【PEN E-P7レビュー】OM SYSTEM(Olympus)PEN E-P7を買って後悔?使ってわかった弱点と魅力を徹底レビュー

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これまで一眼レフからミラーレス、フルサイズからAPS-Cまでさまざまなカメラを使ってきましたが、手に取った瞬間に「これは持ち歩きたくなるカメラだ」と感じたのが、OM SYSTEM(旧Olympus)のPEN E-P7です。
街歩きや旅行に連れ出すと、クラシックなデザインがまず人目を引きます。そして、使い込むうちに「小型でもしっかり写る」安心感と、オリンパスらしい色再現の魅力がじわじわと伝わってきました。軽くておしゃれ、だけど機能もきっちり備えた1台――そんな印象です。


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このカメラの特徴と第一印象

PEN E-P7は、フィルムカメラ時代を思わせるレトロデザインと、現代的なマイクロフォーサーズ規格の機能性を融合したミラーレス機。
電源を入れてすぐに使える操作レスポンスの速さは、日常スナップにぴったり。手のひらにすっぽり収まるサイズ感ながら、金属パーツを使った外装は高級感があり、質感はかなり良好です。
初期設定画面も分かりやすく、初心者でも迷わず撮影を始められます。特に色調整やアートフィルターは撮って出しで完成度が高く、スマホに転送してすぐSNSに投稿できるのも好印象でした。


実際に使って良かった点(強み)

クラシカルで所有欲を満たすデザイン

PEN E-P7は、シルバーとブラックを基調にしたクラシックなデザインで、手に取った瞬間から「カメラを持つ楽しさ」を感じられます。特に金属部分の質感と、細かなローレット加工のダイヤルは高級感があり、外出先で首から下げていても「オシャレなカメラですね」と声をかけられることが何度もありました。カメラを単なる道具ではなく、ファッションの一部として持ち歩けるのは大きな魅力です。

軽量・コンパクトで持ち運びやすい

本体重量がわずか約337gと非常に軽く、旅行や街歩きの際も苦になりません。バッグに入れていても荷物の邪魔にならず、ちょっとした散歩でも気軽に持ち出せます。実際、スマホでは撮れないボケ感のある写真をサッと撮れるので、日常の撮影頻度が大きく上がりました。

5軸ボディ内手ブレ補正で夜景や室内撮影に強い

暗い場所や夜景撮影では、手持ちだとどうしてもブレが気になるところですが、このカメラは5軸のボディ内手ブレ補正を搭載しており、シャッタースピードを落としてもブレを最小限に抑えられます。旅行先での夜の街並みや、室内での手持ちスナップも安心です。

直感的でわかりやすい操作性

初期設定時からUIが非常にシンプルで、初心者でもすぐに使いこなせます。特に「プロファイルコントロール」や「アートフィルター」はダイヤル操作だけで切り替えられ、撮影現場で色味を試しながらシャッターを切れるので、写真表現の幅が一気に広がります。

マイクロフォーサーズならではの豊富なレンズラインナップ

同じ規格のOM SYSTEMやパナソニックのレンズが使用できるため、超広角から望遠、単焦点まで幅広く揃います。小型軽量のレンズも多く、機動性を損なわずに交換レンズの楽しさを味わえるのも魅力です。


実際に使って気になった点(弱み)

防塵防滴仕様ではないため天候に弱い

PEN E-P7は防塵防滴に対応しておらず、雨天や砂埃の多い場所での使用はやや不安です。旅行先で突然の雨に降られた際、慌ててバッグにしまった経験があり、屋外でのタフさを求めるなら上位機種を選んだ方が安心です。

電子ビューファインダー(EVF)が非搭載

背面モニターのみでの撮影になるため、晴天時の屋外では画面が見づらく、構図の確認に時間がかかる場面がありました。外付けEVFを装着する方法もありますが、本体との一体感やコスト面を考えると悩ましいポイントです。

動画性能は必要最低限

4K30pには対応していますが、動画撮影向けの仕様は控えめで、フルHDでは最大60pまで。スローモーションや高フレームレート撮影を求める人には物足りなさがあります。Vlogメインで使うなら、もう少し動画性能が高いモデルを検討した方が良いでしょう。

グリップが小さく長時間の撮影で手が疲れやすい

本体のコンパクトさゆえにグリップ部分が浅く、重めのレンズを付けると長時間の撮影では手首に負担がかかります。軽量レンズとの組み合わせであれば快適ですが、大口径レンズを使いたい場合は注意が必要です。

バッテリー持ちはそこそこ

満充電で約350枚前後の撮影が可能ですが、旅行やイベントで丸一日使うなら予備バッテリーは必須です。特に液晶モニターを頻繁に使う撮影スタイルだと消耗が早く感じます。

スペック表

項目内容
センサー4/3型 Live MOSセンサー(マイクロフォーサーズ)
有効画素数2030万画素
動画性能4K30p / FHD60p
手ブレ補正5軸ボディ内手ブレ補正
重さ約337g(バッテリー込)
バッテリー持ち約360枚
平均価格約9〜10万円(2025年8月時点)

旧モデルとの進化点

PENシリーズの最新機として登場したE-P7は、PEN E-PL10などのエントリーモデルに比べてデザインの質感向上と操作ダイヤルの拡充が大きな進化点。画質面でも新しい画像処理エンジンTruePic VIIIを搭載し、色再現性と高感度耐性が向上しています。


他機種との比較(E-PL10・OM-5・α6100)

機種センサー有効画素数手ブレ補正動画性能重さ(バッテリー込)防塵防滴平均価格(新品)
OM SYSTEM PEN E-P74/3型 Live MOS(マイクロフォーサーズ)2030万画素5軸ボディ内手ブレ補正4K30p / FHD60p約337gなし約9〜10万円
OM SYSTEM PEN E-PL104/3型 Live MOS(マイクロフォーサーズ)1605万画素3軸ボディ内手ブレ補正4K30p / FHD60p約380gなし約7〜8万円
OM SYSTEM OM-54/3型 Live MOS(マイクロフォーサーズ)2037万画素5軸ボディ内手ブレ補正(7.5段)4K30p / FHD120p約414gあり約15〜16万円
SONY α6100APS-C CMOS2420万画素レンズ内手ブレ補正対応4K30p / FHD120p約396gなし約10〜11万円

購入者の口コミまとめ

良い口コミ悪い口コミ
デザインが可愛くて持ち歩きたくなるファインダーがないのが不便
軽くて旅行に最適バッテリーの持ちが短い
色味がきれいでフィルターも楽しい動画性能はそこまで高くない

総評|このカメラはこんな人におすすめ!

  • おしゃれで軽いカメラが欲しい人
  • 街歩きや旅行のスナップ撮影が多い人
  • 撮って出しで色味にこだわりたい人
  • アートフィルターを活用したい人
  • マイクロフォーサーズレンズ資産を活かしたい人

まとめ

PEN E-P7は、クラシックデザインと最新機能を両立した「持つ喜び」と「撮る楽しさ」を兼ね備えたカメラです。高級機のようなハイスペックではないものの、軽快さとデザイン性は群を抜いています。
防塵防滴や連写性能などの弱点を理解した上で、自分の撮影スタイルに合えば長く愛用できる一台になるはずです。

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