レクサス LX600は、トヨタ・ランドクルーザー300をベースにしたフラッグシップSUVで、圧倒的な存在感と高級感を兼ね備えたモデルです。
V8からV6ツインターボへと刷新され、軽量化と燃費向上を実現。街中でも威圧感がありながら、悪路走破性は相変わらず健在です。
一方で、「大きすぎて扱いにくい」「燃費が悪い」といった声も。
この記事では、LX600のスペックや評判、ゴルフバッグ収納性まで、後悔しないためのポイントを徹底解説します。
レクサス LX600のスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車名 | レクサス LX600 |
| パワートレーン | 3.5L V6ツインターボ+10速AT(Direct Shift-10AT) |
| 駆動方式 | フルタイム4WD(マルチテレインセレクト/ローレンジ対応) |
| 最高出力/最大トルク | 約415PS/約650Nm(仕様・国別で変動) |
| WLTC燃費(目安) | 約7.5〜8.5km/L(走行条件で変動) |
| 加速性能(0–100km/h) | 約6.8〜7.0秒(目安) |
| 積載量(ラゲッジ) | 約350L(後席起立時)/約1,050L(後席格納・目安) |
| サイズ/車重 | 全長約5,100mm×全幅約1,990mm×全高約1,885mm/約2,600〜2,700kg |
| 乗車定員+ゴルフバッグ | 7名(5名仕様あり)+後席起立:3セット目安/後席格納(2名):5セット目安 |
| 安全装備 | Lexus Safety System+、ACC、LTA、BSM、マルチテレインモニター ほか |
| 平均価格(新車) | 約1,250〜1,800万円 |
| 中古価格(相場) | 約1,000〜1,400万円(年式・装備で変動) |
LX600は3.5L V6ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は約415PS、最大トルクは約650Nm。
10速ATとの組み合わせで、0-100km/h加速は約6.9秒(目安)。
駆動方式は4WD(マルチテレインセレクト対応)で、どんな道でも余裕の走りを見せます。
WLTC燃費は約8.0km/L、積載量は約350L。後席を倒すと約1,050Lまで拡大します。
乗車定員は7名(グレードにより5名仕様あり)、ゴルフバッグは後席を使用した状態で3セット、後席を倒せば5セット収納可能。
価格は約1,250〜1,800万円、中古価格は1,000〜1,400万円前後です。
メリット
| メリット | 解説 |
|---|---|
| 王者の存在感と上質感 | 威厳あるエクステリアと上質素材の内装で満足度が高い。 |
| 力強い走り | V6ツインターボの余裕あるトルクで高速・山道も楽。 |
| 高い静粛性と快適性 | 遮音・振動対策が徹底され長距離でも疲れにくい。 |
| 本格オフロード性能 | MTセレクトやローレンジで悪路・雪道にも強い。 |
| リセールの強さ | 需要が強く価値が落ちにくい傾向。 |
LX600の最大の魅力は「走破性と高級感の融合」。
電子制御サスペンションにより、オンロードでは滑らかで快適、オフロードでは強靭な足回りに変化します。
インテリアはレクサスらしい上質な造りで、セミアニリン本革シートや14インチの大型ディスプレイなど装備も豪華。
さらに、遮音性が極めて高く、高速走行でも静粛そのものです。
「どこでも行ける高級ホテル」と評されるほど、乗る人すべてが満足する仕上がりです。
オススメな人
| 対象 | 理由 |
|---|---|
| 家族で長距離旅行が多い | 静粛・快適・安全の三拍子で移動がラク。 |
| 雪道・悪路を走る機会がある | 4WD制御と車高で安心感が高い。 |
| 高級感と信頼性を重視 | レクサス品質と高い残価で所有満足が続く。 |
| ゴルフやアウトドアが趣味 | 大きな荷物も積みやすく余裕ある走り。 |
LX600は、「本格SUVで快適な長距離移動をしたい人」「家族で高級車を所有したい人」に最適です。
また、ゴルフやスキーなどのレジャーにも向き、車中泊用途にも対応可能。
経営者・医師・士業など、上質な車をステータスとして所有したい層にも人気です。
リセールバリューが高く、長期保有しても資産価値が落ちにくいのも魅力。
後悔するポイント
| 懸念点 | 内容 | 回避策 |
|---|---|---|
| 燃費の重さ | 市街地中心だと実燃費が一桁台になりやすい。 | 一定巡航を意識/給油計画/用途に応じてセカンドカー併用。 |
| サイズの大きさ | 全幅約2mで立駐・狭路で気を使う。 | 駐車場寸法の事前確認/360°カメラの活用。 |
| 維持費・消耗品 | タイヤ・ブレーキ等が高額。 | 年次費用を見積り/純正相当で計画的交換。 |
| 納期・流通価格 | 人気で納期長・中古が高止まりしやすい。 | 複数店舗で商談/希望条件の優先度を決める。 |
後悔ポイントは「燃費・サイズ・維持費」。
実燃費は6〜7km/L程度で、日常使いではガソリン代が嵩みます。
全幅1,990mm・全長5,100mmと巨大で、狭い駐車場では取り回しに注意が必要。
回避策として、メイン車ではなく“セカンド的な使い方”をするユーザーが多いです。
また、メンテナンスはディーラー一択が安心。安価な整備工場では対応できないケースがあります。
壊れやすさ
| 部位 | 傾向 | 対策 |
|---|---|---|
| エアサスペンション/可変ダンパー | 経年で劣化・作動不良の例。 | 定期点検と早期交換基準の把握。 |
| 各種センサー・配線 | 悪路・高圧洗浄で不具合の可能性。 | 洗車時の取り扱い注意/定期診断。 |
| タイヤ・ブレーキ | 重量由来で摩耗が早い。 | 空気圧管理・ローテ・摩耗限度の監視。 |
基本的に信頼性は非常に高く、レクサス品質でトラブルは少なめ。
ただし、エアサスペンションの経年劣化や電子制御系(特にセンサー類)の故障例が稀にあります。
オフロード走行を頻繁に行う場合は、下回りや配線の点検を定期的に行うことが推奨されます。
カスタムパーツ
| カテゴリ | 推奨アイテム | ポイント |
|---|---|---|
| エアロ | モデリスタ/TRD | 純正準拠で統一感と価値維持に有利。 |
| ホイール | 22インチ鍛造(軽量タイプ) | 見た目と足まわりレスポンスを両立。 |
| 積載・防汚 | ラゲッジトレー/トノカバー | 汚れ対策と積載安定性UP。 |
| 外装保護 | プロテクションフィルム | 飛び石・洗車キズ対策でリセール有利。 |
| 安全・快適 | 前後ドラレコ/撥水コート | 長距離や悪天候時の安心感向上。 |
① モデリスタ or TRDエアロキット
② 22インチ鍛造ホイール(純正オプションも人気)
③ ルーフキャリア+サイドステップ
④ ラゲッジトレー・トノカバー
⑤ フロントグリルガード
高級志向のオーナーには純正オプションで統一する傾向が強く、リセールにも好影響です。
ゴルフバッグの収納性
| 条件 | 収納可能セット数 | 収納容量(L) |
|---|---|---|
| 後席起立(7名または5名乗車) | 3セット(標準サイズ目安) | 約350L |
| 3列目格納+2列目一部使用(4〜5名乗車) | 4セット目安 | 約700〜800L(目安) |
| 2列目以降格納(2名乗車) | 5セット目安 | 約1,050L(目安) |
LX600のラゲッジ容量は約350L。後部座席を使用したまま3セットのゴルフバッグが収納可能。
後席を倒すと最大約1,050Lになり、5セットまで積載できます。このときの乗車定員は2名。
大型キャディバッグも楽々収納でき、開口部が広いため出し入れもスムーズ。
3列シート仕様の場合は3列目を格納すれば広大なフラットスペースが生まれます。
ライバル比較
| 項目 | レクサス LX600 | メルセデスAMG G 63 | ランドクルーザー ZX | BMW X7 M60i |
|---|---|---|---|---|
| 価格帯 | 約1,250〜1,800万 | 約2,900万 | 約800〜900万 | 約2,100万 |
| 出力 | 415PS | 585PS | 415PS | 530PS |
| 燃費 | 約8km/L | 約6.5km/L | 約8km/L | 約7.0km/L |
| 0–100km/h | 約6.9秒 | 約4.5秒 | 約7.0秒 | 約4.7秒 |
| ゴルフバッグ積載 | 3〜5セット | 3〜5セット | 3セット | 4セット |
LX600は、豪華さ・走破性・燃費バランスが取れた万能型SUVです。
口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| 「静かで疲れない」「家族旅行に最適」「悪路でも安心」「所有満足が高い」 | 「燃費が厳しい」「駐車場を選ぶ」「維持費が高い」「納期が長い」 |
| 「内装の質感が素晴らしい」「長距離がラク」 | 「街中では大きすぎる」「タイヤ・ブレーキが高価」 |
良い評判:
「圧倒的な存在感」「静かで疲れない」「ゴルフに最適」「家族旅行が快適」
悪い評判:
「燃費が悪い」「狭い駐車場がきつい」「維持費が高い」
多くのオーナーが「所有満足度が非常に高い」と評価しています。
評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| デザイン | ★★★★★ | 威厳と高級感を両立したフラッグシップSUV。 |
| 快適性 | ★★★★★ | 乗り心地と静粛性が最高水準。 |
| 燃費 | ★★★☆☆ | 車格を考えれば許容範囲。 |
| 走行性能 | ★★★★★ | パワーと安定感を高次元で両立。 |
| コスパ | ★★★★☆ | 高価だが満足度・リセールが高い。 |
中古市場
| 条件 | 相場傾向 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 正規ディーラー車・保証継承 | 高値安定だが安心感が高い。 | 点検記録・リコール対応履歴の確認。 |
| 限定仕様・特別色 | 希少性で相場強含み。 | 純正状態の維持・修復歴の有無。 |
| 過度なカスタム車 | 売価は高く好みが分かれる。 | 加工品質・保安基準・保険条件の適合。 |
LX600は中古市場でも超人気。納車待ちが長く、新車より高いプレミア価格で取引されることも。
リセール率は80%以上と非常に高く、資産価値のあるSUVとして注目されています。
注意点は、並行輸入車や過度なカスタム車。購入時は整備履歴と保証内容を必ず確認しましょう。
まとめ
レクサス LX600は、「ラグジュアリーSUVの完成形」と言えるモデルです。
後悔しないためには、サイズと維持費を事前に把握し、使用環境に合わせたグレード選びを行うこと。
試乗では、静粛性・取り回し・荷室の使い勝手をチェックしましょう。
所有すれば、走るたびに“満足感と信頼感”を得られる、究極のフラッグシップSUVです。




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