はじめての富士、はじめての一眼に選んだX-T200
はじめての富士フイルム機として選んだのがこの「X-T200」。これまでCanonやSONYのエントリーミラーレスを使っていたのですが、SNSで見かけた富士の色味やクラシカルなデザインに惹かれて購入しました。正直、見た目で選んだ感はありましたが、使っていくうちに「写真を撮る楽しさ」が変わっていくのを感じました。
ただ、完璧というわけではなく、初心者向けモデルでありながら、設定や操作に少しクセを感じる部分も。この記事では、実際に使って感じた良かった点・後悔した点を丁寧に紹介していきます。
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このカメラの特徴と第一印象
Fujifilm X-T200は、エントリー向けミラーレスながら、見た目も操作系も「ちゃんとカメラらしい」一台。一眼レフ風のデザインと、直感的な操作画面が特徴的で、液晶の大きさも抜群。軽くてコンパクトなため、女性や旅行好きにも人気です。
電源を入れてすぐ気づいたのが、タッチ操作の使いやすさ。スマホのような直感操作ができるインターフェースで、撮影初心者でも戸惑いが少ない印象でした。
実際に使って良かった点(強み)
• 大きくて見やすい液晶モニター(3.5型)
スマホ慣れした現代人にはありがたいサイズ感。タッチ感度も良好で、AFポイントの指定やピンチズームなどがスムーズにできます。
• クラシカルで可愛いデザイン
一眼レフ風のデザインはおしゃれで、特にシルバーカラーはレトロ感が抜群。ファッションの一部として持ち歩きたくなるカメラです。
• 富士フイルムの色表現(フィルムシミュレーション)
「クラシッククローム」や「ポートレート」に最適な「Pro Neg」など、JPEG撮って出しでも満足できる色合いに仕上がります。
• バリアングルモニター搭載でVlogにも対応
自撮りしやすく、VlogやYouTube用の映像収録にも対応可能。スマホ三脚に載せて撮影しても違和感なし。
• とにかく軽くて扱いやすい(約370g)
長時間の持ち歩きや旅行でも疲れにくく、サブバッグにも入るサイズ。これが地味にありがたい。
使って気になった点(弱み)
• ボディ内手ブレ補正が非搭載
手ブレ補正がないため、夜間や室内での撮影、動画撮影ではブレが目立つことも。初心者には扱いにくい場面もありました。
• ファインダーの見やすさは物足りない
236万ドットのEVFは、明るい屋外だと少し見づらく、撮影に集中しづらい場面がありました。ファインダー撮影重視の人には不向き。
• AF性能はやや不安定
人物の瞳AFは搭載しているものの、動く被写体や暗所ではピントの迷いが目立ちます。子どもやペットの撮影には不安が残ります。
• 連写性能が控えめ(最高8コマ/秒)
連写したいシーンでは若干ストレス。しかもバッファも狭めなので長くは続けられません。
• 動画画質は良いが操作性がいまいち
4K動画に対応していますが、録画中の露出変更やAF追従に不満を感じることも。動画メインの人にはおすすめしにくいです。
Fujifilm X‑T200スペック表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| センサー | APS-C CMOS(2420万画素) |
| 画像処理エンジン | 非X-Trans(ベイヤー配列) |
| 手ブレ補正 | 非搭載(レンズ依存) |
| 液晶モニター | 3.5型 バリアングル 約276万ドット |
| ファインダー | 0.39型 OLED 約236万ドット |
| 動画性能 | 4K30p / FHD60p |
| バッテリー | NP-W126S(約270枚) |
| 質量 | 約370g(バッテリー含む) |
| 発売時期 | 2020年2月 |
| 平均価格 | 約7〜9万円(2025年8月時点/中古) |
| 備考 | 現在は生産終了・型落ちモデル |
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他機種との比較|X-T30 II・X-A7・α6100とどう違う?
X-T200はエントリーモデルでありながら、他のミラーレスと比較すると特徴が際立ちます。特に動画性能や液晶の使いやすさでは意外と健闘しており、目的によっては「買い」な機種です。
| 機種名 | デザイン | 手ブレ補正 | AF性能 | 液晶 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|
| Fujifilm X-T200 | 一眼レフ風クラシック | なし | 瞳AFあり、やや不安定 | 3.5型 バリアングル | 約7〜9万円(中古) |
| Fujifilm X-T30 II | クラシカル・高級感あり | なし | 高速&正確なAF | 3.0型 チルト | 約9〜10万円 |
| Fujifilm X-A7 | 軽量ミニマルデザイン | なし | 初心者向けのAF | 3.5型 バリアングル | 約5〜6万円(中古) |
| Sony α6100 | 現代的なデザイン | なし | リアルタイム瞳AF搭載 | 3.0型 チルト | 約10〜12万円 |
• X-T30 II はAF速度や処理性能に優れ、長く使いたい人向け。
• X-A7 は軽量かつ価格も安く、スマホからのステップアップに最適。
• α6100 はAF性能で頭一つ抜けており、動画や動体撮影にも強い。
• X-T200 は大きな液晶と見た目の良さが光る「日常カメラ」。
購入者の口コミまとめ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| デザインが可愛く、持ち歩きたくなる | AFが遅くてピントを外すことがある |
| バリアングルで自撮りや動画に便利 | ボディ内手ブレ補正がないのが惜しい |
| フィルムシミュレーションが楽しい | 連写や動体撮影には向いていない |
| 液晶が大きくてスマホ感覚で使える | 操作が独特で慣れるまで時間がかかる |
| 軽くて旅行にもぴったり | すでに生産終了、入手が難しい |
総評|このカメラはこんな人におすすめ!
• カメラ初心者だけどおしゃれな機種が欲しい人
• スマホのようにタッチで操作できるカメラを求めている人
• 富士フイルムの色味(フィルムシミュレーション)を体感したい人
• 軽くて日常的に持ち歩けるミラーレスを探している人
• 初めての動画撮影・Vlogカメラを試してみたい人
まとめ|Fujifilm X-T200は「ちょうどいい」けど、人によっては物足りない
X-T200は、見た目・軽さ・使いやすさを重視した非常に“親しみやすい”カメラです。
特に「これからカメラを趣味にしてみたい」「スマホから一歩進んでみたい」という人には最適な選択肢になりえます。
ただし、手ブレ補正やAFの不安定さなど、「一歩踏み込んだ撮影」には力不足を感じることもあるため、しっかりした性能を求める方や動体を多く撮る方には他の選択肢がよいかもしれません。
とはいえ、価格や見た目、撮る楽しさにおいては非常にバランスが良く、“写真が好きになるきっかけ”になってくれる一台です。
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