OM-1 IIを購入した理由と、最初に感じたこと
これまでOM SYSTEM OM-1や富士フイルム、ソニーの上位機種を使ってきましたが、山や野鳥撮影を本格的にやるにつれて、「もう少しAF精度と連写性能が欲しい」と思うようになったんです。
OM-1でも不満はなかったんですが、Mark IIが発表されたときに“実用的な進化”が多く含まれていると感じ、即予約して購入。
実際に1か月以上使い込んでみた結果、OM-1 IIはまさに「プロ機と同等の性能を、軽快に使える」最高の一台でした。
特に、野鳥や動物を撮影する方にはぜひ試してもらいたいカメラです。
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このカメラの特徴と第一印象|OM-1からの進化が“地味に効く”
見た目こそ初代OM-1とほぼ変わりませんが、触ってすぐに感じたのは「レスポンスの向上」。
AFの食いつきや連写の安定性が明らかに向上していて、ファインダー越しに動体を追っていてもストレスが減りました。
さらに新センサーではないのに高感度耐性やAF精度がアップしているのは、処理エンジンやアルゴリズムの最適化の恩恵でしょう。
タッチパネルの反応も良く、UIも直感的。OM SYSTEMに慣れていない人でもすぐに扱えると思います。
それと、地味ですがメモリーカードスロットがUHS-IIのデュアル構成というのも、撮影のテンポを大きく左右するポイントです。
実際に使って良かった点(強み)

OM-1 IIを使って感じた「明確な強み」を詳しく紹介します。特に、実戦で感じた部分を中心に挙げました。
• AI被写体認識AFの精度が素晴らしい
動物、鳥、電車、車などの認識が高速かつ正確。被写体が少し隠れていても追い続ける追従性は感動レベル。
• 最大120コマ/秒の超高速連写(AF/AE固定)
電子シャッター使用時の連写速度は驚異的。AF/AE追従でも50コマ/秒は出るので、野鳥撮影で最高の一瞬を切り取れる。
• 手ブレ補正が神レベル(最大8.5段)
レンズとの組み合わせで驚くほどブレない。1秒程度のシャッターでも三脚不要というのは信頼感が段違いです。
• ライブNDやハイレゾショットの進化
特にライブNDは、滝や雲の流れを現地で簡単に撮れるので機動性が上がる。ハイレゾも手持ちで撮れるレベルに安定。
• 防塵防滴・耐寒・堅牢ボディが登山に最適
IP53等級の高い耐候性と、小型軽量設計が両立されており、自然撮影では無敵の安心感。
使って気になった点(弱み)

性能面で不満は少ないですが、価格帯や運用上でいくつか気になった点もあります。
• 価格が高く初心者には手が出しにくい
実売価格30万円前後と、ミドル機としては高価格帯。性能は抜群でもコスパ面で気になる人も多いはず。
• 高連写時はバッファ切れに注意が必要
UHS-II対応とはいえ、RAW連写だとバッファが詰まりやすい。こまめに切り替えや保存が必要です。
• メニュー構成が豊富すぎて迷う
機能が多すぎて設定を探すのが大変。特にカスタムメニューの階層構造は初心者には難解に感じるかも。
• 液晶モニターの解像度がやや物足りない
価格帯を考えると、より精細なモニターを期待してしまう。確認時にピントの判別がやや甘い印象。
• 動画撮影時に連続記録時間の制限あり
4K60pの長時間撮影時には熱の問題が発生する可能性もあり。動画メインの人にはやや不向き。
OM SYSTEM OM‑1 Mark IIスペック表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| センサー | 有効約2037万画素 Live MOS(フォーサーズ) |
| 画像処理エンジン | TruePic X |
| ISO感度 | LOW(約80相当)〜ISO102400 |
| AF方式 | 1053点 クロス像面位相差AF+AI被写体認識AF |
| 連写性能 | 電子シャッター:最高約120コマ/秒(AF固定) |
| 動画性能 | C4K 60p / FHD 240p(最大10bit) |
| 手ブレ補正 | 最大8.5段(Sync IS対応) |
| ファインダー | 576万ドット OLED(倍率約1.65倍) |
| 液晶モニター | 3.0型 約162万ドット バリアングル液晶 |
| メディアスロット | デュアルスロット(UHS-II対応) |
| 防塵防滴性能 | IP53相当、防塵・防滴・耐低温(-10℃) |
| バッテリー | BLX-1(約520枚撮影) |
| 重さ | 約599g(バッテリー、カード含む) |
| 平均価格 | 約30万円前後(2025年8月時点) |
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他機種との比較|OM-1・OM-5・α7 IVとの違い
| 項目 | OM SYSTEM OM‑1 II | OM SYSTEM OM‑1 | OM SYSTEM OM‑5 | SONY α7 IV |
|---|---|---|---|---|
| センサー | 2037万画素 Live MOS | 2037万画素 Live MOS | 2037万画素 Live MOS | 3300万画素 フルサイズ CMOS |
| 画像処理エンジン | TruePic X | TruePic X | TruePic IX | BIONZ XR |
| AF性能 | 1053点像面位相差+AI認識 | 1053点像面位相差+AI認識 | 121点像面位相差 | 759点像面位相差+AI |
| 手ブレ補正 | 最大8.5段 | 最大8段 | 最大6.5段 | 最大5.5段 |
| 連写性能 | 最大120コマ/秒 | 最大120コマ/秒 | 最大30コマ/秒 | 最大10コマ/秒 |
| 動画性能 | C4K/60p・FHD/240p | C4K/60p・FHD/240p | 4K/30p・FHD/120p | 4K/60p・FHD/120p(10bit) |
| 重さ | 約599g | 約599g | 約414g | 約659g |
| 価格帯 | 約30万円 | 約25万円 | 約14万円 | 約34万円 |
購入者の口コミまとめ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| AI被写体認識が非常に賢く、鳥や飛行機の追従も滑らかで感動した | 価格が高く、OM-1との差が見えにくいとの声も |
| 手ブレ補正が本当に強力で、望遠レンズでも手持ちで撮影できた | メニュー構成がやや複雑で、初心者には戸惑う部分がある |
| シャッター音が静かで、動物撮影にも最適 | ファインダーが明るすぎて違和感があるとの意見も一部にあり |
| 防塵防滴性がしっかりしていて、登山や雨天でも安心 | センサーサイズによる高感度時のノイズが少し気になる |
総評|このカメラはこんな人におすすめ!
• 野鳥や飛行機、動物撮影を楽しみたい人
• フィールド撮影が多く、防塵防滴・軽量性を重視する人
• OM-1からのステップアップを考えているOM SYSTEMユーザー
• 連写や被写体追従性能にこだわるスポーツ撮影好きな人
• 手持ちで高精細な動画・写真を撮りたいアウトドア派
まとめ|レビューを通しての感想と購入検討時の注意点
OM SYSTEM OM-1 IIは、前モデルからの正統進化という印象が強いです。使っていてまず感じるのは、AF性能の向上と被写体認識の賢さ。特に鳥や飛行機、人物を自動で認識し追従する動きには、まるで上位フルサイズ機のような完成度を感じます。
また、驚異的な手ブレ補正性能は健在で、OM SYSTEMらしい「軽さ+機能性」がぎっしり詰まった1台でした。特にアウトドア・登山・スポーツなどのフィールド撮影では圧倒的に強い味方になります。
ただし注意点として、OM-1との違いが微細な点が多く、コストパフォーマンスだけで判断すると「OM-1でも十分だったかも…」と感じる場面もあります。価格帯も高めなので、自分がどの機能に重きを置くかを明確にした上で選ぶのが重要です。
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