台湾ブランドの SYM(サンヤンモーター) は、欧州を中心に高いシェアを持つメーカーです。その中でも マキシム400(MAXSYM 400) は、日本国内ではまだ知名度が低いものの、ヨーロッパ市場で人気を集める大型スクーターです。
ホンダ フォルツァ750 や ヤマハ TMAX などのライバルに比べると価格が抑えられており、「コスパの良い大型スクーター」として評判を得ています。ただし、情報が少なく後悔した人も一定数いるため、ここで詳しくまとめます。
SYM マキシム400 のスペック
| 項目 | 数値・内容 |
|---|---|
| 実測燃費 | — km/L(環境・条件で変動) |
| カタログ燃費 | — km/L(年式で差あり) |
| 排気量 | 399 cc |
| エンジン形式 | 水冷 単気筒 SOHC 4バルブ |
| 最高出力 | 約34 PS / 6,750 rpm |
| 最大トルク | 約37 N・m / 6,000 rpm |
| 装備重量 | 約215 kg |
| シート高 | 約800 mm |
| 燃料タンク容量 | 約13.5 L |
| 新車価格 | 約900,000〜1,000,000 円(参考・並行輸入) |
| 主要装備 | ABS / TCS / キーレス / スマートメーター |
マキシム400は 399cc 水冷単気筒エンジンを搭載し、最高出力は約34PS/6,750rpm、最大トルクは約37N·m/6,000rpm。高速道路や長距離ツーリングも余裕でこなせる性能です。
車両重量は約215kg、シート高は800mm。ABSやトラクションコントロール、キーレスシステムを標準装備。燃料タンク容量は13.5Lと実用的で、航続距離も長めです。
新車価格は日本市場では流通が限られるものの、欧州基準で約90〜100万円程度。装備を考えると割安感があります。
オススメな人
| こんな人にオススメ |
|---|
| 国産大型スクーターより価格を抑えたい人 |
| 高速道路や長距離ツーリングを快適にしたい人 |
| 先進装備付きの400ccクラスを探している人 |
| 輸入車でも整備ショップを活用できる人 |
| 人と被らないバイクに乗りたい人 |
- 国産大型スクーターより価格を抑えて購入したい人
- 高速道路を含む長距離通勤やツーリングを快適に走りたい人
- 先進装備付きの400ccスクーターを探している人
- 他人と被らないモデルに乗りたい人
- コスパ重視で輸入車に挑戦したい人
後悔するポイント
| 後悔ポイント | 内容 |
|---|---|
| 整備体制 | 国内正規販売が少なく、部品供給に不安 |
| リセール | 国産車に比べリセールバリューが低い |
| 情報不足 | 口コミやレビューが少なく、購入前に不安 |
| 足つき | シート高800mmで小柄な人は不安が残る |
| 重量 | 約215kgで取り回しに慣れが必要 |
- 日本国内での販売台数が少なく、整備や部品供給に不安がある
- 国産に比べリセールバリューが低い
- 情報が少なく、口コミや評判を得にくい
- シート高800mmで小柄な人にはやや扱いづらい
- 重量が215kgと押し引きに慣れが必要
壊れやすさ
| 症状 | 想定原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 電装系の不安定 | 輸入車特有の設計差・気候条件 | 保証付販売店から購入、早期診断を依頼 |
| 部品入手遅れ | 正規代理店が少ない | 輸入ルートを確保したショップを利用 |
| 防錆不足 | 屋外保管や雨天走行 | 防錆コート、カバー利用 |
| 駆動系摩耗 | ベルト・クラッチの消耗 | 距離ごとの予防交換、早期点検 |
- 電子制御系は輸入モデル特有の不具合リスクあり
- 部品調達に時間がかかるケースがある
- 鉄部は防錆対策を怠ると錆びやすい
- 駆動系のベルト・クラッチは走行距離ごとの交換が必須
カスタムパーツ
| 目的 | 例 |
|---|---|
| 快適性 | ロングスクリーン、ゲルシート |
| 積載 | 大型トップケース、リアキャリア、サイドバッグ |
| 外装 | LED補助灯、アクセントデカール、メッキパーツ |
| 安全性 | 強化ブレーキパッド、ドラレコ、ETC |
| 保護 | バイクカバー、エンジンスライダー |
- 快適性:ツーリングスクリーン、ゲルシート
- 積載:トップケース、リアキャリア、サイドバッグ
- 外装:メッキパーツ、LED補助灯、アクセントデカール
- 安全性:強化ブレーキパッド、ドラレコ、ETC車載器
ライバル比較
| 項目\車種 | SYM マキシム400 | ヤマハ TMAX560 | ホンダ フォルツァ750 | キムコ AK550 |
|---|---|---|---|---|
| 排気量 | 399cc | 562cc | 745cc | 550cc |
| 出力/トルク | 約34PS/37N·m | 約47PS/55N·m | 約58PS/69N·m | 約53PS/55N·m |
| 車重 | 約215kg | 約218kg | 約235kg | 約226kg |
| 価格帯 | 約90〜100万円 | 約150〜160万円 | 約140〜150万円 | 約130万円前後 |
| 装備 | ABS/TCS/キーレス | ABS/TCS/電制多彩 | DCT/ABS/TCS | ABS/TCS/スマートキー |
| 特徴 | コスパ◎ | スポーツ志向 | 大排気量+余裕 | パワー+ツーリング性能 |
口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| 「価格以上の装備でコスパが良い」 | 「整備や部品供給に不安がある」 |
| 「高速道路も安定して走れる」 | 「中古市場がほとんどない」 |
| 「人と被らないのが嬉しい」 | 「情報が少なく購入前に悩む」 |
良い口コミ
- 「価格以上の装備と快適性でコスパが良い」
- 「高速道路も安定して走れる」
- 「人と被らないのが嬉しい」
悪い口コミ
- 「整備や部品供給が心配」
- 「中古市場がほとんどない」
- 「情報が少なく購入前に悩んだ」
評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| デザイン | ★★★★☆ | 欧州らしいスタイリッシュさ |
| 快適性 | ★★★★☆ | 長距離ツーリングも余裕 |
| 走り | ★★★★☆ | パワー十分、国産に劣らない |
| 積載 | ★★★★☆ | トップケース追加で便利 |
| 維持費 | ★★★☆☆ | 輸入車ゆえ不安点あり |
| 総合 | ★★★★☆ | コスパ重視派に高評価 |
中古市場
| 年式帯/状態 | 相場目安 | 注意点 | 狙い目 |
|---|---|---|---|
| 登録直後〜低走行 | 国内流通ほぼなし | 並行輸入保証範囲 | ディーラー保証付個体 |
| 数年落ち/中走行 | 欧州では60〜70万円台 | 駆動系消耗、錆 | 消耗品交換済みの個体 |
| 修復歴あり | 価格不安定 | 修正精度と走行安定性 | 記録簿付きで整備証明があるもの |
日本国内では流通がほとんどなく、中古市場は希少。欧州では数年落ちで60〜70万円台が目安ですが、日本で購入する場合は並行輸入を利用するケースが多く、保証や部品供給体制を確認することが重要です。
まとめ
SYM マキシム400 は、輸入スクーターとしては価格と装備のバランスが良く、コスパ重視のライダーに適したモデルです。高速道路でも安心して走れる性能と、国産にはない個性が魅力です。
一方で、整備体制や中古市場の不安、リセールバリューの低さが「後悔ポイント」になりやすい点は注意が必要です。後悔回避策としては、購入前に部品供給や整備ショップを確認し、並行輸入車の保証範囲をしっかり把握することが大切です。




コメント