トヨタ・ランドクルーザー（300系）は、日本が誇る“世界最強の本格SUV”として圧倒的な信頼性を誇ります。
長年培われた悪路走破性能に加え、最新モデルでは静粛性や乗り心地も大幅に進化。
一方で「大きすぎて扱いづらい」「燃費が悪い」「納期が長すぎる」といった声も聞かれます。
この記事では、スペック・評判・ゴルフバッグ収納性などを踏まえて、後悔しない選び方を解説します。
トヨタ ランドクルーザーのスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車名 | トヨタ ランドクルーザー（300系） |
| パワートレーン | 3.5L V6ツインターボ＋10速AT（地域・グレードで差異あり） |
| 駆動方式 | フルタイム4WD（マルチテレインセレクト／ローレンジ） |
| 最高出力／最大トルク（目安） | 約415PS／約650Nm（仕様により変動） |
| WLTC燃費（目安） | 約7〜8km/L（走行条件で変動） |
| 加速性能（0–100km/h） | 約6.7秒（目安） |
| 積載量（ラゲッジ） | 約1,131L（5人乗り時）／最大約2,000L級（後席格納・目安） |
| サイズ／車重 | 全長約4,965mm×全幅約1,990mm×全高約1,925mm／約2,400〜2,600kg |
| 乗車定員＋ゴルフバッグ | 5名（7名仕様あり）＋後席起立：3セット目安／後席格納（2名）：5セット目安 |
| 安全装備 | Toyota Safety Sense、360°カメラ、アンダービューモニター等 |
| 平均価格（新車） | 約700〜1,100万円 |
| 中古価格（相場） | 約800〜1,300万円（年式・装備で変動） |
現行300系は3.5L V6ツインターボ（415PS／650Nm）を搭載。
10速ATとの組み合わせで、0–100km/h加速は約6.7秒。
駆動方式はフルタイム4WD、フレーム構造は堅牢なラダーフレーム。
WLTC燃費は約7〜8km/L前後と控えめながら、車重2.5t超を感じさせない滑らかさを誇ります。
ラゲッジ容量は1,131L（5人乗り時）で、最大2,000L近くまで拡張可能。
乗車定員は5名または7名で、ゴルフバッグは後席使用時で3セット、後席格納時で5セットが搭載可能です。
メリット
| メリット | 解説 |
|---|---|
| 世界トップ級の走破性 | 電子制御＋ローレンジで悪路・雪道でも高い安心感。 |
| 耐久性と信頼性 | ラダーフレームと実績ある4WDで長く安心して乗れます。 |
| 快適性の進化 | 静粛性・乗り味が向上し長距離移動が楽です。 |
| 積載と実用性 | 広い荷室と電動ゲートでゴルフや旅行に強いです。 |
| 高いリセール | 人気と希少性で資産価値が保ちやすいです。 |
ランドクルーザー最大の魅力は、“走破性と信頼性の極致”にあります。
どんな悪路でも進める4WD制御に加え、電子制御サスペンションが路面状況に応じて最適化。
さらに上級グレードでは、レザー内装・電動シート・クールボックスなど快適装備も充実。
「悪路も高速も静かに走れる」という、まさに“万能SUV”といえる存在です。
オススメな人
| 対象 | 理由 |
|---|---|
| ファミリー＋遠出多め | 長距離の快適性と大容量ラゲッジが強み。 |
| 雪国・山間部ユーザー | 悪天候・悪路でも高いトラクションと安心感。 |
| 耐久・信頼最優先 | 長期保有や過走行に向いた設計思想。 |
| リセール重視 | 人気・需要が高く売却時も有利。 |
・ファミリーでロングドライブやキャンプに行く人
・雪道や山道など悪路を頻繁に走る人
・耐久性・信頼性を最重視する人
・リセールを重視して買いたい人
・ゴルフやアウトドア荷物を多く積む人
過酷な環境でも安心して使える「一生モノSUV」を求める人にぴったりです。
後悔するポイント
| 懸念点 | 内容 | 回避策 |
|---|---|---|
| サイズが大きい | 全幅約1,990mmで立駐や狭路で気を使う。 | 駐車場寸法の事前確認／360°カメラ活用。 |
| 燃費が厳しい | 市街地では6〜7km/Lに落ちやすい。 | 一定巡航を増やす／不要荷物削減／エコ運転。 |
| 維持費が高い | タイヤ・ブレーキ・オイルが高額。 | メンテパック・延長保証で平準化。 |
| 納期が長い | 人気で待ち期間が長期化する傾向。 | 認定中古・低走行リースも選択肢に。 |
1️⃣ サイズが大きい
全幅1,990mmで都市部では取り回しに苦労。
→ 360°カメラ＆コーナーセンサーで補う。
2️⃣ 燃費が悪い
実燃費は約6〜7km/L。
→ 高速メインの使い方を意識し、アイドリング時間を減らす。
3️⃣ 維持費が高い
タイヤやブレーキの交換費用が高額。
→ メンテナンスパック加入と定期整備で抑制。
4️⃣ 納車までが長い
人気のため1年以上待つケースも。
→ 認定中古車や低走行リース車の活用も検討。
壊れやすさ
| 部位 | 傾向 | 対策 |
|---|---|---|
| 電装・センサー | 多機能化で稀に警告が出る。 | 定期診断・ソフト更新・保証修理を活用。 |
| サス・ブッシュ類 | 重量による消耗が進みやすい。 | 点検周期の短縮・早期交換基準を把握。 |
| バッテリー | 電装負荷で劣化が早め。 | 早期交換目安の把握・トリクル充電。 |
ランドクルーザーは信頼性が高い反面、重量や電装系の複雑化で消耗部品の負担は増加。
エアサス・バッテリー・センサー系は早めの点検を。
オフロード後は下回り洗浄を習慣化すると長寿命化できます。
カスタムパーツ
| カテゴリ | 推奨アイテム | ポイント |
|---|---|---|
| 保護 | PPF／セラミックコート | 飛び石・擦り傷を軽減しリセール維持に有効。 |
| 足まわり | ATタイヤ＋軽量ホイール | 走破性UPと見た目を両立（空気圧管理は丁寧に）。 |
| 積載 | ルーフラック／ヒッチメンバー | キャンプ・自転車・大型荷物の拡張性向上。 |
| 視界・安全 | 補助LEDライト／ドラレコ | 夜間・林道での視認性と記録性を強化。 |
| 室内実用 | ラゲッジトレー／ラバーマット | 防汚と積載安定で日常の満足度が高い。 |
① ルーフラック・サイドステップ（実用性アップ）
② PPF・セラミックコート（ボディ保護）
③ オールテレインタイヤ＋アルミホイール
④ スナークエアインテーク（吸気防塵）
⑤ LEDフォグ・グリルガード（悪路対策＋ドレスアップ）
ゴルフバッグの収納性
| 条件 | 収納可能セット数 | 収納容量（L） |
|---|---|---|
| 後席起立（5名乗車） | 3セット（標準サイズ目安） | 約1,131L |
| 後席片側格納（3〜4名乗車） | 4セット目安（長尺対応） | 約1,400〜1,600L（目安） |
| 後席両側格納（2名乗車） | 5セット目安 | 最大約2,000L級（目安） |
後席使用時で3セット、後席格納時で5セットまで収納可能。
バッグの長さ47インチまでは横積みOK。
ラゲッジ開口部が広く、リアゲートも電動式で積み下ろしが快適。
乗車定員は5名（3列仕様時は7名）で、フラット化により車中泊も可能です。
ライバル比較
| 項目 | ランドクルーザー300 | レクサス LX600 | ジープ グランドチェロキー | ランドローバー ディフェンダー |
|---|---|---|---|---|
| 価格帯 | 約700〜1,100万 | 約1,250〜1,800万 | 約850〜1,250万 | 約950〜1,600万 |
| 出力 | 415PS | 415PS | 290PS | 400PS |
| 0–100km/h | 約6.7秒 | 約6.8秒 | 約7.0秒 | 約6.1秒 |
| 燃費 | 約7〜8km/L | 約8km/L | 約9km/L | 約8km/L |
| ゴルフバッグ積載 | 3〜5セット | 3〜5セット | 3〜5セット | 3〜5セット |
口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| 「どんな道でも安心」「長距離が楽」「荷物がよく積める」「リセールが強い」 | 「燃費が厳しい」「車幅が大きい」「納車が遅い」「消耗品が高い」 |
| 「静かで上質」「見切りが良い」 | 「立体Pに入らないことがある」 |
良い評判：
「どんな道でも安心」「静かで高級感がある」「荷物がよく積める」「リセールが強い」
悪い評判：
「燃費が悪い」「大きすぎる」「納車が遅い」「維持費が高い」
評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| デザイン | ★★★★★ | 伝統とモダンを融合した堂々たる存在感。 |
| 快適性 | ★★★★★ | 長距離・悪路問わず快適で疲れにくい。 |
| 燃費 | ★★★☆☆ | 重量級ゆえ標準的。 |
| 走行性能 | ★★★★★ | オン／オフ両立で世界トップレベル。 |
| コスパ | ★★★★☆ | 高価だが信頼性・リセールで納得。 |
中古市場
| 条件 | 相場傾向 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 認定中古・保証継承車 | 高値安定でも信頼性が高い。 | 記録簿・リコール対応・ソフト更新履歴。 |
| 低走行・無改造 | 残価が崩れにくい。 | 下回り錆・足まわり消耗・電装警告履歴。 |
| オフ走行歴あり | 装備充実個体も多い。 | 下回り洗浄の有無・アンダーガード損傷。 |
中古価格は約800〜1,300万円。
リセールが非常に高く、状態の良い個体は高値安定。
オフロード走行歴・下回り錆・電装チェックを重点確認。
正規保証継承車を選べば安心して長く乗れます。
まとめ
ランドクルーザーは「信頼・走破・高級感」を兼ね備えた国産SUVの頂点。
後悔を防ぐには、駐車環境・維持費・納期を事前に把握することが重要です。
試乗では「見切り・車幅感覚・積載」を重点チェック。
家族・趣味・仕事すべてを支える“生涯の一台”になるでしょう。
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