アウディ Q7は、アウディのプレミアムSUVラインナップの中核モデル。
「55 TFSI」は3.0L V6ターボ+マイルドハイブリッドを搭載する上級仕様で、力強さと静粛性のバランスを追求しています。
室内の質感・安全装備の充実度・走行性能などが高く評価されており、ファミリー用途や輸入SUVの王道選択肢として支持されています。
本記事では、Q7 55 TFSIのスペック・評判・ゴルフバッグ収納性を含め、後悔しない選び方を解説します。
アウディ Q7 55 TFSIのスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車名 | アウディ Q7 55 TFSI |
| パワートレーン | 3.0L V6ターボ+48Vマイルドハイブリッド/8速AT |
| 駆動方式 | quattro(常時4WD) |
| 最高出力/最大トルク(目安) | 約340PS/約500Nm(仕様により変動) |
| WLTC燃費(目安) | 約9〜11km/L(走行条件で変動) |
| 加速性能(0–100km/h) | 約5.7秒(目安) |
| 積載量(ラゲッジ) | 約300L(3列使用時・目安)/約770L(3列格納時)/最大約2,050L(全後席格納時・目安) |
| サイズ/車重 | 全長約5,060mm×全幅約1,970mm×全高約1,740mm/約2,100〜2,250kg |
| 乗車定員+ゴルフバッグ | 7名(6名仕様あり)+3列使用:2セット目安/3列格納(4〜5名):4〜5セット目安 |
| 平均価格(新車) | 約1,100〜1,600万円 |
| 中古価格(相場) | 約800〜1,400万円(年式・走行で変動) |
Q7 55 TFSIは3.0L V6ターボと48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載し、最高出力340PS以上・トルクはおよそ500Nm程度(仕様により変動)。
0–100km/h加速は約5.7秒前後。
駆動方式はquattro(常時4WD)、電子制御のダンピングコントロールサスペンションを採用。
WLTC燃費は約9〜11km/L程度(条件・道程による)。
積載量は約770L(3列格納時)〜970L(2列構成)、また最大約2,050L前後まで拡大可能。
乗車定員は7名または6名仕様。ゴルフバッグは3列使用時2セット、3列格納時で4〜5セット収納可能です。
メリット
| メリット | 解説 |
|---|---|
| 静粛で滑らかな走り | V6+48Vの組み合わせで出足が上質、巡航も静か。 |
| 3列の実用性 | 必要時に使えるサードシートと広い荷室を両立。 |
| 先進運転支援 | ACCや車線サポートなど長距離でも安心。 |
| 上質な内装 | 素材と造形の完成度が高く満足感が大きい。 |
| バランスの良さ | 走り・快適・積載・価格バランスが良好。 |
Q7 55 TFSIの強みは「静粛性と均衡の取れた走り」。
マイルドハイブリッドとの組み合わせにより、滑らかな加速感と余裕のトルク感を得られます。
室内はアウディならではの質感に加え、3列目も使いやすく設計されており、長時間の乗車も疲れにくいレイアウト。
先進運転支援やインフォテインメント機能も充実し、利便性・快適性の両面でバランスが良い選択肢です。
オススメな人
| 対象 | 理由 |
|---|---|
| ファミリーユース | 3列7名対応で多人数移動と荷物の両立がしやすい。 |
| ロングドライブ派 | 静粛・乗り心地・座り心地が高水準で疲れにくい。 |
| 輸入SUV初心者 | 扱いやすい走りと運転支援で安心感が高い。 |
| ゴルフ・旅行が趣味 | 3列格納で4〜5セット搭載可能な積載力。 |
・7人乗車の実用性を維持しつつ走りも楽しみたい人
・直6ターボ+マイルドHVという動力の滑らかさに魅力を感じる人
・ドライブもレジャーも両方楽しむユーザー
・輸入SUVでのブランド性・安心感を重視する人
・ゴルフや旅行など荷物が多い用途を想定している人
後悔するポイント
| 懸念点 | 内容 | 回避策 |
|---|---|---|
| 実燃費の伸び悩み | 街乗り中心だとカタログより落ちやすい。 | 一定巡航/Eco活用/不要荷物の削減で改善。 |
| 維持費 | タイヤ・ブレーキ・オイル等のコストが高め。 | メンテナンスパック・延長保証の活用。 |
| 3列の快適性 | 成人長時間では窮屈に感じる場合がある。 | 実車で3列試乗/必要時のみ使用する運用に。 |
| 電装系の不調 | センサーやエアサス系の報告が稀にある。 | 点検記録/保証継承車を選び、診断更新を習慣化。 |
1️⃣ 燃費想定より落ちやすい
都市部走行中心だと実燃費がカタログ値より悪く出るケース。
→ 巡航モード活用+不要荷物削減で改善可能。
2️⃣ 維持費
輸入車部品・タイヤ・ブレーキコストが高い。
→ メンテパック・正規保証・工賃交渉で対策。
3️⃣ 3列目快適性
成人長時間利用時はやや窮屈に感じる可能性。
→ 試乗で3列目実用性を体感。
4️⃣ 電装系トラブル
センサー・電子系部品にトラブル報告あり。
→ 保証継承・点検記録付き車を選ぶことが安心。
壊れやすさ
| 部位 | 傾向 | 対策 |
|---|---|---|
| エアサス関連 | 経年でセンサー誤作動やエア漏れの例。 | 定期診断・予防整備・純正部品で対応。 |
| 電装・センサー | 稀に警告・誤検知。 | ソフト更新/保証活用/配線の点検。 |
| バッテリー | 電装負荷で劣化が早め。 | 早期交換目安の把握・トリクル充電。 |
電子部品(センサー・ECU)やエアサス系の劣化例が報告。
走行距離が進むと高圧ホース・電装配線の劣化も。
定期診断・ソフト更新・純正部品使用が信頼性維持の鍵です。
カスタムパーツ
| カテゴリ | 推奨アイテム | ポイント |
|---|---|---|
| 外装アクセント | S line風ブラックアウト/ダーククローム | 上質さを損なわず精悍に。 |
| ホイール | 21〜22インチ鍛造 | 存在感UP。乗り心地変化に留意。 |
| 保護 | PPF/セラミックコーティング | 塗装保護とリセール維持に有効。 |
| 室内快適 | リアエンタメ/TVチューナー | 後席の満足度を底上げ。 |
| 積載・防汚 | トランクトレー/ラバーマット | 荷室の汚れ対策と積載安定。 |
① 純正装備グリル・RS風アクセント(漆黒化など)
② 21〜22インチ鍛造ホイール
③ ブラックパック・ライトスモーク化
④ 車内快適装備(リアエンタメ・ルーフスクリーン)
⑤ PPF/セラミックコーティング(塗装保護)
ゴルフバッグの収納性
| 条件 | 収納可能セット数 | 収納容量(L) |
|---|---|---|
| 3列使用(7名または6名乗車) | 2セット(標準サイズ目安) | 約300L(目安) |
| 3列格納(4〜5名乗車) | 4〜5セット目安 | 約770L |
| 2列も格納(2名乗車) | 5セット+大型荷物 | 最大約2,050L |
3列使用時では2セット収納可能。
3列目を倒すと4〜5セットを十分に搭載可能で、容量は約770〜2,050L前後となります。
バッグ口径約9〜10.5インチ、47〜48インチ長さなら斜め配置で無理なく収まります。
ライバル比較
| 項目 | Q7 55 TFSI | BMW X7 | メルセデス GLS | レクサス LX600 |
|---|---|---|---|---|
| 価格帯 | 約1,100〜1,600万 | 約1,400〜2,100万 | 約1,500〜2,000万 | 約1,250〜1,800万 |
| 出力 | 約340PS | 381〜530PS | 約360〜585PS | 約415PS |
| 0–100km/h | 約5.7秒 | 約4.7〜5.8秒 | 約5.5〜6.0秒 | 約6.8秒 |
| 燃費 | 約9〜11km/L | 約8〜10km/L | 約8〜9km/L | 約7.5〜8.5km/L |
| ゴルフバッグ積載 | 2〜5セット | 2〜5セット | 3〜5セット | 3〜5セット |
口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| 「静かでしなやか」「上質な内装」「運転支援が賢い」「荷物がよく積める」 | 「燃費が思ったより伸びない」「電子系が心配」「維持費が高い」 |
| 「家族での遠出が快適」「3列の使い勝手が良い」 | 「車幅に気を使う」「タイヤ代が高額」 |
良い評判:
「静かでしなやか」「走行性能が滑らか」「3列でも実用性高い」「室内質感が高い」
悪い評判:
「燃費が思ったより悪い」「電子系に不安」「部品代が高い」
評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| デザイン | ★★★★☆ | 抑制された品位とモダンな印象。 |
| 快適性 | ★★★★☆ | 長距離乗車は快適。3列目の余裕は限定的。 |
| 燃費 | ★★★☆☆ | 仕様・運転で数値に差が出る。 |
| 走行性能 | ★★★★☆ | V6とは思えぬ滑らかさと安定感。 |
| コスパ | ★★★★☆ | 品質・機能性を考えると納得できる価格帯。 |
中古市場
| 条件 | 相場傾向 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 正規保証継承車 | 相場は高めでも安心感が高い。 | 診断履歴・リコール対応・ソフト更新。 |
| 低走行・修復歴なし | 残価が崩れにくい。 | エアサス作動・電装の警告履歴。 |
| 特別仕様・上級装備 | 人気装備は下取り評価に寄与。 | 社外パーツの有無と適合法。 |
中古相場は800〜1,400万円前後。
55 TFSIは希少性が高く、価格維持率が比較的強い。
保証継承・メンテ履歴・電装正常動作を必ず確認。
まとめ
アウディ Q7 55 TFSIは、ラグジュアリーと実用性を高次元で両立したSUV。
後悔を避けるには、維持費・サイズ・3列使用感を事前に確認。
試乗では「3列目実用性」「走行時の静粛性」「ゴルフバッグの実積載」を重点的にチェック。
バランス型SUVとして、多用途に使える頼れる一台です。




コメント