スマホ撮影から本格的にステップアップしたい初心者の方へ。気軽に始められるエントリーカメラとして、ミラーレス一眼はとても魅力的です。特に「15万円以下」で購入できるミラーレスは高性能・操作性・将来性が優れたモデルが揃っています。
本記事では、15万円以下の価格帯で現行モデルの中から 13機種(Canon、Nikon、Sony、Fujifilm、Olympus/OM SYSTEM、Panasonic)を厳選し、それぞれの特徴や強み、使い方イメージなどを解説します。これからの1台選びに、ぜひお役立てください。
15万円以下で買える初心者向けミラーレスカメラおすすめモデル一覧
| モデル名 | 発売年月 | センサー | 平均価格(ボディ) | ひとこと特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Canon EOS RP | 2019年3月 | フルサイズ | 約12万円 | フルサイズで最安 |
| Canon EOS R50 | 2023年4月 | APS-C | 約9万円 | 軽量で使いやすい入門機 |
| Canon EOS Kiss M2 | 2023年2月 | APS-C | 約8万円 | 日本向けの親しみやすさ |
| Nikon Zfc | 2021年7月 | APS-C | 約9.5万円 | レトロ外観と最新性能 |
| Nikon Z30 | 2022年8月 | APS-C | 約9.8万円 | Vlog向けの軽量設計 |
| Sony α7 II | 2014年 | フルサイズ | 約13万円中古 | フルサイズ手ぶれ補正 |
| Sony α6400 | 2019年 | APS-C | 約11万円 | 高速AF&動画品質◎ |
| Sony ZV-E10 | 2021年9月 | APS-C | 約9万円 | Vlog専用UI搭載 |
| Fujifilm X-T30 | 2019年 | APS-C | 約10万円 | フィルムシミュレーションが楽しい |
| Fujifilm X-S10 | 2020年 | APS-C | 約13万円 | IBIS付きで撮りやすい |
| OM SYSTEM E-M10 Mark IV | 2020年 | Micro Four Thirds | 約8.7万円 | 手ぶれ補正&初心者向き |
| Panasonic DMC-GF10 | 2018年 | Micro Four Thirds | 約6万円 | 軽量でスマホ感覚で撮れる |
| Panasonic LUMIX G100D | 2021年 | Micro Four Thirds | 約8万円 | 動画+EVFでバランス◎ |
各モデルの個別紹介
Canon EOS RP

| モデル | Canon EOS RP |
|---|---|
| センサー | フルサイズ 26MP |
| 重量 | 約485g |
| 発売 | 2019年3月 |
| 価格 | 約12万円 |
フルサイズセンサーを搭載しながらコンパクトさを追求したEOS RPは、フルサイズ入門として最もリーズナブルな選択肢です。26MP画質とデュアルピクセルAF、バリアングル液晶で撮影の自由度も高く、写真と動画の両方に対応。実際に風景撮影や家族の記念写真では、「ボケ味と描写の深さ」がスマホとは段違いで、撮っていて楽しくなります。
強み
- フルサイズの高画質を味わえる最安モデル
- 小型軽量で持ち歩きやすい
- タッチ対応バリアングル液晶で構図に柔軟
Canon EOS R50

| モデル | Canon EOS R50 |
|---|---|
| センサー | APS-C 24MP |
| 重量 | 約375g |
| 発売 | 2023年4月 |
| 価格 | 約9万円 |
APS-Cサイズの最新エントリーモデル。軽量ボディ(約375g)ながら、最新のデュアルピクセルCMOS AF IIやUHS-II対応で動体にも強い。初めてのミラーレスとしても安心感があり、旅行や日常スナップでは取り回しの良さを存分に発揮します。特に人物認識AFの精度が高く、ポートレートが得意。動画では4K30p(オーバーサンプリング)で美しい映像が撮れ、VlogやSNS用にも対応できます。
強み
- 最新のAF性能と被写体検出
- 小型軽量で常時持ち歩きやすい
- 4K高画質動画対応
Canon EOS Kiss M2

| モデル | Canon EOS Kiss M2 |
|---|---|
| センサー | APS-C 24MP |
| 重量 | 約387g |
| 発売 | 2023年2月 |
| 価格 | 約8万円 |
日本市場特化型のAPS-C入門機。コンパクトなボディにデュアルピクセルCMOS AFとバリアングル液晶を搭載し、日常・旅行・子どもの成長記録など幅広く対応。操作系は直感的で、スマホ感覚でタッチ操作でき、初心者が迷わず撮影に入れます。クリエイティブアシスト機能で色味や雰囲気を簡単に調整できるのも魅力。
強み
- 日本向けの親しみやすいUI
- 軽量コンパクトで扱いやすい
- バリアングル液晶と静音シャッター
Nikon Z fc

| モデル | Nikon Z fc |
|---|---|
| センサー | APS-C 20.9MP |
| 重量 | 約445g |
| 発売 | 2021年7月 |
| 価格 | 約9.5万円 |
フィルム時代の「FM2」を彷彿とさせるレトロデザインと、最新のZマウント性能を融合したAPS-C機。高精細の20.9MPセンサーとEXPEED 6エンジンにより、発色とディテール描写が美しい。ダイヤル操作中心で写真を操る楽しさを味わえます。カフェや街歩きスナップに最適で、見た目重視派にも人気。
強み
- レトロな外観と最新機能の両立
- 高品位な金属ボディ
- 自撮り対応バリアングル液晶
Nikon Z30

| モデル | Nikon Z30 |
|---|---|
| センサー | APS-C 20.9MP |
| 重量 | 約405g |
| 発売 | 2022年8月 |
| 価格 | 約9.8万円 |
Vlogや動画配信に特化したAPS-Cモデル。EVFを省き、軽量ボディに大きなグリップを備えたデザインで長時間の手持ち撮影が快適。人物認識AFや4K30p記録に対応し、外部マイク端子も搭載。持ち運びやすく、YouTubeやSNS動画作成に最適です。
強み
- Vlog向けUIと動画機能
- 軽量で長時間の撮影が楽
- 外部マイク対応で音質向上可
Sony α7 II

| モデル | Sony α7 II |
|---|---|
| センサー | フルサイズ 24MP |
| 重量 | 約599g |
| 発売 | 2014年 |
| 価格 | 約13万円(中古) |
フルサイズの高画質と5軸手ぶれ補正を搭載したモデル。発売から年数は経っているが、中古価格が下がり、フルサイズ入門に手が届きやすい。24MPセンサーと豊かな階調描写はポートレートや風景撮影に抜群。重さはややあるが、そのぶんグリップは安定感があり、撮影時のブレを抑えやすい。
強み
- フルサイズ+5軸手ぶれ補正
- 豊かな階調とボケ表現
- 中古で手が届きやすい価格
Sony α6400

| モデル | Sony α6400 |
|---|---|
| センサー | APS-C 24MP |
| 重量 | 約403g |
| 発売 | 2019年 |
| 価格 | 約11万円 |
APS-Cミラーレスの中でもAF性能が非常に高く、0.02秒の高速AFとリアルタイムトラッキングで動体に強い。自撮り対応チルト液晶でVlogにも活用可能。防塵防滴ボディで屋外撮影にも安心。動画は4K30pで高画質収録ができ、写真・動画両方にバランスが良い。
強み
- 高速AF&動体追従
- 防塵防滴設計
- 写真と動画のバランスが優秀
Sony ZV-E10

| モデル | Sony ZV-E10 |
|---|---|
| センサー | APS-C 24MP |
| 重量 | 約343g |
| 発売 | 2021年9月 |
| 価格 | 約9万円 |
動画撮影を主目的としたAPS-Cミラーレス。可動式液晶と高品質マイクを標準装備し、Vlog・ライブ配信に適したUIを備える。製品レビューモードや美肌効果など、配信者に嬉しい機能多数。交換レンズ対応で、描写の幅を広げられます。
強み
- 動画向けの便利機能が豊富
- 軽量で手持ち動画が快適
- 高品質マイクを標準搭載
Fujifilm X-T30

| モデル | Fujifilm X-T30 |
|---|---|
| センサー | APS-C 26MP |
| 重量 | 約383g |
| 発売 | 2019年 |
| 価格 | 約10万円 |
クラシカルな外観とダイヤル操作が魅力のAPS-C機。フィルムシミュレーションが豊富で、JPEG撮って出しでも独特の色味を楽しめます。風景から人物までオールラウンドに活躍し、撮影するモチベーションを高めるモデル。
強み
- 豊富なフィルムシミュレーション
- コンパクトなクラシックデザイン
- 高速AFと高画質
Fujifilm X-S10

| モデル | Fujifilm X-S10 |
|---|---|
| センサー | APS-C 26MP |
| 重量 | 約465g |
| 発売 | 2020年 |
| 価格 | 約13万円 |
手ぶれ補正(IBIS)を搭載したAPS-C機。小型ボディながら安定した撮影が可能で、夜景や望遠撮影にも強い。グリップ形状が握りやすく、長時間撮影も快適。動画も高画質で、静止画・動画どちらも満足できる万能機です。
強み
- 5軸手ぶれ補正
- 握りやすい大型グリップ
- 高画質動画性能
OM SYSTEM OM-D E-M10 Mark IV

| モデル | OM SYSTEM E-M10 Mark IV |
|---|---|
| センサー | Micro Four Thirds 20MP |
| 重量 | 約383g |
| 発売 | 2020年 |
| 価格 | 約8.7万円 |
マイクロフォーサーズの小型軽量機で、初心者でも扱いやすい。5軸手ぶれ補正と自撮り対応液晶を備え、旅行や日常記録に最適。被写体認識AFも搭載し、人物撮影の歩留まりが高い。
強み
- 小型軽量+手ぶれ補正
- 自撮り対応モニター
- 初心者向けの親切設計
Panasonic LUMIX DC-GF10

| モデル | Panasonic LUMIX DC-GF10 |
|---|---|
| センサー | Micro Four Thirds 16MP |
| 重量 | 約270g |
| 発売 | 2018年 |
| 価格 | 約6万円 |
とても軽量(約270g)で、スマホ感覚の操作性を持つマイクロフォーサーズ機。チルト液晶と高画質4Kフォト機能でSNS向けの写真も簡単に撮れる。女性やライトユーザーにも人気。
強み
- 圧倒的軽量コンパクト
- チルト液晶で自撮り簡単
- 4Kフォトで決定的瞬間を切り取れる
Panasonic LUMIX G100D

| モデル | Panasonic LUMIX G100D |
|---|---|
| センサー | Micro Four Thirds 20MP |
| 重量 | 約345g |
| 発売 | 2021年 |
| 価格 | 約8万円 |
EVFを搭載したコンパクトMFT機。音声追尾機能付きマイクやバリアングル液晶を備え、Vlogや日常撮影に幅広く対応。軽さとファインダー撮影の安心感を両立。
強み
- EVF搭載で屋外でも見やすい
- 高音質マイク内蔵
- 小型軽量で持ち運びやすい
モデル別おすすめ用途マッチ表
| 目的 | おすすめモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 最高画質・将来性重視 | Canon EOS RP | フルサイズ高画質+RFマウントの拡張性 |
| かわいいデザインを重視 | Nikon Zfc | レトロボディと最新機能が両立 |
| 手ぶれ補正付きで失敗少なく | Fujifilm X-S10 | IBIS搭載で安定した撮影 |
| 動画・Vlog対応したい | Sony ZV-E10 | 動画寄り操作・機能が充実 |
| 軽さと持ち歩きやすさ重視 | Panasonic DMC-GF10 | スマホのように手軽に使える小型設計 |
まとめ:どのカメラがあなたに合う
| ニーズ | おすすめモデル |
|---|---|
| 失敗しにくく安定した撮影をしたい | Fujifilm X-S10 |
| 将来まで楽しめる高画質を求める | Canon EOS RP |
| 動画中心の撮影を考えている | Sony ZV-E10 |
| 見た目・デザインにこだわりたい | Nikon Zfc |
| 片手でも扱える手軽さが欲しい | Panasonic DMC-GF10 |
15万円以下には、フルサイズの高画質モデルから、動画機能に特化したもの、手ぶれ補正搭載で失敗の少ない機種、おしゃれなレトロデザインを楽しめるモデルまで、幅広い選択肢があります。例えば「最高画質で将来まで使えるカメラがほしいならCanon EOS RP」、「Vlogや動画中心ならSony ZV-E10」、「撮る楽しさとデザインならNikon Zfc」、「手ぶれ対策を重視するならFujifilm X-S10」、「常に気軽に持ち歩きたいならPanasonic GF10」など、自分の撮影スタイルに合わせて選ぶと失敗しません。まずは「自分が撮りたいもの」をイメージして、一番合う1台から始めてみましょう。

















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