三菱 RVRは、長年にわたり日本市場で根強い人気を誇るコンパクトSUVです。
2025年モデルでは外観デザインと安全装備が刷新され、より洗練されたスタイルに進化しました。
「取り回しやすいボディサイズ」「高めのアイポイント」「安心の4WD性能」が魅力ですが、
一方で「設計の古さ」や「燃費性能の平凡さ」を気にする声もあります。
この記事では、RVRのスペックや評判、後悔するポイント、ゴルフバッグ収納性などを整理します。
三菱 RVRのスペック
| 項目 | 内容(目安・仕様により変動) |
|---|---|
| 車名 | 三菱 RVR |
| 乗車定員 | 5名 |
| ゴルフバッグ収納数 | 後席起立:2セット/後席倒し:3〜4セット |
| エンジン | 1.8L 直4 MIVEC(ガソリン) |
| 最高出力/最大トルク | 約139PS/約17.5kgf·m |
| トランスミッション | CVT |
| 駆動方式 | FF/4WD |
| WLTC燃費 | 約14〜15km/L |
| 0-100km/h加速 | 約10〜12秒(参考値) |
| 積載量(荷室) | 約406L(後席起立時) |
| 最小回転半径 | 約5.3m |
| 車体寸法 | 4,365×1,770×1,635mm |
| 車両重量 | 約1,350〜1,450kg |
| 平均価格(新車) | 約240〜300万円 |
| 中古価格(相場) | 約80〜200万円(年式・走行で変動) |
RVRは1.8L MIVECエンジンを搭載し、最高出力139PS・最大トルク17.5kgf·mを発揮します。
駆動方式はFFと4WDをラインナップし、SUVらしい走破性を確保。
トランスミッションはCVTで、燃費はWLTCモードで約14〜15km/L前後です。
全長4,365mm×全幅1,770mm×全高1,635mmのコンパクトサイズながら、居住性は十分。
乗車定員は5名で、荷室容量は約406L。
ゴルフバッグは後席起立で2セット、後席倒しで3〜4セットの積載が可能です。
ボディ剛性が高く、安定したコーナリング性能も特徴です。
メリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 4WDの安心感 | 雪道・雨天でのトラクションに強い制御。 |
| 扱いやすいサイズ | 見切りが良く、都市部でも取り回しやすい。 |
| 座り心地の良いシート | 厚みあるクッションで長距離も疲れにくい。 |
| 安全装備 | e-Assistで予防安全をしっかりサポート。 |
| コスパ良好 | 価格と装備・走りのバランスが高い。 |
- 高い走破性:4WDシステムの制御が優れており、雪道や雨天時でも安心。
- 見切りの良いボディ形状:運転初心者や女性ドライバーにも扱いやすいサイズ。
- シートの座り心地が良い:厚みのあるシートクッションで長距離ドライブも快適。
- 安全装備の充実:「三菱 e-Assist」搭載で衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報も装備。
- コスパが高い:同クラスSUVに比べて価格設定が抑えめ。
実用性と価格のバランスが取れたモデルとして根強い人気を維持しています。
オススメな人
| 対象 | 理由 |
|---|---|
| 降雪地域ユーザー | 4WD制御と適度な車高で冬道に強い。 |
| 運転初心者・街乗り中心 | ボディ見切りが良く運転しやすい。 |
| コスパ重視層 | 装備と価格のバランスが取りやすい。 |
| 2〜4人での使用が多い人 | 後席・荷室の実用性が必要十分。 |
- 雪道や悪天候下での走行が多い人
- 運転のしやすさを重視する人
- 荷室の広さよりも走りや信頼性を求める人
- 手頃な価格で国産SUVを所有したい人
特に北海道や北陸など、4WD性能を重視するエリアのユーザーにおすすめです。
後悔するポイント
| 懸念点 | 内容 | 回避策 |
|---|---|---|
| 燃費性能 | 近年のハイブリッドSUVと比べて平均的。 | FF仕様を選び、エコモード運転を意識。 |
| 設計の古さ | ベース設計がやや古く、最新SUVと比べて質感差あり。 | 上級グレードやオプションで補強。 |
| 後席の狭さ | 大人3人ではやや窮屈。 | 4人乗車+荷室活用を前提に使う。 |
| 加速性能 | 高速域ではCVT特有の伸び不足を感じる。 | スポーツモードを活用し、回転域をキープ。 |
RVRは実用性の高いSUVですが、いくつかの注意点もあります。
使い方を明確にして選べば、後悔の少ない一台です。
壊れやすさ
| 部位 | 傾向 | 対策 |
|---|---|---|
| CVT | 経年・高温時にジャダー報告がまれに。 | 4〜5万km目安でCVTフルード交換。 |
| エアコン周り | コンプレッサー作動音の指摘例。 | 定期点検・作動音チェックで早期対処。 |
| 電装系 | 経年で接点不良が発生することあり。 | 端子清掃・バッテリー管理を徹底。 |
三菱車全体にいえることですが、RVRも基本的には耐久性が高く壊れにくいモデルです。
ただし、経年によってCVTのジャダー(振動)が起きる例があります。
これはCVTフルード交換を怠った場合に多く見られるため、4〜5万kmごとの交換を推奨します。
また、エアコンのコンプレッサーや電装系のトラブルがまれに報告されており、定期点検を徹底することで防げます。
カスタムパーツ
| カテゴリ | 推奨アイテム | ポイント |
|---|---|---|
| 積載 | ルーフキャリア/ボックス | ゴルフやキャンプの積載力を拡大。 |
| 視認性 | LEDヘッド/フォグ | 夜間・悪天候での安心感向上。 |
| 静粛性 | フロア静音マット | ロードノイズ低減で快適性アップ。 |
| 外装 | 純正エアロ/RALLIART系 | 控えめに精悍さをプラス。 |
1位:ルーフキャリア/ボックス
→ アウトドアやゴルフに最適。見た目もSUVらしさUP。
2位:LEDヘッドライト/フォグ
→ 夜間視認性とデザイン性を強化。
3位:静音マット
→ 走行中のロードノイズを抑え快適性アップ。
4位:エアロキット(純正・RALLIART)
→ スポーティな印象を演出。
手頃な価格のカスタムで大きく印象を変えられる点も魅力です。
ゴルフバッグの収納性
| 条件 | 収納可能セット数 | 収納容量[L]目安 |
|---|---|---|
| 後席起立・横置き | 2セット | 約406L |
| 後席片側倒し・斜め置き | 3セット | 約650〜800L相当 |
| 後席全面倒し・フラット積み | 3〜4セット | 約1,000L級相当 |
RVRはリアゲート開口部が大きく、ゴルフバッグの積み込みが非常にスムーズです。
後席起立で2セット、倒せば3〜4セット収納可能。
シートをフラットに倒すことで大型キャディバッグも問題なく収まります。
また、荷室床下には小物収納スペースもあり、シューズや小物を分けて収納できます。
ライバル比較
| 項目 | 三菱 RVR | トヨタ カローラクロス | ホンダ WR-V |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | FF/4WD | FF/4WD | FF |
| 燃費(WLTC) | 14〜15km/L | 17〜20km/L | 16〜18km/L |
| 走行性能 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| 荷室容量 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 価格帯 | 約240〜300万円 | 約260〜330万円 | 約210〜250万円 |
RVRは価格を抑えつつ4WD性能が高く、雪道走行が多いユーザーに特に向いています。
口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| 「雪道で安心」 「見切りが良く運転しやすい」 「シートが楽」 「価格とのバランスが良い」 | 「燃費が伸びない」 「設計が古い」 「CVTがもっさり」 |
良い評判:
「雪道でも安心」「視界が広く運転しやすい」「座り心地がいい」「コスパが高い」など。
悪い評判:
「燃費が伸びない」「設計が古い」「CVTがもっさり」という声が一部。
ただし、多くのユーザーは“信頼できる国産SUV”として高評価を与えています。
評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| デザイン | ★★★★☆ | 三菱らしい力強さと実用性の融合。 |
| 快適性 | ★★★★☆ | シートの作りが良く長距離も楽。 |
| 走行性能 | ★★★★☆ | 高剛性ボディと安定感のある足まわり。 |
| 燃費 | ★★★☆☆ | 平均的だが実用域で十分。 |
| リセール | ★★★☆☆ | 地域差はあるが安定傾向。 |
中古市場
| 条件 | 相場傾向 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 4WD・低走行 | 高値安定 | 下回り錆・駆動系異音の有無。 |
| 5〜8年落ち | 値ごろ感あり | CVTジャダー・整備記録・ATF履歴。 |
| 特別仕様・寒冷地仕様 | 人気で強含み | 装備の作動確認と消耗品状態。 |
中古車市場ではRVRは流通台数が多く、価格は約80〜200万円前後で安定しています。
4WDモデルや特別仕様車「G Limited Edition」などは人気が高く、高値で取引されています。
中古購入時はCVTの滑りやエアコン作動音をチェックすると安心です。
まとめ
三菱 RVRは、「手頃な価格で信頼できる4WD SUV」を求める人にぴったりの一台です。
派手さや最新装備こそ少ないものの、堅実で使いやすいクルマとして完成度は高め。
後悔を防ぐには、試乗でCVTフィーリングと後席の広さを確認すること。
実用性・安全性・コスパの3拍子が揃った、まさに“堅実派の正解SUV”です。




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