ハーレーダビッドソン ウルトラ リミテッド は、ツーリングファミリーの中でも最上級に位置づけられるフル装備モデルです。
大排気量Vツインエンジンと豪華な装備、圧倒的な存在感を誇り、長距離を優雅に走るために作られた一台として高い評価を得ています。
一方で、価格・重量・維持費の高さから「後悔した」という声も見られるのも事実です。この記事では、スペックや特徴、評判をわかりやすくまとめました。
ウルトラ リミテッドのスペック
ハーレーダビッドソン ウルトラ リミテッド は、排気量1,868ccの空冷V型2気筒「Milwaukee-Eight 114」エンジンを搭載しています。最高出力は公表されていませんが、最大トルクは約164Nmを2,750rpmで発生し、低回転から力強い走りを楽しめます。
車重は約399kgと重量級ながら、シート高は740mmと低めに設定されており、足つきは意外に良好です。燃料タンクは22.7L、実燃費は15〜18km/L前後で、ロングツーリングでも安心の航続距離を確保しています。
装備は充実しており、Boom! Box GTS インフォテインメントシステム、フルLEDライト、クルーズコントロール、ABS、ヒーテッドグリップ、収納力抜群のツアーパック&サドルバッグなどを標準搭載。快適性と豪華さを両立した仕様です。
オススメな人
- 夫婦やタンデムツーリングをメインに楽しみたい人
- 豪華装備で快適に長距離を走りたい人
- クルーザーらしい存在感を重視する人
- ハーレーブランドの最高峰を所有したい人
- 維持費や価格を気にしないライダー
後悔するポイント
- 約400kgの重量は街乗りで負担になる
- 価格は500万円前後と非常に高額
- 維持費(タイヤ、保険、メンテナンス)がかかる
- 日本の狭い道路や駐車環境では持て余しやすい
- 燃費は15〜18km/Lと国産ツアラーより劣る
壊れやすさ
基本構造は頑丈ですが、電装系トラブルや立ちゴケによる外装損傷が懸念点です。重量があるため、取り回しの際の不注意で思わぬ修理費につながることもあります。定期点検と丁寧な扱いが「後悔しない」ためのポイントです。
カスタムパーツ
- 快適性:ツーリングスクリーン、シートクッション
- 積載:トップケースインナー、パニアバッグオーガナイザー
- 保護:エンジンガード、クラッシュバー
- 電装:追加スピーカー、フォグランプ、USBポート
ライバル比較
口コミ
良い口コミ
- 「長距離を贅沢に楽しめる究極のツアラー」
- 「タンデムがとにかく快適」
- 「存在感とブランド力が圧倒的」
悪い口コミ
- 「重すぎて街中では扱いにくい」
- 「価格と維持費が高すぎる」
- 「燃費が悪く、実用性は低い」
評価
中古市場
中古相場は450〜500万円前後で、新車とあまり差がないのが特徴です。玉数は少なく、状態の良いものは早く売れる傾向にあります。中古での「後悔回避」には、外装の傷や電装の動作確認を必ずチェックすることが大切です。
まとめ
ハーレーダビッドソン ウルトラ リミテッド は、豪華装備と圧倒的な存在感を誇るラグジュアリー・ツアラーです。長距離を快適に走ることを目的としたモデルであり、その点での評価は非常に高いです。
一方で、重量・価格・維持費の負担は大きく、街乗りや日常用途で使うと「持て余して後悔した」という声も少なくありません。
後悔回避策は、①主な用途をツーリングに絞る、②保管環境を確保する、③購入前に必ずタンデム試乗をすること。これらを意識すれば、ウルトラ リミテッドは「最高の贅沢ツアラー」として所有欲と満足感を満たしてくれるでしょう。
コメント