【2025年最新版】MT原付史上最も最高速が速いバイク紹介Top10!!世界中のバイクを徹底比較

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「50cc原付=遅い」というイメージはもう古いかもしれません。
確かに日本国内の原付一種は法定速度30km/hに制限されていますが、世界に目を向けると実測で80〜100km/hに迫る50ccバイクも存在します。特に1980〜90年代の2ストロークモデルは、現代の4ストモデルを大きく上回る性能を誇り「小排気量でも最速を楽しむ」というライダーの憧れとなってきました。

本記事では、世界中の50cc原付バイクを対象に、実測最高速度を重視したランキングTOP10を紹介します。現行のスクーターから往年の名車まで幅広く取り上げ、カタログ値との比較も交えて詳しく解説します。

【この記事でわかること】

  • 世界の50cc原付バイクの中で「最高速が速いモデル」TOP10
  • 実測値とカタログ値の違い
  • 2ストロークと4ストロークの性能差
  • 現行スクーターと旧型スポーツの特徴比較


50cc原付バイク 最高速ランキングTOP10

順位バイク名メーカー実測最高速度エンジン方式年式
1RS50アプリリア約100km/h2ストMT1993年
2NSR50ホンダ約90km/h2ストMT1987年
3RG50ガンマスズキ約90km/h2ストMT1982年
4NS50Fホンダ87.7km/h2ストMT1987年
5CRM50ホンダ84.5km/h2ストMT1988年
6NS-1ホンダ81.9km/h2ストMT1991年
7TZM50Rヤマハ約80km/h2ストMT1993年
8YSR50ヤマハ75〜85km/h2ストMT1986年
9RZ50ヤマハ80.5km/h2ストMT1981年
10ジョルカブホンダ75〜80km/h4ストMT1999年

各モデルの詳しい解説


1位:Aprilia RS50

バイク名Aprilia RS50
メーカーアプリリア(イタリア)
新車販売価格約40〜50万円(当時欧州価格換算)
中古平均価格約30〜60万円(国内市場・希少)
平均燃費20〜30km/L(実測)
タンク容量13L

イタリアのアプリリアが送り出した「RS50」は、文字通り50ccのスーパースポーツともいえる存在です。125ccや250ccのレーサーレプリカをそのまま小さくしたような外観で、アルミツインスパーフレームや本格的な倒立フォークなど、上級モデルに迫る装備を誇りました。
エンジンは水冷2ストローク単気筒に6速ミッションを組み合わせ、実測で100km/hに迫る最高速を記録。欧州では法律で最高速45km/hに制限されるため、カタログ上の数値は控えめですが、素のポテンシャルは段違いです。
ライディングフィールは「50ccとは思えないレーサー感覚」で、タコメーターを見ながらシフトアップしていく楽しみは格別。特に若者にとっては「125ccに乗る前の登竜門」として愛され、今も中古市場ではプレミアが付く人気車種です。


2位:Honda NSR50

バイク名Honda NSR50
メーカーホンダ(日本)
新車販売価格約22万円(1987年当時)
中古平均価格約25〜45万円
平均燃費25〜35km/L
タンク容量8L

ホンダのNSR50は、1980年代後半に登場した小排気量レーサーレプリカの代表格。兄貴分であるNSR250Rをそのまま小さくしたようなデザインで、フルカウル・水冷2ストエンジン・6速ミッションを備えた本格的な一台です。
実測最高速は約90km/hと、原付一種の枠を完全に超えた性能を発揮。当時の若者はこのバイクをサーキットや峠に持ち込み、腕を磨きました。パワーバンドに乗せたときの加速は爽快そのもので、小さな排気量でもスポーツライディングの醍醐味を味わえます。
「ミニバイクレース」のベース車両としても長年使われ、多くのライダーがここからキャリアをスタートさせました。中古市場でも根強い人気を誇り、今なお「2スト原付の頂点」として語り継がれています。


3位:Suzuki RG50ガンマ

バイク名Suzuki RG50ガンマ
メーカースズキ(日本)
新車販売価格約18万円(1980年代前半)
中古平均価格約20〜40万円(希少性高)
平均燃費20〜30km/L
タンク容量10L

スズキのRGガンマシリーズといえばレーサーレプリカブームを支えた名車群。その末弟がこのRG50ガンマです。スタイリングは上級モデルの250や500を踏襲し、小さなボディながら迫力あるデザインが特徴的でした。
実測最高速は約90km/hをマーク。水冷2ストエンジンの鋭い吹け上がりと軽量な車体の組み合わせで、当時の若者を熱狂させました。レーサーレプリカ全盛期に「小さくても速いバイク」として一目置かれる存在で、峠やミニサーキットで多くのライダーが楽しんでいました。
現在では非常に希少で、程度の良い車両はコレクターズアイテム化しています。スズキらしい個性派モデルでありながら、高い実力を備えた名機といえるでしょう。


4位:Honda NS50F

バイク名Honda NS50F
メーカーホンダ(日本)
新車販売価格約19万円(1987年当時)
中古平均価格約15〜35万円
平均燃費28〜35km/L
タンク容量7.5L

ホンダのNS50Fは、NSR50の弟分として登場したモデルです。フルカウルではなくハーフカウルのような外観で、より身近で扱いやすいスポーツバイクとして設計されました。
実測最高速は87.7km/hと、50ccながら十分に速い数値を記録。水冷2スト単気筒エンジンは高回転まで鋭く回り、軽量な車体と組み合わさることで軽快なライディングを実現しています。
「入門用のスポーツ原付」として人気を集め、価格もNSRより抑えめだったことから若者に広く受け入れられました。現在は希少ですが、2スト時代の雰囲気を気軽に味わえる存在として再評価されています。


5位:Honda CRM50

バイク名Honda CRM50
メーカーホンダ(日本)
新車販売価格約23万円(1988年当時)
中古平均価格約20〜40万円
平均燃費25〜32km/L
タンク容量8.5L

CRM50はホンダの2ストオフロードモデル。兄貴分のCRM250Rのイメージを引き継ぎ、小排気量ながら本格的なオフロード走破性を持っています。
実測最高速は84.5km/hで、オンロードモデルに劣らない速さを発揮。加えてサスペンションストロークが長く、林道やダート走行に強みを持ち、通勤から遊びまで幅広く活躍しました。
「小さな万能選手」として人気があり、オフロード初心者にもおすすめされました。現存する車両は少なくなりましたが、アウトドア需要の高まりから再評価されつつあります。


6位:Honda NS-1

バイク名Honda NS-1
メーカーホンダ(日本)
新車販売価格約29万円(1991年当時)
中古平均価格約25〜50万円
平均燃費25〜30km/L
タンク容量11L

1990年代に登場したフルカウルの2ストスポーツ、NS-1。外観はまるで250ccレーサーレプリカのようで、当時の中高生にとって憧れの存在でした。
実測最高速は81.9km/hで、日常の街乗りからツーリングまで楽しめる実力派。2ストエンジンの加速フィールとスポーティなポジションが合わさり、原付とは思えない本格的なライディング体験を提供しました。
中古市場では今も人気が高く、程度の良い車体は高値で取引されています。「最後の本格派50ccレーサーレプリカ」とも呼ばれる一台です。


7位:Yamaha TZM50R

バイク名Yamaha TZM50R
メーカーヤマハ(日本)
新車販売価格約26万円(1993年当時)
中古平均価格約25〜45万円
平均燃費23〜30km/L
タンク容量11L

ヤマハが1990年代に送り出したミニレーサー、TZM50R。YZR500のイメージを強く反映したフルカウルデザインで、「小さなレーサー」として当時話題になりました。
実測最高速は約80km/h前後と推定され、同時期のRZ50に匹敵する性能。2ストエンジンの甲高いサウンドと軽快なハンドリングは、峠やサーキットで高い評価を得ました。
現在は生産終了から長く経ち、中古市場でも希少価値が高まっています。ヤマハファンにとってはコレクション性も高い一台です。


8位:Yamaha YSR50

バイク名Yamaha YSR50
メーカーヤマハ(日本)
新車販売価格約18万円(1986年当時)
中古平均価格約20〜40万円(コレクター人気)
平均燃費28〜35km/L
タンク容量7L

ユニークな小径ホイールとミニレーサースタイルで人気を博したYSR50。子供用バイクをそのまま大人が乗れるようにしたような外観ですが、性能は本格的。
実測最高速は75〜85km/hに達し、街中でも十分な速さを誇りました。その個性的なルックスと軽快な乗り味は唯一無二で、今なおコレクターに人気。中古市場ではプレミアが付いています。


9位:Yamaha RZ50

バイク名Yamaha RZ50
メーカーヤマハ(日本)
新車販売価格約19万円(1981年当時)
中古平均価格約20〜45万円
平均燃費25〜32km/L
タンク容量9L

1980年代のヤマハスポーツを代表するRZシリーズの最小モデル。兄貴分のRZ250や350を思わせるデザインで人気を集めました。
実測最高速は80.5km/hで、2スト特有のパンチのある加速と軽快なハンドリングが魅力。通学・街乗りからスポーツ走行までこなせる万能性で、多くの若者に支持されました。
復刻版も登場しましたが、現代では希少車種となっており、旧車ファンからの需要は非常に高いです。


10位:Honda ジョルカブ

バイク名Honda ジョルカブ
メーカーホンダ(日本)
新車販売価格約19万円(1999年当時)
中古平均価格約10〜25万円
平均燃費45〜55km/L(4スト特有の高燃費)
タンク容量5L

スクーターとミッションバイクの中間的存在として誕生したユニークなモデル。レトロスクーター「ジョルノ」にカブ系エンジンを組み合わせ、見た目はおしゃれながらしっかりギアチェンジして楽しめる仕様でした。
実測最高速は75〜80km/hで、4ストモデルとしては健闘する数値。燃費性能にも優れており、街乗りからツーリングまで幅広く対応できました。
今では珍しい存在ですが、「実用性と速さを両立した隠れた名車」として再評価されています。


まとめ

50cc原付バイクの世界は、時代によって大きく性能が異なります。1980〜90年代の2ストロークモデルは、規制前ならではのパワフルさで80〜100km/hに達し、今では考えられない速さを誇りました。一方、現行の4ストスクーターは環境性能や燃費重視の設計となり、最高速は60〜70km/hに留まりますが、その分「扱いやすさ」と「経済性」で現代のライダーを支えています。

結論として、**「速さを求めるなら往年の2ストスポーツ」「実用性を求めるなら現行4ストスクーター」**という住み分けがはっきりしています。あなたがどちらを重視するかによって、最適な50ccバイクは変わるでしょう。

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