ホンダ Rebel 1100(レブル1100) は、人気モデルRebel 250/500の上位機種として登場した大型クルーザーです。1082ccのパラレルツインエンジンを搭載しながら、低めのシート高と扱いやすい車体設計で「大型初心者にも優しい」と評判になりました。さらに、電子制御スロットルやクルーズコントロール、DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を備えるなど、先進装備を盛り込んでいるのが特徴です。
一方で、「重さや足つきに慣れない」「クラシックなアメリカンを期待すると違和感がある」といった後悔の声もあり、用途や好み次第で評価が分かれるモデルです。
ホンダ Rebel 1100 のスペック
Rebel 1100 は 1082cc 水冷直列2気筒 SOHC を搭載。最高出力は約87PS/7,000rpm、最大トルクは98N·m/4,750rpmと力強く、低回転から余裕のある走りが楽しめます。
装備重量はDCT仕様で約233kg、MT仕様で約223kg。シート高は700mmと大型クルーザーにしては低めで、足つき性に優れています。
燃料タンクは13Lで、実燃費は20〜25km/L程度。電子制御はライディングモード、HSTC(トラクションコントロール)、エンジンブレーキ制御、ウイリーコントロールなどが搭載され、快適かつ安全性の高いライディングを実現しています。
オススメな人
- 大型免許を取り立てで扱いやすい大型バイクを探している人
- 低めのシート高と安心感ある足つきを重視する人
- クルーズコントロールやDCTなど最新装備に魅力を感じる人
- 長距離ツーリングを快適に楽しみたい人
- クラシックではなく「現代的なアメリカン」を求める人
後悔するポイント
- 重量は200kg超えで押し引きに苦労することも
- タンク容量が小さく、航続距離は短め
- クラシックな鼓動感を求めると物足りない
- 純正の積載性は低く、ロングツーリングにはカスタム必須
- 価格がMT約110万円、DCT約120万円と高め
壊れやすさ
Rebel 1100はホンダらしい高い信頼性がありますが、以下の点に注意。
- 電子制御が多いためバッテリー管理は重要
- DCTモデルは定期メンテ費用が高め
- 足回りはシンプルで、段差や二人乗りでは底付き感あり
- 外装パーツの小キズや錆対策は保管環境で差が出やすい
カスタムパーツ
- 積載:リアキャリア、サイドバッグ、トップケース
- 快適性:スクリーン、グリップヒーター、コンフォートシート
- スタイル:ショートフェンダー、ハンドル交換、LEDライト
- 走行性能:強化リアサスペンション、社外マフラー
ライバル比較
口コミ
良い口コミ
- 「大型なのに足つきが安心」
- 「DCTで渋滞もラク、ツーリングが快適」
- 「電子制御が充実していて安全性が高い」
悪い口コミ
- 「燃料タンクが小さく長距離ツーリングでは不安」
- 「重量感があり取り回しが大変」
- 「クラシックなVツインのような鼓動はない」
評価
中古市場
Rebel 1100は発売からまだ日が浅いため、中古市場の相場は90〜110万円程度。人気が高く流通数は少なめですが、状態の良い個体が多いのが特徴です。DCTモデルは特に人気で、中古価格が落ちにくい傾向にあります。
まとめ
ホンダ Rebel 1100 は、最新装備と大型バイクらしい余裕を両立した「現代的なクルーザー」です。低シート高で初心者にも扱いやすく、DCTによる快適性は高評価。ただし、タンク容量や積載性の低さを理解せずに購入すると後悔しやすいため、ツーリング志向ならカスタムで弱点を補う必要があります。
後悔回避策としては、①DCTとMTの違いを試乗で確認する、②ツーリング派は積載・タンク拡張を検討、③クラシックな鼓動感を求めるなら別モデルも比較、の3点を押さえることです。これらを踏まえれば、Rebel 1100は長く満足できる相棒となるでしょう。
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