スズキ Vストローム1050 / 1050DE は、アドベンチャーツアラーとして高い評価を得ているモデルです。オンロード寄りの快適性を持つVストローム1050と、オフロード走破性を強化した1050DEの2タイプが展開されており、ライダーの用途に合わせて選択できるのが魅力です。
「万能バイク」と呼ばれる一方で、「重くて扱いにくい」「デザインが好みでない」といった声もあり、購入後に後悔したという口コミも見られます。この記事では、スペック・特徴・口コミを整理してまとめました。
スズキ Vストローム1050 / 1050DE のスペック
Vストローム1050 / 1050DE は、1,037ccの水冷90°V型2気筒エンジンを搭載し、約106PS/8,500rpm、100Nm/6,000rpmを発揮します。スズキ伝統のVツインは低中速トルクに優れ、街乗りから高速巡航、ワインディングまで幅広く対応します。
車重は約242kg(1050)〜252kg(1050DE)で、シート高は850mm(1050)と880mm(1050DE)。タンク容量は20Lで、実燃費は20km/L前後。ロングツーリングでも安心の航続性能を備えています。
電子制御も充実しており、ライディングモードセレクター、トラクションコントロール、クルーズコントロール、IMU(慣性計測ユニット)を活用したコーナリングABSなどを搭載。DEではワイヤースポークホイール、21インチフロント、オフロードモードを備え、悪路走破性を強化しています。
オススメな人
- ツーリング中心でオン・オフどちらも走りたい人
- 高速道路も林道もこなせる万能バイクを探している人
- 国産車の安心感と維持費の安さを重視する人
- 外車アドベンチャーは高すぎると感じる人
- 大柄なバイクに乗り慣れている人
後悔するポイント
- 約240〜250kgの重量は取り回しが大変
- 1050DEはシート高が880mmと高く、足つきに不安を感じる人も多い
- 高級外車に比べると豪華装備やブランド性は劣る
- デザインの好みが分かれる
- 街乗り中心だと「持て余した」と後悔するケースもある
壊れやすさ
スズキの信頼性は高く、基本的に大きな故障は少ないモデルです。注意点としては電子制御系やセンサー系の不具合が稀に見られます。また重量があるため、立ちゴケによる外装損傷は修理費がかさむ要因になります。定期点検を怠らなければ、長距離でも安心して走れる頑丈さを備えています。
カスタムパーツ
- 快適性:ツーリングスクリーン、ゲルシート、ハンドガード
- 積載:トップケース、アルミパニアケース、タンクバッグ
- 保護:エンジンガード、スキッドプレート、クラッシュバー
- 電装:フォグランプ、USBソケット、ナビマウント
ライバル比較
口コミ
良い口コミ
- 「国産で維持費が安く、安心して旅ができる」
- 「Vツインのトルク感が心地いい」
- 「1050DEはダート走行も安心」
悪い口コミ
- 「車重が重くて取り回しが大変」
- 「シート高が高くて不安」
- 「外車アドベンチャーに比べると高級感が薄い」
評価
中古市場
中古相場は120〜150万円前後が中心で、比較的玉数も多く、外車アドベンチャーに比べて安定しています。特に1050DEは人気があり高めに推移しています。中古を選ぶ際は立ちゴケ歴や電子制御系の動作確認をしっかり行うことが後悔防止につながります。
まとめ
スズキ Vストローム1050 / 1050DE は、国産ならではの信頼性とコストパフォーマンスを誇る万能アドベンチャーツアラーです。オンロードの快適性に加え、DEモデルはオフロード走破性も高めており、幅広い用途に対応します。
一方で、重量やシート高の高さから「扱いづらい」と感じる人も多く、街乗りメインだと後悔する可能性があります。
後悔回避策は、①足つきと車重を必ず試す、②使用用途をツーリング中心に絞る、③外車に比べた実用性重視のメリットを理解すること。これらを踏まえれば、Vストローム1050 / 1050DEは信頼性とコスパに優れた「旅の相棒」となるでしょう。
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