「フルサイズカメラを選びたいけど、どのモデルが自分に合うのか分からない…」という方は多いでしょう。そこで今回は、比較的手が届きやすい価格帯で人気の Canon EOS R8/Nikon Z 5/Nikon Z 6II/SONY α7C II を徹底比較します。
それぞれ初心者〜中級者におすすめの実力派ですが、EOS R8は軽量でコスパ抜群、Z 5はエントリーらしい価格と基本性能のバランス、Z 6IIは万能型で動画性能も強化、α7C IIは小型フルサイズの最先端モデルと個性がはっきり分かれています。この記事を読めば、あなたに合った1台がきっと見つかります。
【この記事でわかること】
- 各モデルのスペック・価格の違い
- 実際に使ったときの特徴や印象
- 強みと弱みを整理したリアルな評価
- 用途別おすすめモデルの選び方
- 購入者の口コミや評判
比較①:スペック・価格表
| モデル名 | 発売年月 | センサー | 有効画素数 | 重量 | 動画性能 | 価格帯(ボディ) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Canon EOS R8 | 2023年3月 | フルサイズ CMOS | 約2420万 | 約461g | 4K60p 10bit | 23〜25万円前後 |
| Nikon Z 5 | 2020年8月 | フルサイズ CMOS | 約2432万 | 約675g | 4K30p | 17〜20万円前後 |
| Nikon Z 6II | 2020年11月 | フルサイズ CMOS | 約2450万 | 約705g | 4K60p | 26〜28万円前後 |
| SONY α7C II | 2023年9月 | フルサイズ CMOS | 約3300万 | 約514g | 4K60p 10bit | 29〜31万円前後 |
※価格は2025年8月時点の平均中古・新品相場を参考にしています。
👉 ここでは「軽さで選ぶならEOS R8」「価格重視ならZ 5」「万能型ならZ 6II」「画素数と最新機能ならα7C II」という棲み分けが見えてきます。
特徴と第一印象
Canon EOS R8

EOS R8は、フルサイズ機の中でも圧倒的に軽量な約461gという携帯性が魅力です。エントリー向けながら最新の映像エンジン「DIGIC X」を搭載し、オートフォーカス性能は上位機種と同等。特に動体追従の速さは初心者でも恩恵を感じやすく、スポーツや子どもの撮影でも安心です。ボディは小型で扱いやすく、旅行や日常スナップにも最適。ただし、連写速度はそこまで速くなく、ボディ内手ぶれ補正が非搭載なのは惜しい点です。コスパを重視しつつ軽快に撮影を楽しみたい方に向いています。
Nikon Z 5

Z 5はNikonのフルサイズ入門機として発売されたモデルで、堅牢なマグネシウム合金ボディと防塵防滴仕様が特徴です。重さは675gとやや重めですが、安定したホールド感が得られるため、落ち着いて撮影したい人に好相性。4Kはクロップされる仕様ですが、写真画質は上位機種に迫るクオリティ。価格が手頃なため「初めてフルサイズを試したい」という人にピッタリです。発売からやや時間が経ち型落ちモデルですが、今でも十分現役で活躍できる性能を備えています。
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Nikon Z 6II

Z 6IIは「万能型フルサイズ」と呼ばれるほど、写真・動画の両方でバランスが取れたモデルです。約2450万画素のセンサーは暗所性能に優れ、高感度でもノイズが少ないのが特徴。さらに、デュアルEXPEED 6エンジンを搭載し、連写やAF追従もスムーズ。ボディ内手ぶれ補正を搭載しているため、動画撮影や夜景でも安心です。重量は705gとしっかり構えられるサイズ感。上位機種のZ 7IIよりも扱いやすく、オールラウンドに使える1台を求める方に向いています。
SONY α7C II

α7C IIは2023年登場の最新コンパクトフルサイズ。旧型α7Cの後継として、画素数を約3300万に引き上げ、被写体認識AFも大幅に進化しました。ボディは小型軽量でありながら、動画性能は4K60p・10bitと本格的。バリアングル液晶や手ぶれ補正も備え、Vlogやクリエイター用途にも人気です。重量はEOS R8より少し重い程度で、持ち運びやすさと高性能を両立。旅行・動画・スナップと幅広く活躍する“万能小型機”として注目されています。
比較③:実際に使って良かった点(強み)
| モデル名 | 強み(良かった点) |
|---|---|
| EOS R8 | 軽量で持ち運びやすい 最新AF性能を搭載 コスパに優れる |
| Nikon Z 5 | 価格が安く導入しやすい 堅牢なボディと防塵防滴 扱いやすい操作系 |
| Nikon Z 6II | 暗所に強い高感度性能 ボディ内手ぶれ補正 写真・動画どちらも万能 |
| SONY α7C II | 3300万画素で高精細 最新の被写体認識AF 小型軽量で動画にも強い |
EOS R8は「軽さとコスパ」、Z 5は「安心の堅牢性と価格」、Z 6IIは「万能性能」、α7C IIは「高画質と最新技術」が評価されやすいポイントです。
気になった点(弱み)
| モデル名 | 弱み(気になった点) |
|---|---|
| EOS R8 | ボディ内手ぶれ補正が非搭載 連写性能は控えめ バッテリー持ちが短い |
| Nikon Z 5 | 動画性能が弱い(4K30p・クロップあり) 重量がやや重い 発売が古く最新機能が少ない |
| Nikon Z 6II | 価格がやや高め 重さが700g超えで携帯性に劣る 液晶がバリアングルではなくチルト式 |
| SONY α7C II | 価格が高い メニューが複雑で慣れが必要 連写バッファが少なめ |
👉 いずれのモデルも弱点はあるものの「価格」「重さ」「機能の新旧」で棲み分けができています。
比較⑤:用途別おすすめモデル
| 用途 | おすすめモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 旅行・スナップ | Canon EOS R8 / SONY α7C II | 軽量で持ち運びやすく、高性能AFで失敗が少ない |
| 風景・作品撮り | SONY α7C II | 高画素で細部まで表現可能、動画でも優秀 |
| コスパ重視 | Nikon Z 5 | 中古市場で安く手に入り、堅牢ボディで長く使える |
| 動画制作・Vlog | Canon EOS R8 / SONY α7C II | 4K60p・高性能AF・バリアングル液晶で動画向き |
| オールラウンダー | Nikon Z 6II | 写真・動画の両立がしやすく、暗所にも強い |
👉 初めての1台なら EOS R8 or Z 5、将来性を考えるなら Z 6II or α7C II が安心の選択です。
比較⑥:購入者の口コミ
| モデル名 | 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|---|
| EOS R8 | 「軽くて旅行でも苦にならない」 | 「バッテリーがすぐ減るのが気になる」 |
| Z 5 | 「価格が安くて入門にちょうどいい」 | 「動画性能は物足りない」 |
| Z 6II | 「写真も動画も安心して使える万能機」 | 「重いので持ち歩きは疲れる」 |
| α7C II | 「コンパクトで高画質、動画も強い」 | 「価格が高くて手が出しにくい」 |
どんな人におすすめか
| モデル名 | おすすめの人 |
|---|---|
| EOS R8 | 旅行や日常撮影を軽快に楽しみたい人、コスパ重視の初心者 |
| Z 5 | とにかく安くフルサイズを試したい人、落ち着いて撮影したい人 |
| Z 6II | 写真も動画もバランス良く撮りたい人、暗所や夜景を撮る人 |
| α7C II | 高画素・最新AF・動画制作など幅広く活用したい人、クリエイター |
まとめ
EOS R8・Z 5・Z 6II・α7C IIはいずれも「フルサイズ入門〜中級者」に人気のカメラですが、選び方の基準は明確です。
- 軽さ&コスパ重視 → EOS R8
- 価格重視&堅牢性 → Z 5
- 万能バランス型 → Z 6II
- 最新機能&高画素 → α7C II
最初のフルサイズとしてはEOS R8かZ 5が失敗しにくく、ステップアップを見据えるならZ 6IIやα7C IIが安心です。予算や用途に合わせて、自分に合った一台を選んでみてください。







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