日産キックスは、e-POWER専用コンパクトSUVとして誕生したモデル。
ガソリンを発電に使い、モーターで走る独自システムにより「電気の加速感」と「燃費の良さ」を両立しています。
一方で「価格がやや高い」「後席が狭い」と感じる人も多く、購入前に使い方を明確にすることが重要です。
この記事では、スペック・評判・ゴルフバッグ収納性まで徹底解説し、後悔しない選び方を紹介します。
日産 キックスのスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車名 | 日産 キックス(e-POWER) |
| パワートレーン | 1.2L 直3+モーター(シリーズハイブリッド:発電用エンジン+駆動モーター) |
| 駆動方式 | FF(前輪駆動) |
| 最高出力/最大トルク(目安) | 約136PS/約280Nm(モーター、仕様により変動) |
| WLTC燃費(目安) | 約23.0〜23.8km/L(使用環境で変動) |
| 加速性能(0-100km/h) | 約9〜11秒(目安) |
| 積載量(ラゲッジ) | 約423L(後席起立・目安) |
| サイズ/車重 | 全長約4,295mm×全幅約1,760mm×全高約1,610mm/約1,270〜1,330kg |
| 乗車定員+ゴルフバッグ | 5名+後席起立:2セット目安/後席格納(2名):3〜4セット目安 |
| 安全装備 | プロパイロット、アダプティブクルーズ、全方位モニター 等(グレードにより変動) |
| 平均価格(新車) | 約250〜330万円 |
| 中古価格(相場) | 約180〜260万円(年式・装備で変動) |
現行キックスは1.2L直列3気筒エンジン+モーター(e-POWER)を搭載。
システム出力は136PS/トルク28.5kgmで、電気モーター駆動ならではのスムーズな加速が特徴です。
駆動方式はFFのみ、WLTC燃費は約23.0〜23.8km/Lとトップクラス。
全長4,295mm、全幅1,760mm、全高1,610mm。
乗車定員は5名で、ゴルフバッグは後席起立時で2セット、後席格納時で3〜4セットが収納可能です。
コンパクトSUVながらも荷室設計が工夫されており、実用性は高めです。
メリット
| メリット | 解説 |
|---|---|
| 電動らしい滑らかな加速 | モーター駆動で発進〜中速がスムーズ。市街地で扱いやすい。 |
| 高い燃費性能 | 実用域での効率が良く、ランニングコストを抑えやすい。 |
| 取り回しの良さ | 全幅が控えめで視界も良好。狭路・駐車がラク。 |
| 運転支援の充実 | 高速の渋滞・巡航で疲労を軽減できる装備構成。 |
| 静粛性 | エンジン直結しないため、街乗りで静かに移動できる。 |
1️⃣ e-POWERの電動走行による滑らかで静かな加速。
2️⃣ 優れた燃費性能でランニングコストを抑えられる。
3️⃣ 取り回しが良く、狭い道や駐車もストレスなし。
4️⃣ プロパイロット搭載で高速道路の運転が快適。
5️⃣ デザインがモダンで街乗りに映える。
オススメな人
| 対象 | 理由 |
|---|---|
| 街乗り中心で燃費重視 | 低速〜中速域の効率が良く、実用燃費が安定しやすい。 |
| 運転をラクにしたい | 取り回し+運転支援で日常負担を軽減。 |
| 静かで上質な移動が好き | モーター駆動の滑らかさと静粛性を体感できる。 |
| 週末に軽いアウトドア | 423Lの荷室とシートアレンジで実用性十分。 |
・街乗り中心で燃費を重視する人
・静かでスムーズな運転を楽しみたい人
・小回りが利くSUVを求める人
・安全運転支援を重視する人
・週末ゴルフやちょっとしたアウトドアを楽しむ人
後悔するポイント
| 懸念点 | 内容 | 回避策 |
|---|---|---|
| パワー感の物足りなさ | 合流・登坂で伸びが弱く感じる場合あり。 | e-POWERブーストの使い方を試乗で確認/荷物・乗員満載時の走りを実地で確認。 |
| 後席の広さ | 膝まわり・座面長がクラス平均的。 | 後席に家族を乗せて試乗し、着座感と足元をチェック。 |
| FFのみの設定 | 降雪地での発進・登坂に不安。 | 高性能スタッドレス+トラクション制御活用。必要なら4WD車種も比較。 |
| 荷室の高さ | 背高荷物やベビーカーの向きに工夫が必要。 | 片側格納や斜め積みを試し積み。ソフトケース活用。 |
1️⃣ パワー不足を感じる人も
→加速が必要ならe-POWERブーストを活用。
2️⃣ 後席がやや狭い
→ファミリー利用なら試乗で後席足元を確認。
3️⃣ 駆動方式がFFのみ
→雪国などではスタッドレス+トラクション制御で対応。
4️⃣ 荷室容量が限られる
→後席を片側格納して長物を積むレイアウトを検討。
壊れやすさ
| 部位 | 傾向 | 対策 |
|---|---|---|
| 電装・センサー | 稀に警告や接触不良の報告。 | 定期診断・ソフト更新・保証修理を活用。 |
| 補機バッテリー | 短距離メインだと劣化が早い傾向。 | 電圧チェックと早期交換目安の把握。 |
| 冷却・エアコン系 | 発電負荷で稀に効率低下を体感。 | フィルタ清掃・冷媒量点検・ファン作動確認。 |
e-POWERシステムは信頼性が高いですが、補機バッテリーやセンサー系の警告が稀に発生。
定期点検でソフトウェア更新・接点清掃を行えば長く安定して使えます。
タイヤ空気圧と冷却系メンテを怠らなければ耐久性は十分です。
カスタムパーツ
| カテゴリ | 推奨アイテム | ポイント |
|---|---|---|
| 外装 | エアロ(AUTECH/NISMO風) | スポーティに。最低地上高と段差に注意。 |
| 保護 | PPF/セラミックコーティング | 飛び石・擦り傷対策と艶感UP。 |
| 視界 | 高性能LED/撥水コート | 夜間・雨天の安全性と疲労軽減。 |
| 実用 | ラゲッジトレー/ラバーマット | 防汚・荷物固定で日常使いが快適。 |
| 電装 | ドラレコ前後/USB増設 | 安全記録と電源利便性を強化。 |
① エアロパーツ(NISMO仕様風に)
② ドラレコ+レーダー(安全強化)
③ セラミックコート(外装保護)
④ ラゲッジトレー・マット(積載便利)
⑤ ホイール交換(デザイン性UP)
ゴルフバッグの収納性
後席を立てた状態で2セット、片側格納で3セット、両側格納で4セットまで収納可能。
47インチ対応で、ラゲッジ容量は約423L。
バッグを斜めに積むとより効率的に収納できます。
ライバル比較
| 項目 | 日産 キックス | トヨタ ヤリスクロス | ホンダ ヴェゼル | マツダ CX-30 |
|---|---|---|---|---|
| 価格帯 | 約250〜330万円 | 約230〜320万円 | 約260〜340万円 | 約260〜360万円 |
| 駆動方式 | FF | FF/4WD | FF/4WD | FF/4WD |
| 燃費 | 約23km/L | 約22〜27km/L | 約20〜25km/L | 約15〜19km/L |
| 出力 | 136PS | 約120PS | 約131PS | 約156PS |
| ゴルフバッグ積載 | 2〜4セット | 2〜4セット | 2〜4セット | 2〜3セット |
口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| 「静かで上質」「街乗りがとてもラク」「燃費が良い」「運転支援が便利」 | 「後席が狭い」「パワーが少し物足りない」「4WD設定が欲しい」 |
| 「取り回し抜群」「デザインが好き」 | 「荷室の高さがもう少し欲しい」 |
良い評判:
「静かで高級感がある」「燃費が最高」「街中の取り回しが楽」「デザインが気に入ってる」
悪い評判:
「後席が狭い」「パワーが少し物足りない」「4WDがないのが残念」
評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| デザイン | ★★★★★ | モダンで若々しい印象。都会的なSUV。 |
| 快適性 | ★★★★☆ | 静粛性が高く振動も少ない。 |
| 燃費 | ★★★★★ | クラス最高レベルの低燃費。 |
| 走行性能 | ★★★★☆ | モーター駆動のスムーズさが魅力。 |
| コスパ | ★★★★☆ | 装備と品質を考えればお得。 |
中古市場
| 条件 | 相場傾向 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 認定中古・保証継承 | 相場は底堅いが安心感が高い。 | 電装警告履歴・ソフト更新・点検記録。 |
| 低走行・無改造 | 残価が崩れにくい。 | 事故歴・下回り錆・ロードノイズの有無。 |
| AUTECH等の人気仕様 | 装備充実でリセール良好。 | 社外品の適合法・保証条件を確認。 |
中古相場は約180〜260万円。
人気はAUTECH・Xグレード。
e-POWERの保証・電装の警告履歴・バッテリー交換歴を確認すること。
走行距離5万km以内であればコンディションも安定しています。
まとめ
日産キックスは「街乗り最強の電動SUV」と呼ばれるほど完成度が高い一台。
後悔を防ぐには、使用距離・荷物量・乗員数を明確にしておくことが重要です。
試乗では「発進の静かさ」「後席の広さ」「積載レイアウト」をチェック。
軽快で静かな走りを楽しみたい人には最適な電動SUVです。






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