125ccスクーターは「通勤・通学に便利」「買い物もできる」「高速道路は使わないから十分」という理由で、日本の都市部で特に人気のカテゴリーです。50ccより余裕があり、250cc以上より扱いやすい絶妙なバランスを持ちます。
その中でも選ぶ際に重要なのが積載力＝シート下収納量。ヘルメット1個しか入らないモデルから、2個＋荷物を収められる大容量モデルまで大きな差があります。今回は国内で新車購入できる現行125ccスクーターを対象に、実測収納力を重視してランキング形式で紹介します。
125ccスクーターの積載の現実
125ccスクーターの積載量は、公称値と実測値で差が出やすいのが特徴です。
- 最大クラス（37L以上）：ヘルメット2個が収まる。買い物やタンデムでも安心。
- 中堅クラス（25〜30L）：ヘルメット1個＋小物が現実的。通勤・街乗りなら十分。
- 小型クラス（20L前後）：最低限の積載。軽快さを優先する人向き。
また、カタログ値が同じでも形状や深さ、開口部の大きさで「実際に入る荷物」は変わるため、実測値を重視するのがポイントです。
125ccスクーター積載量比較のポイント
125ccスクーターを選ぶ際、「どのモデルがどれくらい荷物を積めるのか？」 は多くのライダーにとって気になるポイントです。ヘルメット2個が入る大容量タイプもあれば、軽量コンパクトさを優先して収納は最小限に抑えたモデルもあります。
以下の比較表では、国内で新車購入できる現行モデルを対象に、実測収納量を重視しつつカタログ値も参考にまとめました。
容量（L数）、フルフェイス収納可否、グローブボックスやフックの有無などを横並びで整理しているので、自分の生活スタイルに合った1台を選ぶ際の参考にしてください。
125ccスクーター積載量比較表（国内現行モデル）
| 順位 | モデル名 | メーカー | 排気量 | シート下収納 | グローブボックス | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | アクシスZ | ヤマハ | 124cc | 約37.5L（フルフェイス2個可） | あり（小物ポケット） | 軽量100kg・燃費良好・大容量収納 |
| 2位 | リード125 | ホンダ | 124cc | 37L（フルフェイス2個可） | あり（大容量＋フック） | 街乗り万能、積載力に定評 |
| 3位 | PCX125 | ホンダ | 124cc | 30L（ヘルメット1個＋小物） | あり（USB-C付） | 人気No.1万能モデル、最新装備充実 |
| 4位 | シグナス グリファス | ヤマハ | 124cc | 28L（ヘルメット1個＋小物） | あり（フラットフロア） | スポーティ＋収納、若者人気高 |
| 5位 | トリシティ125 | ヤマハ | 124cc | 23.5L（ヘルメット1個＋小物） | あり（フック＋ラック） | 前二輪で安定性抜群、通勤安心 |
| 6位 | NMAX125 | ヤマハ | 124cc | 約23L（ヘルメット1個＋小物） | 左右ポケット（12V付） | スポーティ走行、ABS標準 |
| 7位 | アドレス125 | スズキ | 124cc | 21.8L（ヘルメット1個可） | 左インナーボックス＋フック | 軽量・コスパ抜群、実用派向け |
| 8位 | バーグマンストリート125EX | スズキ | 124cc | 21.5L（ヘルメット1個＋小物） | 左右インナーボックス＋USB付 | ラグジュアリー感、快適装備◎ |
| 9位 | アヴェニス125 | スズキ | 124cc | 21.5L（ヘルメット1個＋小物） | 左右インナーボックス＋USB付 | スポーティデザイン、軽快走行 |
| 10位 | ジョグ125 | ヤマハ | 124cc | 21.3L（ヘルメット1個＋小物） | 右ポケット＋フック | 最軽量95kg、初心者に最適 |
積載量が多い125ccスクーターランキングTOP10
第1位｜ヤマハ アクシスZ（約37.5L）
| メーカー | ヤマハ |
|---|---|
| モデル名 | アクシスZ |
| 排気量 | 124cc |
| シート下収納 | 約37.5L（フルフェイス2個収納可能） |
| グローブボックス | あり（小物ポケット） |
| 特徴 | 軽量100kg・燃費良好・日常使い特化 |
アクシスZは125ccスクーターの中でも圧倒的な積載量を誇るモデルです。シート下の容量は約37.5Lで、実測ではフルフェイスヘルメット2個がしっかり収まるほど。ヘルメットに加えて、買い物袋や小物も収納可能で、通勤帰りにスーパーに立ち寄る人やタンデムを楽しむライダーにも心強い容量です。
車両重量はわずか100kgと軽量で、取り回しやすさは抜群。燃費性能も良好で、日常の維持費を抑えたい人に向いています。装備も必要十分で、シート下だけでなく小物ポケットやコンビニフックも装備され実用性が高い一台です。コスパと収納力を最重視する人には間違いなくおすすめのスクーターです。
第2位｜ホンダ リード125（37L）
| メーカー | ホンダ |
|---|---|
| モデル名 | リード125 |
| 排気量 | 124cc |
| シート下収納 | 37L（フルフェイス2個収納可能） |
| グローブボックス | あり（500mlペットボトル対応＋フック付き） |
| 特徴 | 大容量＋取り回しやすさ、小径タイヤで街乗り最適 |
リード125は「積載力＝リード」といわれるほど定評のあるモデルです。シート下収納は約37Lで、実測でもフルフェイスヘルメット2個が収まる大容量。さらに開口部が広く、B4サイズのバッグや少し大きめの荷物も入れやすいのが魅力です。
走行性能も優秀で、水冷エンジンは11PSの出力を発揮し、加速もスムーズ。小径タイヤで小回りが利き、都市部の細い道でも扱いやすい一台です。さらにハンドル下には大きなインナーボックス、中央にはフックも備え、実用性はピカイチ。街乗りから長距離移動まで、収納力と使い勝手を両立させたい人におすすめです。
第3位｜ホンダ PCX125（30L）
| メーカー | ホンダ |
|---|---|
| モデル名 | PCX125 |
| 排気量 | 124cc |
| シート下収納 | 30L（フルフェイス1個＋雨具・小物） |
| グローブボックス | あり（USB Type-Cポート付き） |
| 特徴 | 最新装備充実、走行性能も高い万能モデル |
国内の原付二種スクーター市場で不動の人気を誇るPCX125。シート下は30Lで、ヘルメット1個と雨具・小物を収められる実用的な広さがあります。収納力だけでなく、ハンドル下にはUSB-Cポートを備えたインナーボックスもあり、スマホ充電や小物の収納に便利です。
走行面でも水冷4バルブエンジンは力強く、アイドリングストップやトラクションコントロールなど装備も充実。燃費と快適性のバランスが高く、通勤快速としてもツーリング相棒としても使える万能スクーターです。収納も走りも装備も妥協したくない人に最適です。
第4位｜ヤマハ シグナス グリファス（28L）
| メーカー | ヤマハ |
|---|---|
| モデル名 | シグナス グリファス |
| 排気量 | 124cc |
| シート下収納 | 28L（フルフェイス1個＋小物） |
| グローブボックス | あり（フロントポケット＋フラットフロア） |
| 特徴 | スポーティ走行＋収納、フラットフロアで実用性UP |
シグナス グリファスはスポーティさと実用性を両立させたスクーター。シート下は約28Lで、フルフェイス1個＋小物が収まります。収納力は中堅ですが、フラットフロア構造により足元に荷物を置けるため、数値以上の使い勝手があります。
ブルーコア水冷エンジンは12PSを発揮し、VVA可変バルブ機構により伸びのある加速を実現。デザインもシャープで、若い層を中心に人気。積載面ではアクシスZやリードに劣るものの、スポーティな走りと日常実用を両立させたい人におすすめです。
第5位｜ヤマハ トリシティ125（23.5L）
| メーカー | ヤマハ |
|---|---|
| モデル名 | トリシティ125 |
| 排気量 | 124cc |
| シート下収納 | 23.5L（フルフェイス1個＋小物） |
| グローブボックス | あり（小型ラック＋フック） |
| 特徴 | 前二輪LMW構造で安定性抜群、雨天や通勤に強み |
前二輪構造を持つユニークな三輪スクーター。シート下は23.5Lで、フルフェイス1個＋小物を収納可能。容量自体は中堅ですが、実際には安定感という別のメリットが強く、通勤や雨の日でも安心感があります。
フロントにはコンビニフックや小型ラックもあり、荷物の持ち運びも工夫できます。価格はやや高めですが、安全性と積載力を兼ね備えたスクーターを求める人にぴったりです。
第6位｜ヤマハ NMAX125（23L）
| メーカー | ヤマハ |
|---|---|
| モデル名 | トリシティ125 |
| 排気量 | 124cc |
| シート下収納 | 23.5L（フルフェイス1個＋小物） |
| グローブボックス | あり（小型ラック＋フック） |
| 特徴 | 前二輪LMW構造で安定性抜群、雨天や通勤に強み |
NMAX125はスポーティ志向のスクーターで、シート下は約23L。ヘルメット1個と小物を収納でき、実用性としては必要十分。フロントポケットや12V電源も便利です。
走行性能はクラス随一で、VVA搭載の水冷エンジンは伸びのある加速を発揮。ABSも備え、安心してスポーティに走れるのが魅力。積載力よりも走りの楽しさとデザインを重視する人におすすめです。
第7位｜スズキ アドレス125（21.8L）
| メーカー | スズキ |
|---|---|
| モデル名 | アドレス125 |
| 排気量 | 124cc |
| シート下収納 | 21.8L（フルフェイス1個収納可能） |
| グローブボックス | 左インナーボックス＋フック |
| 特徴 | 軽量105kg、コスパ重視、街乗り特化の実用モデル |
アドレス125は軽量・コンパクトさが魅力の実用スクーター。シート下は約21.8Lで、フルフェイスヘルメット1個が収納可能。小物を少し追加できる程度の容量です。
軽量で扱いやすく、街中での取り回しが抜群。燃費も良好で、維持費を抑えたい人に適しています。装備はシンプルですが必要十分で、コスパと軽快さを求める人におすすめです。
第8位｜スズキ バーグマンストリート125EX（21.5L）
| メーカー | スズキ |
|---|---|
| モデル名 | バーグマンストリート125EX |
| 排気量 | 124cc |
| シート下収納 | 21.5L（フルフェイス1個＋小物） |
| グローブボックス | 左右インナーボックス（右ペットボトル対応、左USB付） |
| 特徴 | ラグジュアリー感、アイドリングストップ搭載、快適装備が充実 |
ラグジュアリー志向の125ccスクーター。シート下は21.5Lと控えめですが、インナーボックスやUSB電源など装備が充実。デザインも上質で、快適な通勤・街乗りに適します。
大容量ではないものの、上質感と利便性を重視する人に選ばれる一台です。
第9位｜スズキ アヴェニス125（21.5L）
| メーカー | スズキ |
|---|---|
| モデル名 | アヴェニス125 |
| 排気量 | 124cc |
| シート下収納 | 21.5L（フルフェイス1個＋レインウェア程度） |
| グローブボックス | 左右インナーボックス（左USB付）＋フック |
| 特徴 | スポーティデザイン、軽量107kg、日常ユースに便利 |
スポーティなデザインが特徴のスクーター。シート下は21.5Lで、フルフェイス1個＋レインウェアが収納可能。インナーボックスやフックも備え、実用性は十分です。
見た目で差別化したい人、スポーティさを求めつつ日常で使いたい人におすすめ。
第10位｜ヤマハ ジョグ125（21.3L）
| メーカー | ヤマハ |
|---|---|
| モデル名 | ジョグ125 |
| 排気量 | 124cc |
| シート下収納 | 21.3L（ヘルメット1個＋小物） |
| グローブボックス | 右小物ポケット＋折りたたみ式フック |
| 特徴 | 最軽量級95kg、初心者や女性にも扱いやすいモデル |
ジョグ125は軽量でシンプルな原付二種。シート下は21.3Lで、ヘルメット1個＋小物程度の収納力。容量は控えめですが、95kgの軽量ボディで初心者や女性でも扱いやすいのが魅力。
価格も手頃で、気軽に乗れる125ccスクーターを探す人に最適です。
まとめ
125ccスクーターは収納力に差があります。
- 最強はアクシスZ・リード125（37L以上）
- バランス型はPCX125・NMAX125
- 軽快＆コスパ重視はアドレス125やジョグ125
収納力を重視するか、走りや装備を優先するかで選ぶべきモデルは変わります。ぜひ用途に合わせて、自分にぴったりの一台を見つけてください。
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