レンジローバー(V8)は、英国を代表するラグジュアリーSUVの頂点に立つモデル。
伝統の「王者の風格」と最先端のテクノロジーを兼ね備え、圧倒的な静粛性と乗り心地を誇ります。
V8エンジンはBMW製4.4Lツインターボを搭載し、力強さと上質さを両立。
一方で「価格が高い」「維持費がかかる」という理由で後悔する人も存在します。
この記事では、レンジローバーV8のスペック・評判・ゴルフバッグ収納性まで、後悔しないためのポイントを詳しくまとめます。
レンジローバー(V8)のスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車名 | レンジローバー(V8 4.4Lツインターボ) |
| パワートレーン | 4.4L V8ツインターボ+8速AT(電子制御) |
| 駆動方式 | 電子制御4WD(トルクベクタリング/地形応答システム) |
| 最高出力/最大トルク | 約530PS/約750Nm(仕様により変動) |
| WLTC燃費(目安) | 約7.0km/L(走行条件で変動) |
| 加速性能(0–100km/h) | 約4.6秒(目安) |
| 積載量(ラゲッジ) | 約647L(後席起立)/最大約1,860L(後席格納・目安) |
| サイズ/車重 | 全長約5,050mm×全幅約2,005mm×全高約1,870mm/約2,500kg超 |
| 乗車定員+ゴルフバッグ | 5名+後席起立:3セット目安/後席格納(2名):5セット目安 |
| 安全装備 | ACC、LKA、BSM、360°カメラ、アダプティブエアサス ほか |
| 平均価格(新車) | 約2,500〜3,200万円 |
| 中古価格(相場) | 約1,700〜2,400万円(年式・装備で変動) |
搭載されるのは4.4L V8ツインターボエンジン(BMW製)で、最高出力は約530PS、最大トルクは約750Nm。
0-100km/h加速は約4.6秒という、2.5トンを超える巨体とは思えない俊敏さです。
駆動方式は電子制御4WD、サスペンションは電子制御エアサスを採用。
WLTC燃費は約7.0km/L、積載量は647L(後席起立時)、最大約1,860L(後席格納時)。
乗車定員は5名、ゴルフバッグは後席使用時で3セット、後席を倒すと5セット収納可能です。
新車価格は約2,500〜3,200万円、中古相場は1,700〜2,400万円前後となっています。
メリット
| メリット | 解説 |
|---|---|
| 静粛性と乗り心地 | エアサスと高遮音で“走るラグジュアリー”。長距離でも疲れにくい。 |
| 圧倒的な存在感 | 英国高級SUVの象徴。外観・内装ともに上質で品位が高い。 |
| 強力な動力性能 | V8ツインターボの余裕ある加速で高速・山道も軽々。 |
| 後席の快適性 | 広い足元と上質シートでショーファーユースにも適する。 |
| 積載力と実用性 | 広い荷室と分割可倒でゴルフや旅行の荷物も難なく収納。 |
レンジローバーV8の最大の魅力は「静寂と威厳の両立」。
アイドリング時の静けさ、エアサスによる柔らかな乗り味、そして高級ホテルのような内装。
まさに「走るラグジュアリースイート」と言える一台です。
V8ターボの圧倒的なトルクで、高速もワインディングも軽々。
後席はビジネスクラス並みの広さと快適性を誇り、運転手付き用途にも最適です。
オススメな人
| 対象 | 理由 |
|---|---|
| 上質な移動空間を最優先 | 静粛性・乗り心地・素材の質が同クラスでも突出。 |
| 運転手付き運用も視野 | 後席快適装備が充実しショーファー用途に最適。 |
| ゴルフや長距離旅行が多い | 大容量ラゲッジと余裕のパワーで移動が快適。 |
| ブランド価値を重視 | 英国ラグジュアリーの象徴としての存在感。 |
・快適で上質な移動空間を求める人
・ラグジュアリーSUVの“最終到達点”を所有したい人
・走り・静粛性・デザインを全て妥協したくない人
・リセールより“乗る満足度”を重視する人
・ドライバーズカー兼ショーファーカーを探している人
ブランドと品質にこだわる層には、唯一無二の価値を持つ一台です。
後悔するポイント
| 懸念点 | 内容 | 回避策 |
|---|---|---|
| 維持費の高さ | タイヤ・ブレーキ・オイル等が高額になりがち。 | 年次費用の見積もり/メンテナンスパックや信頼工場の活用。 |
| 電装系の不具合 | センサー・ハンドル・エアサスなど電子制御が多い。 | 延長保証の付帯/定期診断と予防交換で対策。 |
| 車体サイズ | 全幅約2mで立体駐車場NGのケースあり。 | 自宅・目的地Pの寸法確認/360°カメラで運用。 |
| 燃費 | V8ターボのため市街地は一桁台になりやすい。 | モード選択(Eco)・一定巡航・不要荷物削減で最適化。 |
1️⃣ 維持費の高さ
オイル交換・タイヤ・ブレーキが高額。年間維持費は100万円以上のケースも。
→ 専門工場やメンテナンスパック利用でコストを安定化。
2️⃣ 電装系トラブル
高級SUV特有の電子制御系(特にセンサー類)に注意。
→ 延長保証を必ず付帯、ディーラー管理下でメンテ推奨。
3️⃣ サイズの大きさ
全幅2,000mm超で立体駐車場に非対応。
→ 駐車スペースを事前に確認し、360°カメラ活用で対応可能。
4️⃣ 燃費の悪さ
V8ターボの宿命。市街地では6km/L前後。
→ 走行モードを“Comfort”または“Eco”で最適化。
壊れやすさ
| 部位 | 傾向 | 対策 |
|---|---|---|
| エアサスペンション | 経年で漏れ・センサー誤作動の例。 | 定期診断・予防交換・純正部品使用。 |
| ドアハンドル/センサー | 動作不良・警告が出るケース。 | 最新ソフト適用・清掃・保証修理。 |
| バッテリー | 電装負荷大で劣化が早い傾向。 | 早めの交換・電圧管理・長期放置を避ける。 |
電子制御エアサス、ドアハンドル、センサー類に経年劣化報告が見られます。
また、バッテリー電圧低下から起きるエラーも多め。
定期点検・バッテリー交換を早めに行い、診断ツールで常時チェックを行うのがベストです。
カスタムパーツ
| カテゴリ | 推奨アイテム | ポイント |
|---|---|---|
| 外装仕上げ | ブラックパック/エンブレムダーク化 | 上品さを保ちつつモダンに。 |
| ホイール | 22〜23インチ鍛造 | 迫力UP。乗り心地変化に留意。 |
| 保護 | セラミックコーティング/PPF | 塗装保護とリセール維持に有効。 |
| 快適装備 | リアエンタメ/TVチューナー | 後席の満足度がさらに高まる。 |
| 積載・防汚 | ラゲッジトレー/フロアマット | 荷室の汚れ対策と積載安定。 |
① 23インチ鍛造ホイール(仕上がりの迫力UP)
② ブラックパック(クロームレス化でモダン印象)
③ デジタルTVチューナー&リアエンタメ
④ フロアマット/LEDインテリアキット
⑤ セラミックコーティング(高級塗装の保護)
ゴルフバッグの収納性
| 条件 | 収納可能セット数 | 収納容量(L) |
|---|---|---|
| 後席起立(5名乗車) | 3セット(標準サイズ目安) | 約647L |
| 後席片側格納(3〜4名乗車) | 4セット目安(長尺に対応) | 約1,200〜1,400L(目安) |
| 後席両側格納(2名乗車) | 5セット目安 | 約1,860L(目安) |
ラゲッジ容量は647Lとクラス随一。
後席を立てたまま3セットのゴルフバッグが収納可能。
後席を倒すと約1,860Lの大空間となり、5セットまで搭載可能です。
乗車定員は5名(後席使用時)または2名(後席格納時)。
バッグの長さが47インチまでなら斜め積みでスムーズに入ります。
ライバル比較
| 項目 | レンジローバーV8 | メルセデスAMG G 63 | BMW X7 M60i | レクサス LX600 |
|---|---|---|---|---|
| 価格帯 | 約2,500〜3,200万 | 約2,900万 | 約2,100万 | 約1,800万 |
| 出力 | 530PS | 585PS | 530PS | 415PS |
| 0–100km/h | 約4.6秒 | 約4.5秒 | 約4.7秒 | 約6.8秒 |
| 燃費 | 約7.0km/L | 約6.5km/L | 約7.0km/L | 約8.0km/L |
| ゴルフバッグ積載 | 3〜5セット | 3〜5セット | 4セット | 3〜5セット |
口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| 「静かで乗り心地が極上」「内装の質感が圧倒的」「V8の余裕ある加速が快感」 | 「修理費が高い」「電子系の不具合が心配」「駐車場を選ぶ」 |
| 「ゴルフや旅行に最適」「後席の快適性が素晴らしい」 | 「燃費が厳しい」「納期・流通価格が不安定」 |
良い評判:
「静粛性が異次元」「内装の質感が最高」「V8のトルクが気持ちいい」「ゴルフに行くのが楽しみになる」
悪い評判:
「修理代が高い」「電子系のトラブルが多い」「駐車場が限られる」
評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| デザイン | ★★★★★ | 英国高級SUVらしい気品と存在感。 |
| 快適性 | ★★★★★ | エアサス+静粛性で極上の乗り心地。 |
| 燃費 | ★★★☆☆ | V8ターボとしては平均的。 |
| 走行性能 | ★★★★★ | 2.5トン超とは思えない滑らかさと加速。 |
| コスパ | ★★★★☆ | 高価だがブランド価値と満足度は極めて高い。 |
中古市場
| 条件 | 相場傾向 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 正規ディーラー車+延長保証 | 高値安定だが安心感が高い。 | 点検記録・ソフト更新・リコール対応履歴。 |
| 初期登録から3〜5年内 | 価格と仕様のバランスが良い。 | エアサスの作動・オイル滲み・電装動作。 |
| 特別仕様/限定色 | 希少性で相場強含み。 | 純正度・修復歴・社外パーツの有無。 |
中古価格は年式によって1,700〜2,400万円前後。
特に「Autobiography」や「First Edition」はプレミア価格で取引されています。
電子制御系の不具合が出やすいため、ディーラー保証付き個体を推奨。
バッテリー・エアサス・オイル漏れのチェックは必須です。
まとめ
レンジローバーV8は、“移動が最高の癒しになるSUV”。
後悔しないためには、維持費・駐車環境・保証体制を理解しておくこと。
試乗では「アイドリングの静けさ」「路面のいなし」「ゴルフバッグの積みやすさ」を重点的に確認。
買えば必ず日常が上質に変わる、まさに“成功者の象徴”と呼ぶにふさわしい一台です。




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