マツダ CX-3は、上質なデザインと走りの質を兼ね備えたコンパクトSUVとして、根強い人気を誇るモデルです。
2025年モデルでは安全装備が強化され、内外装の質感もさらに向上。
ただし「後席と荷室が狭い」「使い勝手よりもデザイン重視」と感じるユーザーもおり、選び方次第で評価が分かれます。
この記事ではCX-3のスペック、評判、後悔ポイント、そしてゴルフバッグが何セット入るかまでを解説します。
マツダ CX-3のスペック
| 項目 | 内容(目安・仕様により変動) |
|---|---|
| 車名 | マツダ CX-3 |
| 乗車定員 | 5名 |
| ゴルフバッグ収納数 | 後席起立:1セット/後席倒し:2セット |
| エンジン | 1.8L ディーゼルターボ/2.0L ガソリン |
| 最高出力/最大トルク | 116PS/27.5kg·m(ディーゼル)/150PS/20.0kg·m(ガソリン) |
| トランスミッション | 6AT/6MT |
| 駆動方式 | FF/4WD |
| WLTC燃費 | 約20km/L(ディーゼル)/約16km/L(ガソリン) |
| 0-100km/h加速 | 約9.0〜9.5秒(参考値) |
| 積載量(荷室) | 約350L(後席起立時) |
| 最小回転半径 | 約5.3m |
| 車体寸法 | 4,275×1,765×1,550mm |
| 車両重量 | 約1,260〜1,360kg |
| 平均価格(新車) | 約240〜320万円 |
| 中古価格(相場) | 約100〜250万円 |
CX-3は、1.5Lディーゼルターボ(SKYACTIV-D 1.8)と2.0Lガソリン(SKYACTIV-G 2.0)を設定。
ディーゼルモデルは低速トルクが太く、街乗りでもストレスなく走れます。
最高出力は116PS(ディーゼル)/150PS(ガソリン)、駆動方式はFFと4WDから選択可能です。
燃費はWLTCモードでディーゼル約20km/L前後、ガソリン約16km/L前後。
0-100km/h加速は約9.0〜9.5秒と俊敏です。
乗車定員は5名。荷室容量は約350Lで、ゴルフバッグは後席起立で1セット、後席倒しで2セットが限界。
全長4,275mm×全幅1,765mm×全高1,550mmというサイズは、都市部でも駐車しやすく扱いやすいのが特徴です。
メリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 上質なデザイン | 魂動デザインで高い所有満足度。 |
| 走りの良さ | 自然なステアフィールと安定感。 |
| 静粛性 | 遮音対策が効き、長距離も快適。 |
| 燃費性能 | ディーゼルは実用域で優秀。 |
| 内装質感 | 素材・造形がクラスを超える完成度。 |
CX-3の魅力は、何よりもそのデザインと走りの完成度です。
「魂動デザイン」による美しいプロポーションは、5年経っても色褪せない高級感を放ちます。
走行フィールも上質で、マツダ特有のG-ベクタリング制御により、ステアリング操作が自然で快適。
また、ディーゼルモデルは燃費が良く、トルクが強いため日常走行から長距離まで扱いやすいです。
さらにインテリアの質感はクラスを超えており、上位車種顔負けの造り込みが魅力です。
オススメな人
| 対象 | 理由 |
|---|---|
| デザイン重視派 | 外観・内装ともに上質で長く愛せる。 |
| 運転好き | ハンドリングが良く走らせて楽しい。 |
| 二人利用中心 | 後席や荷室の制約を気にしにくい。 |
| 長距離通勤 | ディーゼル×低燃費で経済的。 |
CX-3は「走り」と「デザイン」を重視するユーザーに最適です。
具体的には次のようなタイプにおすすめです。
- スタイリッシュなコンパクトSUVを探している人
- 運転を楽しみたい人
- 一人または二人での使用が多い人
- 長距離通勤・出張でも燃費を重視したい人
車を移動手段ではなく“趣味”として楽しむ層に特に支持されています。
後悔するポイント
| 懸念点 | 内容 | 回避策 |
|---|---|---|
| 後席が狭い | 大人の長時間乗車は窮屈。 | 用途を2名中心に設定/試乗で姿勢確認。 |
| 荷室が小さい | 後席起立だとゴルフバッグ1セットが限界。 | 後席倒し前提・ルーフキャリア併用。 |
| 乗り心地が硬め | 荒れた路面で突き上げ感あり。 | 空気圧調整/コンフォート系タイヤ導入。 |
| ディーゼル特有のメンテ | 短距離中心でDPF/EGRが溜まりやすい。 | 月1の巡航走行/適切なオイル管理。 |
CX-3の弱点は、主に「後席の狭さ」と「荷室容量の少なさ」です。
特に後席足元スペースは大人が長時間座ると窮屈に感じるレベルで、ファミリー用途には不向きです。
また、荷室も深さが限られるため、ゴルフバッグ1セット+αが限界です。
回避策として、後席を倒すことで2セット程度の積載が可能。
リアシートを使わないユーザーなら十分な実用性を確保できます。
さらに乗り心地はやや硬めで、荒れた路面では突き上げを感じることがあります。
空気圧調整やコンフォート系タイヤへの交換で改善可能です。
壊れやすさ
| 部位 | 傾向 | 対策 |
|---|---|---|
| EGR/DPF(D) | 短距離・低温始動が多いと堆積。 | 月1回の長距離巡航で焼き切り促進。 |
| 内装パネル | 経年で微振動の軋み音が出る個体あり。 | 防音テープや留め具点検で改善。 |
| 足まわりブッシュ | 走行距離増でコト音・ゴト音。 | 定期点検と早期交換でリフレッシュ。 |
CX-3は機械的信頼性が高く、大きな故障報告は少ないです。
ただし、ディーゼルモデルではEGR(排気再循環装置)やDPFの詰まりが発生しやすい傾向があります。
短距離走行が多い人は月1回の高速走行で煤焼きを促進すると良いでしょう。
また、内装パネルの軋み音が出やすい個体もあるため、静音テープなどで補修可能です。
カスタムパーツ
| カテゴリ | 推奨アイテム | ポイント |
|---|---|---|
| 外装 | AutoExeグリル/マフラー | 品よく精悍。リセールにも好影響。 |
| 足まわり | ダウンサス/車高調 | 安定性と見た目の両立。 |
| 静粛 | 静音マット/デッドニング | 高速時の疲労を低減。 |
| 内装 | レザー調シートカバー | 手軽に質感アップ。 |
1位:AutoExe スポーツグリル/マフラーキット
→エクステリアの完成度を一段上げ、音質も上品に。
2位:ダウンサス/車高調
→走行安定性とルックス向上を両立。
3位:静音マット・デッドニング
→遮音性を高め、上級車のような静粛感に。
4位:レザー調シートカバー
→内装質感を手軽にグレードアップ。
“上質さを磨く方向”のカスタムが人気です。
ゴルフバッグの収納性
| 条件 | 収納可能セット数 | 収納容量[L]目安 |
|---|---|---|
| 後席起立 | 1セット | 約350L |
| 後席片側倒し | 2セット | 約600L相当 |
| 後席全面倒し | 2セット+小物 | 約900L級相当 |
CX-3の荷室は350L前後とコンパクトSUVの中でもやや小さめ。
後席起立時は1セット、後席を倒すと2セットが現実的な範囲です。
バッグは斜めに積み、クラブヘッドを助手席方向に向けると干渉を避けやすくなります。
ラゲッジマットを敷いて保護すれば、汚れや傷防止にも効果的です。
ライバル比較
| 項目 | マツダ CX-3 | トヨタ ヤリスクロス | ホンダ WR-V |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | FF/4WD | FF/4WD | FF |
| 燃費(WLTC) | 15〜20km/L | 18〜22km/L | 16〜18km/L |
| 走行性能 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| デザイン性 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 荷室容量 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 価格帯 | 約240〜320万円 | 約220〜290万円 | 約210〜250万円 |
CX-3は走りとデザインで優位。
実用性重視ならWR-Vやヤリスクロスも検討対象です。
口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| 「見た目が美しい」 「運転が楽しい」 「内装が上質」 「ディーゼルが経済的」 | 「後席が狭い」 「荷室が小さい」 「乗り心地が硬め」 |
良い評判:
「デザインが美しい」「運転が楽しい」「燃費が良い」「内装が高級」といった声が多く、満足度は高め。
悪い評判:
「後席が狭い」「荷室が小さい」「乗り心地が硬い」という意見が一定数あります。
ファミリーカーというより“プレミアムなパーソナルSUV”として評価されています。
評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| デザイン | ★★★★★ | コンパクトSUVで随一の美しさ。 |
| 快適性 | ★★★☆☆ | 乗り心地はやや硬めだが静粛性は高い。 |
| 走行性能 | ★★★★☆ | 低速トルクがあり運転が楽しい。 |
| 燃費 | ★★★★☆ | ディーゼルモデルは実燃費20km/L超えも可能。 |
| リセール | ★★★★☆ | 人気が安定しており中古市場でも評価が高い。 |
中古市場
| 条件 | 相場傾向 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 低走行・特別仕様 | 高値安定 | 装備差で価格が動くため要比較。 |
| ディーゼル5万km前後 | 値ごろ感あり | DPF履歴・オイル管理・高速走行頻度。 |
| 修復歴あり | 割安 | 骨格・足まわり・直進安定性を試乗で確認。 |
CX-3は流通台数が多く、価格帯は100〜250万円前後で安定しています。
ディーゼルモデルは走行距離により価格差が大きく、5万km以下の個体は人気が集中。
「特別仕様車 Super Edgy」や「Exclusive Mods」などは高リセールを維持しています。
まとめ
マツダ CX-3は、スタイルと走りを両立した上質なコンパクトSUVです。
荷室や後席の狭さを理解して選べば、後悔することはほとんどありません。
用途が明確な一人〜二人乗り中心のユーザーには、デザイン性・燃費・運転の楽しさすべてで高満足度の一台です。
「走る楽しさ」と「所有する喜び」を感じたいなら、CX-3は最適な選択です。




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