印象ですが、その中には「スポーツカー顔負けの加速力」を秘めたモデルが存在します。
通勤も高速も軽々こなすパワーを持つ一方で、静粛性や快適性にも妥協しないのがセダンの魅力。
この記事では、2025年時点で最も馬力のあるセダンTOP10を厳選して紹介します。
「走りに妥協したくない」「でも日常でも使いたい」――そんな方にぴったりな1台がきっと見つかります。
馬力のあるセダンを選ぶときのポイント
| 項目 | 解説 | 後悔回避ポイント |
|---|---|---|
| 最高出力(ps)×最大トルク | 同じ馬力でもトルク特性で体感加速は変化。 | 街乗り多めなら低回転トルクが太い車を。 |
| 駆動方式 | FR/AWDは高出力を路面へ無駄なく伝えやすい。 | 300ps超はFRまたはAWDを優先すると安心。 |
| ブレーキ/タイヤ/冷却 | 高出力ほど補機の品質が重要。 | 上位グレードのブレーキや冷却性能を要確認。 |
| 快適性と静粛性 | 日常域の静かさ・乗り心地で満足度が決まる。 | 短距離+高速の2パターンで試乗しよう。 |
| 維持費 | 燃料・税金・タイヤが上がりがち。 | 年間走行距離から総コストを事前試算。 |
① 最高出力とトルクのバランスを見る
同じ馬力でもトルクの太さや発生回転数で走りは変わります。街乗り重視なら低回転トルク型が快適。
② 駆動方式にも注目
FRや4WDはパワーを効率的に路面へ伝達。300ps超のモデルではトラクション性能が重要です。
③ 維持費・燃費とのトレードオフ
高出力モデルほど燃費・タイヤ・税金が高くなりがち。購入前に維持費を試算しておくと後悔しません。
④ 静粛性・快適性のレベル
パワーがあっても室内が騒がしいと疲れやすい。
最近の高出力セダンは防音・制振技術も進化しており、長距離でも快適に走れます。
馬力のあるセダンランキングTOP10
| 順位 | 車種 | 最高出力(ps) | 価格帯(万円) | 駆動方式 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | レクサス IS500 | 481 | 880〜950 | FR | 5.0L V8搭載のNAモンスター。官能的なエンジンサウンド。 |
| 2位 | 日産 スカイライン 400R | 405 | 570〜650 | FR | 3.0Lツインターボ。加速と静粛性のバランスが秀逸。 |
| 3位 | ホンダ シビック タイプR | 330 | 499〜545 | FF | 軽量ボディに2.0Lターボ。操る喜びが満点。 |
| 4位 | トヨタ クラウン(2.4ターボHEV) | 272 | 620〜720 | AWD | モーターアシスト付きで低速トルク強力。 |
| 5位 | スバル WRX S4 | 275 | 480〜530 | AWD | 2.4Lターボ+AWDで路面を選ばず加速安定。 |
| 6位 | マツダ6 25T Sパッケージ | 231 | 370〜420 | FF | 2.5Lターボで上質な加速感。長距離も快適。 |
| 7位 | トヨタ カムリ(2.5L HEV) | 178(システム218) | 370〜470 | FF | エコと力強さを両立。日常+高速巡航が得意。 |
| 8位 | レクサス ES300h | 178(システム218) | 620〜700 | FF | モーターアシストで滑らかな発進。高級感◎。 |
| 9位 | BMW 330i | 258 | 650〜730 | FR | 2.0Lターボで効率と加速のバランスが高い。 |
| 10位 | メルセデスAMG C43 4MATIC | 408 | 1100〜1250 | AWD | 2.0L直4+ISGのハイテクAMG。中高速の伸び◎。 |
各車の解説
🥇 レクサス IS500

| レクサス IS500 | |
|---|---|
| 最高出力 | 481 ps(5.0L V8 NA) |
| 駆動方式 | FR |
| 価格帯 | 880〜950万円前後 |
| 特徴 | 自然吸気V8の鋭いレスポンスと咆哮。燃費は控えめだが満足度は最高潮。希少価値も魅力。 |
5.0L自然吸気V8エンジンを搭載し、最高出力481psを発揮。
アクセルを踏んだ瞬間のレスポンスと咆哮はまさに官能的。
燃費は悪いが「これが最後のV8」としてコレクター人気も高い。
口コミでは「静粛かつ刺激的な走り」と高評価が並ぶ。
🥈 日産 スカイライン 400R

| 日産 スカイライン 400R | |
|---|---|
| 最高出力 | 405 ps(3.0L V6 ツインターボ) |
| 駆動方式 | FR |
| 価格帯 | 570〜650万円前後 |
| 特徴 | 低回転から太いトルクで扱いやすい。高速巡航の静けさも高評価で、走りと快適性のバランスが秀逸。 |
400psを超える国産FRセダン。
低回転から厚いトルクが湧き上がり、街乗りでも扱いやすい。
乗り心地はスポーツ+ラグジュアリーの中間で、長距離も快適。
「国産でこの走りは奇跡」と評判。
🥉 ホンダ シビック タイプR

| ホンダ シビック タイプR | |
|---|---|
| 最高出力 | 330 ps(2.0L 直4ターボ) |
| 駆動方式 | FF |
| 価格帯 | 499〜545万円前後 |
| 特徴 | 軽量高剛性ボディに高出力ターボ。シャシー精度が高く、操る喜びで後悔ゼロの評価が多い。 |
世界が認めたFF最強クラス。
軽量なボディに330psを絞り出す2.0Lターボを搭載し、
走る楽しさ・ハンドリング精度は圧倒的。
後悔しない“走り屋系セダン”代表。
第4位:トヨタ クラウン(2.4ターボHEV)

| トヨタ クラウン(2.4ターボHEV) | |
|---|---|
| 最高出力 | 272 ps(2.4L ターボ+モーター) |
| 駆動方式 | AWD |
| 価格帯 | 620〜720万円前後 |
| 特徴 | 電動アシストで低速から力強い。上質な乗り味と静粛性で“速いのに疲れない”と高評価。 |
電動アシスト付きターボで272ps。
エンジンとモーターの協調制御が滑らかで、高速巡航の安定性も抜群。
見た目は落ち着いているが中身はかなりスポーティ。
第5位:スバル WRX S4

| スバル WRX S4 | |
|---|---|
| 最高出力 | 275 ps(2.4L ターボ) |
| 駆動方式 | AWD |
| 価格帯 | 480〜530万円前後 |
| 特徴 | 全天候・全路面で速い。安全装備も充実し、家族持ちの走り好きに刺さる万能スポーツセダン。 |
2.4Lターボ+AWDで275psを発揮。
雪道や悪路でも安定感抜群で「どんな道でも全開にできる」と評判。
静粛性が改善され、ファミリーにも選ばれやすくなった。
第6位:マツダ6 25T Sパッケージ

| マツダ6 25T Sパッケージ | |
|---|---|
| 最高出力 | 231 ps(2.5L 直4ターボ) |
| 駆動方式 | FF |
| 価格帯 | 370〜420万円前後 |
| 特徴 | 上質でしなやかな走り。過度に刺激的すぎず、長距離で真価を発揮する“大人の速さ”。 |
2.5Lターボの231ps。
スポーティすぎない上品な走りが特徴で、
口コミでは「疲れないスポーツセダン」と評価されている。
第7位:トヨタ カムリ(2.5L HEV)

| トヨタ カムリ(2.5L HEV) | |
|---|---|
| 最高出力 | システム 218 ps |
| 駆動方式 | FF |
| 価格帯 | 370〜470万円前後 |
| 特徴 | 実用域の力強さと高い静粛性。通勤〜旅行まで“疲れにくい速さ”を提供する万能型。 |
システム出力218psながら、低速から滑らかな加速。
燃費と動力の両立が秀逸で、家族にも評判が良い万能型。
第8位:レクサス ES300h

| レクサス ES300h | |
|---|---|
| 最高出力 | システム 218 ps |
| 駆動方式 | FF |
| 価格帯 | 620〜700万円前後 |
| 特徴 | 極上の静粛と滑らかさ。数字以上の余裕を感じる高級セダンで、評判・評価ともに安定。 |
同じくシステム出力218ps。
高級感と静粛性は圧倒的で、走行フィールが非常に滑らか。
パワー以上に余裕を感じる仕上がり。
第9位:BMW 330i

| BMW 330i | |
|---|---|
| 最高出力 | 258 ps(2.0L 直4ターボ) |
| 駆動方式 | FR |
| 価格帯 | 650〜730万円前後 |
| 特徴 | 俊敏で正確なステアフィール。効率も良く、毎日“気持ちよく速い”を叶える定番。 |
2.0Lターボで258ps。
効率重視ながら加速は力強く、高速合流の安心感も抜群。
欧州セダンらしい正確なステアリングが魅力。
第10位:メルセデスAMG C43 4MATIC

| メルセデスAMG C43 4MATIC | |
|---|---|
| 最高出力 | 408 ps(2.0L 直4ターボ+ISG) |
| 駆動方式 | AWD |
| 価格帯 | 1100〜1250万円前後 |
| 特徴 | 電動過給&ISGの瞬発力。中高速域の伸びが鋭く、日常からサーキットまで懐が深い。 |
48Vマイルドハイブリッド搭載の2.0Lターボで408ps。
電動過給機の効果でレスポンスは即応的。
燃費は控えめながら加速は異次元。
まとめ
「馬力のあるセダン=維持費が高い」と思われがちですが、
現代の高出力モデルはパワーと快適性を両立しています。
レクサスIS500のような純ガソリンV8は希少価値が高く、
スカイライン400RやクラウンHEVは実用性も兼ねた現実的な選択肢。
燃費を気にせず、走りを“楽しむためのセダン”を選ぶことで、
所有満足度は格段に上がるでしょう。













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