カメラ選びで迷いやすいのが「入門〜中級向けミラーレス機」。
今回比較する Canon EOS R10・EOS R50・Nikon Z 50・SONY α6400 は、どれも10万円前後で購入でき、初心者からステップアップしたい人まで幅広く人気のあるモデルです。
結論から言うと、
- 手軽に写真と動画を両立したいならEOS R50
- 操作性とバランスで選ぶならEOS R10
- 質感とファインダー重視ならNikon Z 50
- 動画撮影やAFの安定感を重視するならSONY α6400
という選び方がおすすめです。
【この記事でわかること】
- EOS R10・R50・Z 50・α6400のスペックや価格の違い
- 各モデルの特徴と使い心地
- 実際に使ってわかった強みと弱み
- 用途別のおすすめモデル
- 購入者の口コミと評価
スペック・価格表
| モデル名 | 発売日 | センサー | 有効画素数 | 重量 | 価格目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Canon EOS R10 | 2022年7月 | APS-C | 約2420万画素 | 約429g | 12〜13万円 | 高速連写・操作性のバランス◎ |
| Canon EOS R50 | 2023年3月 | APS-C | 約2420万画素 | 約375g | 9〜10万円 | 軽量・自撮り動画向け |
| Nikon Z 50 | 2019年11月 | APS-C | 約2088万画素 | 約450g | 11〜12万円 | 質感・操作性に優れた型落ちモデル |
| SONY α6400 | 2019年2月 | APS-C | 約2420万画素 | 約403g | 12〜13万円 | 動画・AF性能に強いロングセラー |
4機種はいずれもAPS-Cセンサー搭載で、解像度や基本性能は大きな差がありません。価格帯はR50が最も手頃で、軽量ボディが魅力。R10はやや高めですが連写性能が強みです。Z 50とα6400は発売から時間が経ちますが、今も安定した評価があり、完成度の高いロングセラーモデルといえます。
特徴と第一印象
Canon EOS R10

EOS R10は「小型でありながら上位機種譲りの操作性」が特徴です。バリアングル液晶や高速連写(最高15コマ/秒)に対応し、子どもやスポーツシーンでもしっかり撮れる安心感があります。ファインダー撮影もしやすく、初心者が本格的に写真を学びたいときに頼れる存在。価格も手頃で、ボディ質感も安っぽさがなく長く使えるモデルです。R50より一歩進んだ機能を求めたい人に向いています。
Canon EOS R50

EOS R50は「とにかく軽くて使いやすい」エントリーモデル。重さ375gと最軽量で、カバンに入れても負担になりません。動画撮影に便利なバリアングル液晶やタッチ操作も快適で、初心者がスマホからステップアップするのに最適。AI被写体認識も搭載され、ペットや子供撮影も失敗が少なく安心感があります。動画配信やVlog用途にも強く、価格も10万円以下で手が届きやすい点が魅力です。
Nikon Z 50

Nikon Z 50は2019年発売と少し古めですが、完成度の高さから今でも根強い人気があります。Nikonらしいしっかりとしたグリップやダイヤル操作が快適で、写真撮影が楽しくなるカメラ。EVF(電子ファインダー)の見やすさも好評で、ファインダーを覗いて撮影したい人におすすめです。画素数は2088万画素とやや控えめですが、十分に高画質で色味も自然。ボディ質感も高く、所有欲を満たすモデルです。
SONY α6400

SONY α6400は動画撮影を意識する人に大定番のカメラ。リアルタイム瞳AFや高速AF性能は今なおトップクラスで、人物・動物・動画配信に強みを発揮します。発売から時間が経っているものの、αシリーズの中では長寿モデルでサポートやレンズ資産も豊富。操作系はやや独特ですが、慣れれば快適。静止画も高画質ですが、特に「動画も本格的に撮りたい」という人に強くおすすめできる一台です。
実際に使って良かった点(強み)
EOS R10:連写性能が速く動体撮影に強い/操作性が本格的
👉 EOS R10は、15コマ/秒の高速連写が可能で、走り回る子どもやペット撮影でもしっかり対応できます。さらに上位機種に近い操作ボタン配置で、初心者でも「本格的に写真を撮っている」感覚を得られるのが魅力です。
EOS R50:軽量で持ち運びやすい/初心者向けUIで迷わない
👉 わずか375gの軽量ボディで、旅行やお散歩写真でも気軽に持ち出せます。UIもスマホ感覚で操作できるため、初めてのカメラでも迷うことが少なく、写真も動画も直感的に楽しめる点が高評価です。
Nikon Z 50:質感が高く持つ喜びがある/ファインダーが見やすい
👉 マグネシウム合金を使ったボディは高級感があり、持った瞬間から安心感があります。ファインダーの視認性も良く、構えてじっくり撮影したい人に最適。入門機でありながら所有欲を満たすモデルです。
α6400:瞳AFの精度が高い/動画撮影で安心感がある
👉 SONYの強力な瞳AFは人物や動物の撮影で威力を発揮し、失敗写真が大幅に減ります。動画でもリアルタイムで追従するため、Vlogや配信で安心。発売から年数が経っても動画用カメラの定番であり続ける理由です。
気になった点(弱み)
EOS R10:ボディ内手ぶれ補正がない/バッテリー持ちがやや短い
👉 手ぶれ補正はレンズ依存のため、暗い場所や望遠撮影ではブレやすさが気になります。またバッテリーもフル稼働で撮影すると一日持たないことがあり、旅行やイベントでは予備バッテリーが必須です。
EOS R50:電子ファインダーが小さめ/連写性能は控えめ
👉 軽量化のためかファインダーが小さめで、長時間覗いて撮影すると疲れやすいです。連写速度もR10に比べると控えめで、動きの速い被写体ではやや力不足を感じることがあります。
Nikon Z 50:発売が古くUSB-C非対応/動画性能は平均的
👉 2019年発売のためUSB-C充電や最新の動画機能には対応していません。4K動画は撮れますが、クロップが入るため広角撮影では制限があり、動画中心で考えると物足りない点があります。
α6400:メニューが複雑/ボディに手ぶれ補正なし
👉 SONY独特のメニュー体系は初めての人にはやや分かりにくく、設定探しに時間がかかることも。またボディ内手ぶれ補正がないため、動画撮影では歩き撮りに工夫が必要になります。
用途別おすすめモデル
| 用途 | おすすめモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 旅行・日常スナップ | Canon EOS R50 | 軽量で持ち運びやすく、操作が簡単だから |
| 子ども・スポーツ撮影 | Canon EOS R10 | 高速連写とAF性能で失敗が少ない |
| ファインダー撮影を楽しみたい | Nikon Z 50 | EVFの見やすさと操作感に優れる |
| 動画配信・Vlog | SONY α6400 | 瞳AFと動画性能に定評がある |
用途別に見ると、軽量さで日常使いに強いのはR50、動体撮影に強いのはR10という棲み分けがはっきりしています。ファインダー重視なら質感の高いZ 50、動画性能に特化するならα6400と、それぞれ役割が明確。自分の使い方に合わせて選ぶことで、満足度の高い1台に出会えるはずです。
購入者の口コミ
| モデル | 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|---|
| EOS R10 | 「動体撮影が本当に楽しい!」 | 「バッテリー持ちが短い」 |
| EOS R50 | 「軽くて女性でも持ちやすい」 | 「ファインダーが小さく見づらい」 |
| Nikon Z 50 | 「質感が高くて愛着が湧く」 | 「USB-C充電ができないのが残念」 |
| α6400 | 「瞳AFが完璧で動画も安心」 | 「メニューがわかりにくい」 |
口コミを見ると、ポジティブな意見は「持ちやすさ」「AF性能」「質感の高さ」といった使い心地に関するものが多く、悪い点は「バッテリー」「操作性」「古さ」などが中心です。どのモデルも基本性能は十分評価されていますが、細かな不満点があるため、購入前に自分の使用シーンと照らし合わせることが重要です。
どんな人におすすめか
| モデル | おすすめの人 |
|---|---|
| EOS R10 | 初心者から中級にステップアップしたい人 |
| EOS R50 | 旅行・日常・Vlogに手軽に使いたい人 |
| Nikon Z 50 | 写真をじっくり楽しみたい人/ファインダー重視の人 |
| α6400 | 動画撮影や配信をメインに考えている人 |
おすすめ層をまとめると、R50は「軽さと手軽さ」を求める初心者、R10は「性能を活かして一歩進みたい人」、Z 50は「写真撮影を趣味としてじっくり楽しみたい人」、α6400は「動画を本格的にやりたい人」という住み分けができます。どのモデルも明確な個性を持ち、迷ったら「自分が写真を撮るシーン」を基準にすると選びやすいです。
まとめ
EOS R10・R50・Z 50・α6400はどれも個性がはっきりしており、用途に合わせて選びやすいラインナップです。写真をしっかり学びたいならEOS R10、軽快に持ち歩きたいならEOS R50、ファインダーや質感を重視するならZ 50、動画重視ならα6400といった形で選ぶと失敗が少ないでしょう。特に初心者にとってはEOS R50が安心感のあるスタート機種としておすすめですが、将来的に幅広く挑戦したいならEOS R10やα6400も有力候補になります。







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