BMW K1600 グランドアメリカ / GTL は、直列6気筒エンジンを搭載したBMWツーリングの最高峰モデルです。
グランドアメリカはクルーザー的なスタイル、GTLはトップケース付きラグジュアリーツアラーとして位置づけられ、どちらも圧倒的な快適性と存在感を誇ります。
一方で価格や重量の大きさ、維持費の高さから「後悔した」という口コミも少なくありません。この記事では評判・評価を整理し、後悔回避のポイントをまとめました。
BMW K1600 グランドアメリカ / GTL のスペック
| 項目 | 数値・内容 |
|---|---|
| 実測燃費 | 約16〜18 km/L(使用環境で変動) |
| 排気量 | 1,649 cc |
| エンジン形式 | 水冷 直列6気筒 DOHC |
| 最高出力 | 160 PS / 6,750 rpm |
| 最大トルク | 180 N・m / 5,250 rpm |
| トランスミッション | 6速(リバースアシスト付) |
| 装備重量 | 約358〜370 kg(仕様差) |
| シート高 | 約750 mm(GTL/GA) |
| 燃料タンク容量 | 26.5 L |
| 新車価格 | 約4,000,000〜4,500,000 円(参考) |
| 主要装備 | 電子制御サス(ESA)/アクティブクルコン/7インチTFT/ヒーター付シート&グリップ/オーディオ/LEDライト/Apple CarPlay/リバース |
- エンジン:水冷 直列6気筒 DOHC 1,649cc
- 最高出力:160PS / 6,750rpm
- 最大トルク:180Nm / 5,250rpm
- トランスミッション:6速
- 車両重量:約358〜370kg(仕様による)
- シート高:750mm(GTL)/750mm(グランドアメリカ)
- 燃料タンク容量:26.5L
- 実燃費:約16〜18km/L
- 主要装備:電子制御サス(ESA)、アクティブクルーズコントロール、7インチTFT、Apple CarPlay、ヒーター付きシート&グリップ、オーディオ、LEDヘッドライト、リバースアシスト
オススメな人
| こんな人にオススメ |
|---|
| 長距離ツーリングを極上の快適性で楽しみたい人 |
| 直列6気筒の滑らかさと高級感を重視する人 |
| 二人乗りの快適さと積載を最優先する人 |
| 装備の充実度と所有感で**評価**したい人 |
| 維持費や重量の大きさを許容できる人 |
- 長距離ツーリングを極上の快適性で楽しみたい人
- 直列6気筒エンジンの滑らかなフィーリングを味わいたい人
- 高級感と所有感を重視する人
- 二人乗りでの快適性を最優先する人
- 維持費や重量を許容できる人
後悔するポイント
| 後悔ポイント | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 約400〜450万円でハイコスト |
| 重量 | 350kg超で押し引き・Uターンが難しい |
| 維持費 | タイヤ・ブレーキ・保険・点検費が高額 |
| 電装リスク | 多機能ゆえ修理費が高くつく可能性 |
| 市街地適性 | 大きさゆえ持て余しやすい |
- 新車価格は約400〜450万円と高額
- 車重が350kg以上あり、取り回しが大変
- 維持費(保険料、タイヤ交換、消耗品)が高い
- 電装系が多く、トラブル時の修理費が高額
- 市街地走行では持て余す大きさ
壊れやすさ
| 症状 | 想定原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 電装不調 | TFT/オーディオ/センサー類 | 保証活用・正規ディーラーで点検 |
| 足回り消耗 | 車重によるタイヤ・ブレーキ負荷 | 早めの交換・高耐久パーツ選定 |
| バッテリー上がり | 電装多用・待機電力 | メンテナンス充電器で管理 |
- 電装系(オーディオ、TFT、センサー)の不具合が報告される
- 車重が重いため、タイヤとブレーキの消耗が早い
- エンジンは非常に信頼性が高く、定期メンテを行えば長寿命
- バッテリー管理や正規ディーラーでの点検が必須
カスタムパーツ
| 目的 | 例 |
|---|---|
| 快適性 | ツーリングスクリーン/シートクッション/バックレスト |
| 積載 | トップケースオーガナイザー/サイドバッグインナー |
| 電装 | 追加フォグ/ナビマウント/USBポート |
| 保護 | ガード類(スタンド・エンジン・パニア) |
- 快適性:シートクッション、ウインドスクリーン、バックレスト
- 積載:トップケースオーガナイザー、サイドバッグインナー
- 電装:追加フォグランプ、ナビマウント、USBポート
- スタイル:クロームパーツ、イルミネーションキット
ライバル比較
| 項目\車種 | BMW K1600 GA/GTL | ホンダ ゴールドウイング | ハーレー ウルトラリミテッド | インディアン ロードマスター |
|---|---|---|---|---|
| 排気量 | 1,649cc | 1,833cc | 1,868cc | 1,890cc |
| 出力/トルク | 160PS/180Nm | 125PS | 約160Nm | 約171Nm |
| 車重 | 約358〜370kg | 約390kg | 約399kg | 約403kg |
| シート高 | 750mm | 745mm | 740mm | 673mm |
| 価格帯 | 約400〜450万円 | 約350〜400万円 | 約470万円 | 約500万円 |
口コミ
| 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|
| 「直6がとにかくスムーズで高速が楽」 | 「価格と維持費が高すぎて**後悔**した」 |
| 「装備が豪華で二人乗りが快適」 | 「重すぎて市街地で扱いづらい」 |
| 「安定感が抜群で長距離が疲れない」 | 「電装のトラブルが心配」 |
良い口コミ
- 「直6エンジンがとにかくスムーズ」
- 「高速巡航が楽で疲れない」
- 「装備が豪華で二人乗りに最適」
悪い口コミ
- 「価格が高すぎる」
- 「重すぎて街中では扱いにくい」
- 「電装系の修理費が心配」
評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| デザイン | ★★★★☆ | 迫力と高級感あるツアラー |
| 快適性 | ★★★★★ | 電子制御と装備で極上の快適性 |
| 走り | ★★★★★ | 直6の滑らかさと余裕の加速 |
| 積載 | ★★★★★ | フル装備のラゲッジで十分 |
| 維持費 | ★★☆☆☆ | 高額な維持費は大きな負担 |
| 総合 | ★★★★☆ | 高級志向のツアラー好きに最適 |
中古市場
| 年式/状態 | 相場目安 | 注意点 | 狙い目 |
|---|---|---|---|
| 新しめ・低走行 | 約380〜400万円 | 保証・電装の動作確認 | 正規ディーラー整備・記録簿付 |
| 数年落ち・中走行 | 約350〜380万円 | タイヤ/ブレーキ摩耗・外装 | 消耗品交換済みで状態良好 |
| カスタム多数 | 価格幅大 | 法規適合・純正戻し可否 | 必要装備のみの実用仕様 |
中古価格は350〜400万円前後が中心。
走行距離が少なく正規ディーラー整備の車両は高値安定。
電子制御の多さから、整備記録や保証がある個体を選ぶことが後悔回避のカギです。
まとめ
BMW K1600 グランドアメリカ / GTL は、直列6気筒エンジンと豪華装備を兼ね備えたBMWツーリングの最高峰モデルです。
ただし、重量・価格・維持費の高さから「気軽に乗れるバイク」ではなく、真に贅沢なライダー向けといえます。
後悔回避策は、①試乗で取り回しと足つきを必ず確認、②維持費を計算し納得してから購入、③正規ディーラー保証付き車両を選ぶこと。
これを実践すれば、K1600は「人生を豊かにする相棒」として長く付き合えるでしょう。





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