皆さんは肛門周囲膿漏を知っていますか?
実は先日、肛門周囲膿漏という病気になってしまいました。
簡単に言うと肛門の周辺に膿がたまってしまうという病気なのですがもう本当に辛かった…
どのくらい辛かったかというと、
肛門のあまりの激痛に、まともに大便も小便もできなくなり、歩くのもつらく、寝返りも出来なくなるほどでした。
痛みをたとえるのなら…
・肛門に彫刻刀が刺さっている
・肛門が睾丸から尾てい骨まで裂けている状態
が近しい表現だと思います。
今回は、そんな肛門周囲膿漏の辛さについて書きたいと思います。
肛門周囲膿漏について
肛門周囲膿漏とは
肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)とは、肛門のまわりに膿(うみ)がたまる状態です。飲酒、温水便座の使用、下痢や軟便、抵抗力が弱っている状態のときになりやすい病気です。浅いところにできる膿瘍は激しい痛みが伴い、深いところにできる膿瘍は腰に鈍い痛みが伴います。。肛門周囲膿瘍を治療するには切開して膿を出すのが一番です。
https://rakuc.com/koumon-syui-nouyou.html
肛門周囲膿漏の症状
肛門周囲膿瘍は出来る場所によって症状が異なります。浅いところにできる膿瘍は強い痛みを伴い、深いところにできる膿瘍は腰に鈍い痛みが伴い、他に微熱やだるさも伴います。
浅いところの膿瘍の症状:痛み強い、固く触れる
深いところの膿瘍の症状:腰の鈍い痛み、微熱とだるさ、触れないことも多い
肛門周囲膿漏になる原因
- 下痢便、軟便、温水便座を使うとき、肛門の中のくぼみからバイ菌が入る。
- 体の抵抗力が弱っている時や多量の飲酒時にも起こりやすいです。
- 魚の骨などの異物が刺さっておこるもの、のう皮症のような皮膚の病気、クローン病や潰瘍性大腸炎、癌などによるものもあります。
肛門周囲膿漏の治療方法
肛門周囲膿瘍治療の第一の選択肢は、切開して膿を出すことです。
バイ菌を殺す抗菌薬による治療は、膿(うみ)のたまりの内には入っていかないため、効果が不十分なためオススメしません。
小さな膿(うみ)のたまりの時は麻酔なしか、局所麻酔を用いて治療をします。
それ以上の大きなものは二度と受けたくなくなるような激痛を伴うため、局所麻酔以上の十分な麻酔が必要です。
私の肛門周囲膿漏
私が肛門周囲膿漏になり苦しんだ4日間についてお話ししたいと思います。
1日目
4月の水曜日の朝、いつもと変わらず朝6時に目が覚めました。
今年の4月から新卒として働き始めたので、11時に寝て6時に起きるというのが私の生活リズムです。
しっかりと睡眠時間も確保していていつも気持ちの良い朝を迎えているのですが、この日は少し違いました。
肛門と尾てい骨の間に違和感を感じるのです。
痛くないのだけど打撲した後のような感じ (分かりますかね?笑)
しかし、特に生活に支障もなかったので特に気にすることもなく、出社し夜にはジムに行くことができました。
2日目(木)
この日は明らかに肛門に異変を感じました。
起き上がろうとすると肛門に刺すような痛みが走り起き上がることが出来ないのです。
どうにかして起き上がることに成功したのですが、何をするにも肛門が痛い…
鎮痛剤を飲んで会社に向かったのですが、通勤の道中でもどんどん肛門の症状が悪化していきます。
会社に着くころには歩く際・小便をする際にも鋭い刺すような痛みが伴うようになりました。
自分は新入社員なので研修を行っているのですが、研修中は肛門の苦痛と格闘していて内容がほとんどは行ってきませんでした笑
3日目(金)
痛みはどんどんひどくなってきました。
3日目になるともう我慢できないほどの痛みがあり、何度も痛みで眠りから覚めてしまい寝ることが出来ない状態になっていました。
痛み止めの他にもボラギノールの使用を開始したのですが、どの鎮痛剤もボラギノールも効きません。というよりボラギノール使うのが痛すぎました笑
病院に行こうにも営業時間が勤務時間中の為行くことが出来ません…
3日目が一番しんどかったです!
この日は幸いにもリモートワークだったので家で痛みに耐えていました!
3日目は大便・小便をする際に肛門が彫刻刀で貫かれるような痛さが生じ、トイレに行くのが心から嫌になりました笑
そのため、なるべくトイレに行かないように食事もまともにとらず、水も飲まずの生活を過ごしていました。
4日目(土)
ついに待ちに待った土曜日になりました!!
早速肛門科がある病院の予約を取り11時時半に行くことになりました。
病院に行く直前、トイレで大便をすると今までになかった出血が発生しました。
ただの出血ではなく、大大大出血です
引くほど血がでて焦りました笑
お尻が血まみれになってしまったので、お風呂で血を落としていざ病院へ
今まで肛門科に行ったことがなかったので結構緊張したのですが
約30分ほどで診察が終わりました。
お医者さんの診察結果は
おそらく肛門周囲膿漏という病気でもしかしたら痔瘻の可能性もあるという事でした。
肛門周囲膿漏は前述したように肛門の周りが膿んでしまう病気のことで、膿が取れない限りは痛みが続くそうです。
膿が取れない人は化膿している部分を切開して膿を取らなくてはいけないそうなのですが、
自分の場合は、病院に行く前の出血でかなり膿がとれていたようなのでとりあえず手術の必要はないそうです。
しかし、今後膿が再発するようだと痔瘻という病気の可能性もあり、痔瘻になっていると手術が必要になるそうです。
なのでしばらくは経過観察の為、通院が必要だと言われました。
実際に朝に出血してからはびっくりするくらい痛みが引き、その日の夜ごろには通常のお尻に戻ることが出来ました。
まとめ
今回は、私が体験した肛門周囲膿漏という病気について記事にしました。
正直今まで経験した中でもかなりつらい4日間でした。
肛門周囲膿漏は下痢が多い人になりやすいそうですので、下痢にならないような生活を心がけたいですなぁ
皆さんも肛門は大事にしましょう!
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