ロイヤルエンフィールド「メテオ350」は、クラシカルなスタイルと安定した鼓動感を楽しめるネオクラシック・クルーザーバイクです。大型クルーザーほど重くなく、気軽に乗れる一方で、高速域ではややパワー不足を感じることも。しかし街乗りやツーリングでは“最高の相棒”と感じる人が多く、ゆったりとした走りを好むライダーには最強の選択肢となるでしょう。
【この記事でわかること】
- メテオ350のメリット・デメリット
- おすすめできる人と後悔する人の特徴
- 壊れやすいポイントや注意点
- カスタムパーツの豊富さとおすすめカスタム
- ライバルバイクとの徹底比較
このバイクの評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| デザイン | ★★★★★ |
| 燃費 | ★★★★☆ |
| 走行性能 | ★★★☆☆ |
| 快適性 | ★★★★☆ |
| コスパ | ★★★★☆ |
このバイクがおすすめな人
クラシックデザインが好きな人
メテオ350の魅力は、1950年代の英国バイクを彷彿とさせるクラシカルなデザイン。丸目ライト、ティアドロップタンク、メッキパーツの輝きなど、所有する喜びを感じられる外観です。「走るインテリア」とも呼べるほど見た目の完成度が高く、街中での注目度も抜群。デザインにこだわる人には最高の相棒になるでしょう。
ゆったりツーリングを楽しみたい人
トルク重視のエンジン特性とアップライトなポジションで、長距離ツーリングも疲れにくいのが魅力。高速巡航には限界がありますが、下道を景色を楽しみながら走るスタイルにはぴったり。タンデムシートも座り心地が良く、二人旅も快適です。
大型バイクは重くて不安な人
大型クルーザーは重量250kg以上が当たり前ですが、メテオ350は約190kgと比較的軽量。取り回しやすく、初心者やリターンライダーにも優しい仕様。大型免許を取ったけれど重量級に不安がある人に最適です。
維持費を抑えたい人
車検不要の350cc（※日本では400cc未満は車検免除）でありながら、400ccに匹敵する存在感。燃費も良好で、保険料や税金も軽め。趣味性の高いバイクでありながら、経済的に所有できるのは大きなメリットです。
カスタムで個性を出したい人
メテオ350は純正オプションやアフターパーツが豊富。スクリーン、シート、マフラー、サイドバッグなどカスタムの幅が広く、自分好みのスタイルを作り上げられます。クラシック好きのカスタムベースとしても最強です。
このバイクで後悔する人
高速道路を多用する人
最高速は120km/h程度で、高速道路では余裕がなく、追い越し加速も苦手。長距離高速ツーリングをメインにする人には後悔ポイントになります。
パワーのある走りを求める人
20馬力前後の出力は「速さ」を求めるライダーには物足りません。スポーツ走行や峠攻めを重視する人は失望するでしょう。
スポーティなコーナリングを楽しみたい人
クルーザー特有の足つき性の良さは魅力ですが、バンク角は浅く、攻める走りには不向き。ワインディングを楽しむなら別車種の方が満足できます。
最新電子制御を重視する人
ABSは搭載していますが、トラクションコントロールやライディングモードなどの最新装備はありません。安全・便利装備にこだわる人には不満が残ります。
荷物を多く積んで長距離を走る人
純正の積載性は限定的で、大きなツーリングバッグを積むには工夫が必要。キャンプやロングツーリングを重視する人は、積載装備を追加しなければ後悔するでしょう。
このバイクの壊れやすいポイント
| 壊れやすい箇所 | 特徴・注意点 |
|---|---|
| 電装系 | インド製のため初期不良やバッテリー上がりが報告あり |
| サイドスタンドスイッチ | 接触不良でエンジンがかからない例がある |
| 錆びやすい部分 | マフラーやメッキ部分は雨天走行で錆びやすい |
メテオ350は全体的に堅牢ですが、インド製バイク特有の電装系トラブルが報告されています。特にバッテリーやサイドスタンドスイッチの接触不良は要注意。また、メッキパーツは美しい反面、雨天後のケアを怠ると錆びやすい傾向があります。購入後はガレージ保管や定期的なメンテナンスを心がけると安心です。
カスタムパーツの豊富さ
| カスタムパーツ | 効果 |
|---|---|
| マフラー | 鼓動感アップ・排気音の迫力向上 |
| スクリーン | 高速巡航時の風防効果 |
| サイドバッグ | 積載力アップでツーリング向け |
| シート | 長距離快適性の改善 |
| ハンドル | ポジション調整・操作性向上 |
メテオ350は純正・社外問わずカスタムパーツが豊富。特にツーリング志向のライダーには、スクリーンやサイドバッグが人気です。マフラーを変えれば低音の効いた鼓動感をさらに楽しめ、ハンドル交換でライディングポジションを調整することも可能。クラシックスタイルを維持しながらも、快適性と実用性を高めるカスタムが揃っています。
おすすめカスタム3選
マフラー交換（必須級）
ノーマルは静かめですが、社外マフラーに交換することで鼓動感が際立ち、所有満足度が格段にアップします。
ハンドル交換
高めやプルバックタイプに交換すれば、さらにリラックスしたライディングポジションに。身長やスタイルに合わせて最適化できます。
ウィンドスクリーン装着
高速道路や長距離ツーリング時の風圧を軽減し、快適性を大きく向上させるカスタム。実用性重視派におすすめ。
ライバルバイクとの比較
| 項目 | メテオ350 | GB350 | SR400（中古） |
|---|---|---|---|
| 排気量 | 349cc | 348cc | 399cc |
| 最高出力 | 20馬力 | 20馬力 | 27馬力 |
| 重量 | 191kg | 181kg | 175kg |
| 燃費 | 30〜35km/L | 38〜42km/L | 35〜40km/L |
| 価格 | 60〜70万円 | 59万円〜 | 中古70〜90万円 |
メテオ350の最大のライバルはホンダGB350。性能はほぼ互角ですが、信頼性や部品供給面では国産車のGB350に軍配が上がります。SR400は生産終了済みながら伝説的な存在で、中古市場では高騰中。価格とクラシック感のバランスではメテオ350が最強の選択肢といえるでしょう。
みんなの口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| 鼓動感が最高で癒される | 高速域では加速不足 |
| クラシカルデザインが美しい | 電装系の不具合が心配 |
| 燃費が良く維持費が安い | スポーティな走りは期待できない |
| 取り回しやすく初心者にも安心 | パーツ供給が不安定な時がある |
| カスタムパーツが豊富で楽しい | 積載力が不足している |
良い口コミでは「鼓動感とデザインの良さ」「維持費の安さ」が多く挙げられています。悪い口コミでは「パワー不足」「信頼性への不安」「積載性の物足りなさ」が目立ちます。クラシック志向でゆったり走りたい人には高評価ですが、走りを重視する人には不満が残る傾向です。
中古市場の動向
| 状態 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|
| 新古車 | 60〜70万円 | 保証付き・走行距離ほぼなし |
| 中古・良好 | 50〜60万円 | 走行5,000〜10,000km・状態良 |
| 中古・安価 | 40〜50万円 | 走行距離多め・要整備 |
メテオ350はまだ比較的新しいモデルのため、中古市場でも状態の良い個体が多く流通しています。価格は新車とあまり差がないものの、新古車や低走行車はお買い得感が高いです。今後人気が定着すれば中古相場は安定する可能性が高く、早めの購入が賢い選択となるでしょう。
まとめ：このバイクが合う人・後悔しない選び方
ロイヤルエンフィールド メテオ350は「趣味性の高い実用クルーザー」。実用一辺倒ではなく、デザインや鼓動感を大切にするライダーに最適です。大型は重すぎる、でも軽量125では物足りない――そんな中間を求める人に最高の一台。逆に、速さや最新装備を求める人には後悔ポイントが多いでしょう。選ぶ際は「ゆったり楽しむ」スタイルに合うかどうかを基準にすれば、後悔のない最強の相棒となります。
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