マツダ CX-30 は、コンパクトSUVとクロスオーバーの中間を狙ったモデルで、街乗りの取り回しの良さとSUVらしい存在感を両立しています。
2025年モデルでは、安全装備や内装質感の強化が進み、より洗練された走りと快適性を実現。
ただし「荷室が思ったほど広くない」「見た目は良いが使い勝手で妥協点あり」と感じるユーザーも一定数います。
この記事では、CX-30のスペックからメリット・後悔ポイント、ゴルフバッグ収納性、評価まで徹底チェックします。
マツダ CX-30 のスペック
| 項目 | 内容(目安・仕様により変動) |
|---|---|
| 車名 | マツダ CX-30 |
| 乗車定員 | 5名 |
| ゴルフバッグ収納数 | 後席起立:2セット/後席倒し:3〜4セット |
| エンジン | 2.0L e-SKYACTIV G/1.8L SKYACTIV-D |
| 最高出力/最大トルク | 156PS/20.3kg·m(ガソリン) |
| トランスミッション | 6AT/6MT |
| 駆動方式 | FF/AWD |
| WLTC燃費 | 約15〜19km/L |
| 0-100km/h加速 | 約8.5〜9.0秒(参考値) |
| 積載量(荷室) | 約430L(後席起立時) |
| 最小回転半径 | 約5.3m |
| 車両重量 | 約1,420〜1,520kg |
| 平均価格(新車) | 約270〜370万円 |
| 中古価格(相場) | 約150〜260万円 |
最新カタログによれば、CX-30 の全長×全幅×全高は 4,395×1,795×1,540mm。
乗車定員は 5名。
エンジン構成はガソリン(2.0L e-SKYACTIV G 等)/ディーゼル(SKYACTIV-D 系)をラインナップ。
ガソリンモデル例(20S)では、最高出力 156ps、最大トルク 20.3kg·m、WLTC燃費 約 15.4km/L 程度と公表されている仕様があります。
トランスミッションは 6AT/6MT を採用。駆動方式は FF/4WD(AWD)仕様あり。
最小回転半径は約 5.3m。
ゴルフバッグ収納数は、後席を起こした状態で 2セット 程度が見込まれ、後席を倒すことで 3〜4セット 程度まで拡張可能と想定します(車格・荷室設計からの予測値)
メリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| デザインが上質 | 欧州車のようなスタイルと塗装品質で高評価。 |
| 走行安定性が高い | 低重心設計でコーナーでも安定感抜群。 |
| 静粛性が向上 | ロードノイズ対策が徹底されており快適。 |
| インテリア質感 | 革素材や操作系の質感が高く飽きにくい。 |
| 安全装備の充実 | 全車に先進安全装備「i-ACTIVSENSE」を標準化。 |
- スタイリッシュで品のあるデザイン。ライト・フェイス造形の美しさが評価されることが多い。
- ハンドリング性能が高く、街中でも山道でも俊敏な操作感。マツダらしい「走る歓び」が体感できる。
- 安全装備・運転支援系が充実。マツダは近年、センサー・予防安全技術に力を入れており、安心感が評価されている。
- サイズ感が小さすぎず大きすぎず、日常使いから郊外ドライブまで扱いやすい。
- ガソリン/ディーゼル/AWD という選択肢があり、ユーザー用途に応じて最適化できる。
オススメな人
| 対象 | 理由 |
|---|---|
| デザイン重視派 | エクステリア・内装ともに上質志向。 |
| 街乗り中心のドライバー | サイズが手ごろで運転しやすい。 |
| 静かで快適な車を求める人 | 遮音・シートクッション性に優れる。 |
| 初めてのSUV選び | 扱いやすく維持費も現実的。 |
- 都市部での使用が多く、かつ時折郊外ドライブも楽しみたい人
- スタイリッシュさ・内装質感・操作感を重視したい人
- 燃費と走りのバランスを重視する人
- 荷物量はそこそこあるが大型ミニバンやSUVほどは不要、という層
後悔するポイント
| 懸念点 | 内容 | 回避策 |
|---|---|---|
| 荷室容量の制約 | 他の同クラスSUVと比べて荷室設計が妥協を感じるケースあり | 後席を倒した使い方を前提にルート設計、荷室拡張アイテム併用 |
| 高速巡航ノイズ | 高速道路で風切り音・ロードノイズが気になる可能性 | 試乗で高速巡航チェック、遮音マットやタイヤ交換を併用 |
| AWD仕様の燃費低下 | 4WD仕様では燃費性能がやや落ちる傾向 | FF仕様選択、AWDを使う場面を見極める運転 |
| 小回り・取り回し | 全幅・車高の関係で狭い場所での取り回しにストレス | 最小回転半径を確認、駐車場サイズを事前チェック |
壊れやすさ
| 懸念点 | 内容 | 回避策 |
|---|---|---|
| 荷室が小さい | 後席起立時は2セット程度の容量。 | 後席倒しや収納ボード併用で補う。 |
| 後方視界 | デザイン優先でリアウインドウが小さい。 | バックカメラ・360°モニターの活用。 |
| 車高がやや低い | SUV感を期待すると意外に低め。 | 乗り降りや視点を試乗で確認。 |
| 燃費差 | AWDやディーゼル仕様で燃費差が出やすい。 | 用途に合わせてFFとAWDを選別。 |
- サスペンション部品:路面の荒れた道を多用するユーザーではブッシュ類の摩耗が早まる傾向
- 電子センサー類:ADASやセンサーが多いため、誤作動やキャリブレーションズレの可能性
- ドア・トリム部:美観重視設計ゆえ、内張りやトリムの質感劣化に注意
対策としては、定期点検とセンサー・部品の清掃・ソフトウェア更新を怠らないこと。 また、内装ケア用品(クリーム・保湿材)を用いて素材劣化を抑えることも有効。
カスタムパーツ
| カテゴリ | 推奨アイテム | ポイント |
|---|---|---|
| 外装 | AutoExe フロントグリル | デザインを引き締め、リセールにも好影響。 |
| 足まわり | ローダウンスプリング | 走行安定性を高め、見た目もスポーティに。 |
| 内装 | 静音マット/LED照明キット | 快適性と質感をアップ。 |
| 積載 | ルーフキャリア | ゴルフ・旅行用途に最適。 |
- フロントグリル:外観を引き締め、印象を一変させられる。
- サスペンションスプリング交換:乗り味の調整として効果が体感しやすい。
- 静音マット・デッドニング:ノイズ低減に直結し、快適性向上。
- タイヤ・ホイール:軽量・スポーツ系仕様に変更で走行性能アップ。
- ルーフラック/キャリア:ゴルフバッグ・スポーツ用品の積載性を強化。
(例:AUTOEXE フロントグリル(CX‑30 用) やオーダー性の高いセンターコンソールオーガナイザーなども人気)
ゴルフバッグの収納性
| 条件 | 収納可能セット数 | 収納容量[L]目安 |
|---|---|---|
| 後席起立時 | 2セット | 約430L |
| 後席片側倒し | 3セット | 約600L |
| 後席全面倒し | 最大4セット | 約1,200L級 |
- 後席使用時:2セット前後
- 後席片側倒し:3セット程度
- 後席全面倒し:最大 3~4セット+小物バッグ
バッグを斜めに積んだり、クラブヘッドを互い違いに配置することで干渉を減らす工夫が必要。
ライバル比較
| 項目 | CX-30 | トヨタ C-HR | ホンダ ヴェゼル |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | FF/AWD | FF | FF/e:HEV |
| 走行性能 | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
| 燃費 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 荷室使い勝手 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| 価格帯 | 中程度 | 若干抑えめ | 競合域 |
CX-30 は「走り」と「質感」で差別化を図るモデル。燃費重視モデルより満足感が高い傾向です。
口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| 「走りが気持ちいい」 「見た目が上品」 「内装の質感が高い」 | 「荷室が小さい」 「後方視界が狭い」 「AWDは燃費が落ちる」 |
良い評判:
「質感が高い」「運転していて楽しい」「見た目が洗練されている」という声が多く聞かれます。
悪い評判:
「荷室狭い」「AWDモデルは燃費落ちる」「高速ノイズが気になる」といった指摘もあります。
評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| デザイン | ★★★★★ | 車格を超える洗練された外観 |
| 快適性 | ★★★★☆ | 街中では快適、長距離ではロードノイズに左右される場面も |
| 走行性能 | ★★★★☆ | 操作感・ハンドリングとも優秀 |
| 燃費 | ★★★★☆ | ガソリンモデルで実用燃費もまずまず |
| リセール | ★★★★☆ | マツダブランドの安定性と人気で評価良好 |
中古市場
| 条件 | 相場傾向 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 低走行・ワンオーナー | 高値安定 | 記録簿・整備履歴を確認。 |
| ディーゼル車 | 需要安定 | DPF状態・燃料系統の点検。 |
| 修復歴あり車 | 割安だが注意 | 足まわり・骨格の歪み確認。 |
CX-30 の中古相場は、年式・走行距離・グレードによって大きく異なります。
例として 2022年モデル 20S は中古価格 152〜257万円程度の範囲で取引されているケースがあります。
装備や状態によって左右されやすいため、下回り・タイヤ・点検記録が必須チェック項目です。
まとめ
マツダ CX-30 は、スタイル・走り・質感を重視する人にとって魅力的な選択肢です。
後悔を防ぐには、荷室の使い道・高速巡航性・騒音感覚を試乗で必ず確認すること。
用途に応じて FF/AWD を選択し、荷物量や路面環境を考慮したオプション選びを行えば満足度の高い相棒になります。




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