これからカメラを始めたい方やステップアップを考えている方に人気の「Fujifilm X-S20」「X-S10」「SONY α6700」「Nikon Z 50」。どれもミラーレス一眼の中で注目度が高いモデルですが、それぞれに個性があり「写真・動画どちらを重視するか」「軽さを優先するか」など選び方が変わってきます。本記事では4機種をスペックから実際の使い心地まで丁寧に比較し、自分に合うカメラ選びをサポートします。
【この記事でわかること】
- Fujifilm X-S20とX-S10の違い
- SONY α6700の強みと他モデルとの比較
- Nikon Z 50が初心者に人気な理由
- 用途別のおすすめモデル
- 購入者の口コミや気になる点
スペック・価格表
| モデル名 | 発売時期 | 有効画素数 | 動画性能 | 重量 | 価格目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| Fujifilm X-S20 | 2023年 | 約2,610万画素 | 6.2K/30p, 4K/60p | 491g | 約18万円〜 |
| Fujifilm X-S10 | 2020年(生産終了) | 約2,610万画素 | 4K/30p | 465g | 中古 約10万円〜 |
| SONY α6700 | 2023年 | 約2,600万画素 | 4K/120p, 6Kオーバーサンプリング | 493g | 約20万円〜 |
| Nikon Z 50 | 2019年 | 約2,088万画素 | 4K/30p | 450g | 約12万円〜 |
Fujifilm X-S20とSONY α6700は最新世代らしく動画性能が優秀。X-S10とZ 50は価格が手頃でコスパ重視派に向いています。
特徴と第一印象
Fujifilm X-S20

X-S20はX-S10の後継機で、静止画・動画の両方に強い「ハイブリッド機」。特にバッテリーが大幅に強化され、長時間撮影に耐えられるのが魅力です。動画では6.2K/30p、4K/60pに対応し、VlogやYouTube撮影を考える人に人気。ボディは比較的軽量で、持ち歩きやすさと性能を両立しています。富士フイルムらしい色再現「フィルムシミュレーション」も健在で、初心者でも作品感のある写真を簡単に撮れるのが嬉しいポイントです。
Fujifilm X-S10(型落ち)

X-S10は2020年発売で、すでに生産終了となっていますが、中古市場ではまだ根強い人気があります。特徴は小型軽量ボディに本格的な手ブレ補正を搭載している点。X-S20に比べると動画性能は控えめですが、写真中心で使うならコスパは抜群。デザインもシンプルで、入門から中級者まで幅広く対応できる1台です。価格が下がっている今こそ「コストを抑えて本格的なカメラを持ちたい人」に選ばれています。
SONY α6700

α6700はソニーAPS-Cのフラッグシップともいえる存在。最新のAIプロセッサを搭載し、人物・動物・乗り物など多彩な被写体を自動で追従できるAF性能が圧倒的です。動画では4K/120p対応で、滑らかなスローモーション撮影も可能。静止画・動画のどちらも高次元で楽しみたい人に向いています。操作性はソニーらしく直感的で、αフルサイズシリーズと共通のUIを持ち、将来的にフルサイズへ移行する人にとっても違和感なく使える点が魅力です。
Nikon Z 50

Nikon Z 50は2019年発売のAPS-Cモデルですが、初心者〜中級者にとって非常に扱いやすいカメラです。深いグリップと直感的な操作系で「握りやすく、撮りやすい」と評判。画素数はやや控えめですが、Zマウントのレンズ資産を活かせるのが大きな強み。軽量ボディで旅行や日常スナップに最適で、価格も比較的手頃なため「最初の一台」として人気が続いています。動画性能はシンプルですが、日常撮影には十分なレベルです。
実際に使って良かった点(強み)
Fujifilm X-S20
バッテリー持ちが良く長時間撮影も安心
フィルムシミュレーションで簡単に雰囲気ある写真
動画性能が大幅進化
Fujifilm X-S10
小型軽量で持ち運びやすい
手ブレ補正が優秀で失敗が少ない
中古で手に入れやすくコスパ抜群
SONY α6700
AF性能が非常に高く、動体撮影に強い
4K/120pの動画撮影が可能
フルサイズ機と操作性が近く拡張性◎
Nikon Z 50
深いグリップで長時間でも疲れにくい
操作がシンプルで初心者でも扱いやすい
価格が手頃で入門機として最適
気になった点(弱み)
Fujifilm X-S20
本体価格がやや高め
バリアングル液晶が厚みを感じることも
連写バッファは上位機種に劣る
Fujifilm X-S10
生産終了モデルで新品購入不可
バッテリー持ちは短め
動画性能は最新機に比べて弱い
SONY α6700
ボディ価格が高めでレンズも高価
コンパクトだが重量感はある
初心者にはやや機能過多
Nikon Z 50
4K動画は30pまでと物足りない
新しいZレンズがまだ少ない
高感度性能は最新機に劣る
用途別おすすめモデル
| 用途 | おすすめモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 旅行・日常スナップ | Nikon Z 50 | 軽量ボディと握りやすいグリップで長時間の持ち歩きに最適。価格も手頃で初心者に優しい。 |
| 本格的な動画撮影(Vlog・YouTube) | Fujifilm X-S20 / SONY α6700 | X-S20は6.2K動画と長時間バッテリー、α6700は4K/120p対応で高画質かつ滑らかな映像表現が可能。 |
| コスパ重視の写真撮影 | Fujifilm X-S10 | 中古市場で手頃な価格ながら、強力な手ブレ補正と豊富なフィルムシミュレーションで高画質を楽しめる。 |
それぞれのカメラには得意分野があります。旅行や日常スナップなら軽量で直感的に扱えるNikon Z 50が最適。動画や配信に力を入れたい方は、最新世代のFujifilm X-S20やSONY α6700が選ばれます。コストを抑えつつ写真を楽しみたい場合は、型落ちながらも実力派のX-S10が狙い目です。
購入者の口コミ
| モデル | 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|---|
| Fujifilm X-S20 | 「動画と写真の両方に強く、旅行からVlogまで万能」 | 「価格が高く、初心者にはややオーバースペック」 |
| Fujifilm X-S10 | 「中古でコスパ最高。手ブレ補正が便利」 | 「新品が手に入らないのが残念。動画性能は物足りない」 |
| SONY α6700 | 「AFが速くて動体撮影も安心。動画もプロ級」 | 「レンズが高価で初心者には敷居が高い」 |
| Nikon Z 50 | 「グリップが握りやすく初心者でも安心」 | 「4K動画が30pまでで最新機に劣る」 |
口コミを見ると、いずれのモデルも「使いやすさ」や「画質の良さ」が高く評価されています。一方で価格や動画性能などでは差が出ており、特に最新機種は高額ゆえのハードルが指摘されています。初心者はコスパ、経験者は機能性といったように、自分の撮影スタイルに合わせて選ぶのが失敗しないコツです。
どんな人におすすめか
| モデル | おすすめの人 | 理由 |
|---|---|---|
| Fujifilm X-S20 | 動画も写真も本格的に楽しみたい人 | 6.2K動画や強化バッテリーで、Vlogから作品撮影まで幅広く対応。 |
| Fujifilm X-S10 | 予算を抑えて本格的な写真を撮りたい人 | 中古価格が手頃で、強力な手ブレ補正とフィルムシミュレーションが魅力。 |
| SONY α6700 | 動体撮影や動画制作を重視する人 | 最新のAI AFと4K/120p対応で、スポーツやVlogにも最適。 |
| Nikon Z 50 | 初めてミラーレスを買う初心者 | 操作がシンプルで扱いやすく、価格も手頃。旅行や日常撮影に最適。 |
X-S20やα6700は動画性能やAF性能に優れ、映像制作や動体撮影を考える方に向いています。X-S10は価格と画質のバランスに優れ、手頃に写真を楽しみたい人に人気です。Z 50は初心者にやさしい操作感と価格が魅力で、「初めてのミラーレス一眼」として安心して選べます。
まとめ
Fujifilm X-S20、X-S10、SONY α6700、Nikon Z 50の4機種を比較しました。
総合力ではX-S20とα6700がリードし、特に動画性能を重視する人にはおすすめです。一方、写真メインでコストを抑えたいならX-S10、中級者へのステップアップや初めての一台にはZ 50が最適です。
📌 まとめると:
- 動画重視 → X-S20 / α6700
- 写真とコスパ重視 → X-S10
- 初心者・旅行用 → Z 50
用途と予算を考え、自分のライフスタイルに合う一台を選ぶのが後悔しないポイントです。







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