軽くておしゃれな“お手軽ミラーレス”として選んだX-A7
はじめて富士フイルムのカメラを選ぶにあたって、候補に上がったのがこの「X-A7」でした。
正直、見た目が可愛いというのが最初の決め手。でも、使っていくうちに感じたのは“軽さ”と“色味”の素晴らしさ。スマホからステップアップしたい、でも難しい設定は苦手という人には本当にぴったりの1台だと感じました。
ただし、後から分かってきた“弱点”もあります。今回はそんなX-A7を実際に使用した目線で、良い点・残念な点を本音でレビューしていきます。
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このカメラの特徴と第一印象
X-A7は富士フイルムのエントリー機として2019年に登場。クラシックなデザインながら、グリップがスリムでコンパクト、カラバリも豊富で男女問わず人気です。
起動も速く、メニュー画面はスマホのようなタッチUIで分かりやすい。背面液晶が3.5型と非常に大きく、ファインダー非搭載でも画面撮影がしやすい印象を持ちました。
実際に使って良かった点(強み)

• とにかく軽くてどこにでも持ち出せる(約320g)
ポケットのあるバッグならサッと入れられるサイズ感で、旅行・日常スナップに最適です。首から下げても疲れません。
• フィルムシミュレーションが初心者でも楽しめる
「クラシッククローム」「Velvia」「ASTIA」など、色味の変化が直感的に楽しめるのが富士ならでは。JPEGで十分なほど綺麗。
• 液晶が大きくて見やすく、操作しやすい
3.5型のタッチ対応バリアングル液晶は、まるでスマホのよう。AFポイント指定や露出変更がとても直感的です。
• UIが優しく、初めてのミラーレスに最適
富士フイルム独特のレトロ操作ではなく、アイコンベースのメニューで初心者も迷いにくい構成。スマホ慣れしている人に最適です。
• バッテリーの持ちも良好(約440枚)
このサイズ感にしてはバッテリーがよく持ちます。動画撮影でも安定していて、USB充電対応もありがたいポイントです。
使って気になった点(弱み)

• ファインダー非搭載で晴天時にやや見づらい
背面液晶が大きいとはいえ、日中の屋外では反射で見づらくなることがあります。ファインダー派の人にはやや厳しい。
• ボディ内手ブレ補正がない
静止画ならある程度我慢できますが、動画撮影や夜景では注意が必要。レンズ側の手ブレ補正頼みです。
• AF(オートフォーカス)が若干遅い
動きもの、特に子どもやペットには追従しきれない印象。被写体が動く場面ではピントに迷いが出ることも。
• 連写・動体性能には不向き
最高連写速度は6コマ/秒と控えめで、バッファも浅め。本格的な動体撮影は厳しいです。
• マウントレンズの選択肢が限られる
XFマウント対応ですが、小型軽量レンズで揃えようとすると意外と選択肢が少ない。特に望遠レンズは大きくなりがち。
Fujifilm X-A7スペック表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| センサー | APS-C CMOS(2424万画素) |
| 画像処理エンジン | 非X-Trans(ベイヤー配列) |
| ファインダー | 非搭載 |
| 液晶モニター | 3.5型 バリアングル タッチ対応 |
| 手ブレ補正 | なし(電子式のみ動画時) |
| 動画性能 | 4K30p / FHD60p |
| 重さ | 約320g(バッテリー・カード含む) |
| バッテリー | NP-W126S(約440枚) |
| 発売時期 | 2019年10月 |
| 平均価格 | 約5〜6万円(2025年8月時点/中古) |
| 備考 | 生産終了・型落ちモデル |
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他機種との比較|X-T200・Z 50・α6100とどう違う?
Fujifilm X-A7は、エントリー向けながら富士らしい色味と軽快さが魅力の一台。他ブランドや近い立ち位置のカメラと比べることで、その“立ち位置”がより明確になります。
| 機種名 | ファインダー | 液晶 | 手ブレ補正 | AF性能 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|
| Fujifilm X-A7 | なし | 3.5型 バリアングル | なし | 顔・瞳AFあり(静止体向き) | 約5〜6万円(中古) |
| Fujifilm X-T200 | あり(EVF) | 3.5型 バリアングル | なし | 瞳AFあり・多少速い | 約7〜9万円(中古) |
| Nikon Z 50 | あり(EVF) | 3.2型 チルト | なし | 高速AF・動画も得意 | 約12〜13万円 |
| Sony α6100 | あり(EVF) | 3.0型 チルト | なし | リアルタイム瞳AFで動体も◎ | 約10〜12万円 |
• X-A7:軽量&タッチ操作に優れるがファインダー非搭載が弱点
• X-T200:X-A7の上位互換的存在。EVFが必要な人にはこちら
• Z 50:動画・AF性能に優れ、初心者〜中級者まで対応可能
• α6100:動体撮影に強く、オート性能が高い万能型
購入者の口コミまとめ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| とにかく軽くてかわいい!旅行に最適 | ファインダーがないので屋外は見づらい |
| 富士の色味が美しくてJPEG撮って出しが楽しい | AFがたまに迷う、動きものに弱い |
| 液晶が大きくて操作しやすい | 手ブレ補正がないのが残念 |
| 初心者にもわかりやすいUI | レンズ選びがやや難しい(XFは高価) |
総評|このカメラはこんな人におすすめ!
• カメラ初心者でスマホからステップアップしたい人
• 軽くて可愛いカメラを日常使いしたい人
• 富士フイルムの色味を手軽に楽しんでみたい人
• 動画より写真メインで楽しみたい人
• 価格を抑えて“雰囲気の良い写真”を撮りたい人
まとめ|X-A7は“軽快な写真ライフ”を叶えてくれる一台
Fujifilm X-A7は、初めてのカメラとしては最適なモデルです。
何より“撮るのが楽しい”と思わせてくれる色味と操作感があり、スマホとは一味違う表現を誰でも体験できます。
一方で、ファインダーの有無・AFや手ブレ補正の弱さといった弱点もあるため、撮影シーンによっては物足りなさを感じることも。
でも、日常スナップや旅行での思い出記録には軽くてかわいくてちょうどいい。
価格帯も手ごろなため、「とりあえず富士を使ってみたい」人にとってベストな選択肢のひとつです。
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