Honda リード125は、通勤・通学から日常の買い物まで幅広く使える「実用スクーター」の代表格です。大容量シート下収納や信頼性の高い水冷エンジンを備え、日本でもビジネス需要を中心に高い評価を得ています。
一方で「デザインが地味」「スポーティさに欠ける」といった評判もあり、用途やライフスタイルによっては後悔するケースもあります。本記事では、リード125のスペックや口コミを整理し、後悔しないためのポイントをまとめます。
リード125のスペック
| 項目 | 数値・内容 |
|---|---|
| 実測燃費 | 40〜50 km/L(用途・季節で変動) |
| カタログ燃費(WMTC目安) | 約48〜50 km/L |
| 排気量 | 124 cc(水冷 単気筒) |
| 最高出力 | 約12 PS |
| 最大トルク | 約11 N·m |
| 車両重量 | 約120 kg(年式・仕様で前後) |
| シート高 | 約760 mm |
| タンク容量 | 約6 L |
| 収納 | シート下 約37 L(ヘルメット+小物) |
| ブレーキ/ABS | 前ディスク/後ドラム(年式差・ABS設定あり) |
| 主な装備 | スマートキー/アイドリングストップ/USB等(年式差) |
| 価格(新車) | 約35〜42万円台(税込・地域差あり) |
リード125は水冷4ストローク単気筒エンジンを搭載し、最高出力は約12PS、最大トルクは11N·m程度。実測燃費は40〜50km/L前後で、通勤ユーザーにとって経済性が魅力です。
装備重量は約120kg、シート高は760mmと低めで、足つき性が良好。シート下には37Lの大容量収納を確保しており、フルフェイス+ヘルメットインナーなども収納可能。ビジネスや日常の使い勝手を徹底的に重視した設計です。
オススメな人
| タイプ | 理由(評判・評価の傾向) |
|---|---|
| 通勤・通学ガチ勢 | 燃費・信頼性・収納の三拍子で“毎日使い”の満足度が高評価です。 |
| 買い物・配達など荷物多め | クラス屈指のシート下収納で後悔しにくい使い勝手です。 |
| 足つき・安定感重視 | 低シート×フラットな足元で安心感があり評判が安定しています。 |
| メンテ体制重視 | Hondaディーラー網で部品・整備が安心という評価が定着しています。 |
- 通勤・通学で毎日バイクを使う人:燃費と耐久性のバランスが良く、後悔が少ない。
- 荷物を多く運ぶ人:クラス最大級の収納で買い物やビジネスユースに便利。
- 安定感を重視する人:低重心とフラットな足元で扱いやすい。
- メンテを安心して任せたい人:Hondaのディーラー網と部品供給体制が評価される。
後悔するポイント
| ポイント | 回避策・チェック観点(まとめ) |
|---|---|
| デザインが地味 | 実車で色・質感を確認。外装アクセントやボックスで印象調整。 |
| スポーティ感は薄め | 加速/足回りは実用域重視。NMAX/PCXと比較試乗で納得度を確認。 |
| 価格はやや高め | 見積り比較とキャンペーン確認。良質中古も選択肢に。 |
| 高速・長距離には不向き | 用途が高速中心なら150/160ccやPCX系上位と比較検討。 |
- デザインが無難:PCXやNMAXに比べてスタイリッシュさに欠ける。
- スポーティ感が少ない:加速性能や足回りは実用域重視で物足りない人も。
- 価格はやや高め:実用重視ながらも、新車価格は30万円台後半〜40万円台。
- リセールが限定的:需要はあるが、PCXほどの高値維持は期待しにくい。
壊れやすさ
| 部位 | 症状/傾向 | 対策 | 目安費用 |
|---|---|---|---|
| Vベルト/クラッチ | 距離に応じて摩耗し加速鈍化 | 定期点検・2〜3万km目安で交換 | 2〜4万円 |
| ブレーキ | 通勤多用で消耗早め | 清掃・早め交換・フルード管理 | 1〜2万円 |
| バッテリー | 短距離・夜間多用で劣化 | 定期充電・品質良い物へ交換 | 7千〜1.8万円 |
| サス/ブッシュ | 経年でヘタり | 社外ショック・ブッシュ交換 | 1.5〜4万円 |
Hondaらしく耐久性は高いですが、消耗品は使用状況によって摩耗が早い傾向があります。特にブレーキパッドや駆動系は通勤ユーザーの高頻度利用で交換サイクルが短くなることがあります。定期的なオイル交換を守れば10万km以上走る事例も多く、壊れやすさに関する不安は小さいモデルです。
カスタムパーツ
| カテゴリ | 内容 | 目安価格 | 効果/評価 |
|---|---|---|---|
| 積載 | リアボックス(30〜45L)/強化キャリア | 1.5〜5万円+ | 買い物・業務での満足度が大幅向上で高評価です。 |
| 防風/快適 | ロングスクリーン/ナックルガード/グリップヒーター | 5千〜2.5万円 | 通年で疲労軽減。評判の良い定番です。 |
| 防犯 | U字/ディスクロック+アラーム | 5千〜2万円 | 業務用途での“置きっぱなし”対策に有効です。 |
| 足回り | 社外ショック/タイヤ銘柄見直し | 1.5〜4万円 | 段差いなしと安定感が向上し後悔が減ります。 |
リード125はビジネス需要が多いため、実用系カスタムが中心です。
- リアボックスや大型スクリーン
- グリップヒーターやナックルガード
- 防犯アラームやスマホホルダー
これらを追加することで、さらに快適性や安心感が高まります。
ライバル比較
| 項目\車種 | リード125 | PCX125(Honda) | NMAX125(Yamaha) |
|---|---|---|---|
| 収納/実用性 | ★★★★★(37L級で圧倒) | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 快適性 | ★★★★☆ | ★★★★★(上質) | ★★★★☆(スポーティ) |
| 取り回し | ★★★★☆(低重心で安心) | ★★★★☆ | ★★★★★(軽快) |
| 価格感 | 適正〜やや高め | やや高め | 手頃〜中庸 |
| 総評 | “働く/日常使い”で後悔しにくい実用特化 | 快適性重視の上質スクーター | スポーティ万能で高評価 |
- Honda PCX125:デザイン性と快適性に優れるが、価格が高め。
- Yamaha NMAX125:スポーティな走りと装備が魅力。
- Honda リード125:収納・実用性で圧倒的優位。
実用性に振り切ったリード125、快適・デザイン志向のPCX、走り重視のNMAXと住み分けされています。
口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| シート下が広く買い物や通勤に超便利。 燃費が良く維持費が安い。 低シートで安心、取り回しが楽。 ディーラーが多くメンテが安心。 | デザインが地味で所有感が薄い。 走りのワクワク感は少なめ。 高速は不得手で長距離は疲れる。 新車価格が上がり割高に感じる。 |
良い口コミ
- シート下が広くて買い物や通勤に便利。
- 燃費が良くて維持費が安い。
- 取り回しが楽で安心感がある。
- Hondaなので信頼できる。
悪い口コミ
- デザインが地味。
- スポーティさに欠け、走りに面白みが少ない。
- 高速道路ではパワー不足を感じる。
- 新車価格が上がり、割高に感じる。
評価
| 項目 | 星 | コメント |
|---|---|---|
| 快適性 | ★★★★☆ | 足元と収納で“使って快適”。 |
| 燃費 | ★★★★★ | 毎日のコストを確実に抑えられます。 |
| パワー | ★★★☆☆ | 日常域は十分、余裕は控えめです。 |
| 取り回し | ★★★★☆ | 低重心で安心の扱いやすさです。 |
| コスパ | ★★★★☆ | 装備・サポート込みで満足度の高い評価です。 |
- 快適性:★★★★☆
- 燃費:★★★★★
- パワー:★★★☆☆
- デザイン:★★★☆☆
- コスパ:★★★★☆
実用性重視派からの評価は高く、“働くバイク”としての信頼性も群を抜きます。
中古市場
| 年式帯 | 走行距離目安 | 価格帯目安 | 狙い目ポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 2018–2020 | 1.5〜3万km | 20〜27万円 | 駆動系交換・整備記録が明確 | 外装傷/サビ、パッド・タイヤ残量 |
| 2021–2023 | 5千〜2万km | 25〜33万円 | スマートキー/USB等の装備良好個体 | 増設配線の取り回し・ヒューズ管理 |
| 低走行/ワンオーナー | 〜5,000km | 30〜38万円 | 屋内保管・純正度の高さ | 長期放置のバッテリー/タイヤ劣化 |
リード125は台数が多く中古市場も安定しています。相場は20〜30万円前後で、状態の良い個体を探しやすいです。ビジネス利用が多いモデルなので、走行距離と消耗品の状態には注意が必要です。
まとめ
Honda リード125は、日常生活や仕事の「実用バイク」として非常に優れた一台です。大容量収納と信頼性の高いエンジン、Hondaのサポート網によって、安心して長く使える点が最大の強みです。
後悔を避けるためには「デザインやスポーティさ」を求めるより、「実用性・安心感」を重視して選ぶことが重要です。街乗りやビジネスを効率的に支える相棒を求めている方には、リード125は間違いなく満足度の高い選択となるでしょう。





コメント