インディアン チャレンジャー は、アメリカの老舗ブランド「インディアンモーターサイクル」が誇るパワークルーザー・ツアラーです。水冷式の新世代エンジン「PowerPlus」を搭載し、伝統的なアメリカンの風格と現代的な電子制御装備を兼ね備えています。ハーレーに比肩する迫力と快適性を持ちながら、独自の個性を発揮しており「買ってよかった」という高い評価がある一方で、「重さや価格で後悔した」という声もあります。この記事では、スペック・特徴・口コミを整理し、購入前に役立つ情報をまとめました。
インディアン チャレンジャー のスペック
チャレンジャーは、1,768ccの水冷60°Vツイン「PowerPlus」エンジンを搭載し、最高出力122PS、最大トルク178Nmを発揮します。大排気量ならではの強烈なトルク感とスムーズな加速が特徴です。
装備重量は約377kgとかなりの重量級で、シート高は672mmと低め。足つき性は良好ですが、取り回しには体力が必要です。燃料タンクは22.7Lで、実燃費は15〜18km/L前後。ロングツーリングでも十分な航続距離を確保できます。
さらに、ライディングモード、IMU連動ABS、トラクションコントロール、クルーズコントロール、7インチタッチパネル(Apple CarPlay対応)、大容量パニアケースなど豪華装備を備えています。まさに最新世代のアメリカンツアラーです。
オススメな人
- ハーレー以外の大型アメリカンに乗りたい人
- 長距離を快適に走れる豪華装備付きツアラーを探している人
- Vツインの迫力ある加速感を楽しみたい人
- 個性と存在感を重視する人
- 高価格帯でも「唯一無二の一台」を求める人
後悔するポイント
- 377kgの巨体で取り回しが非常に大変
- 車体価格は400万円前後と高額
- 維持費や消耗品交換コストも大きい
- 日本国内の販売店が少なく、整備拠点が限られる
- 街乗りには不向きで、大型ツアラーとして割り切る必要がある
壊れやすさ
最新モデルで信頼性は高いものの、電子制御や電装系に関してはトラブル事例が少数報告されています。特にタッチパネルの不具合やセンサー関連のチェックは重要です。重量級ゆえ立ちゴケ時の損傷は大きく、補修費用も高額になります。エンジン自体は耐久性があり、定期的な点検を怠らなければ安心して乗り続けられます。
カスタムパーツ
- 快適性:ツーリングスクリーン、ローシート、シートヒーター
- 積載:トップケース、追加サドルバッグ、ツアーパック
- 保護:エンジンガード、クラッシュバー、スキッドプレート
- 電装:追加スピーカー、LEDライト、USBポート
ライバル比較
口コミ
良い口コミ
- 「ハーレーにはない新しさと豪華装備が魅力」
- 「水冷Vツインのパワーが圧倒的」
- 「長距離ツーリングがとにかく快適」
悪い口コミ
- 「重すぎて街中では苦労する」
- 「値段が高すぎる」
- 「販売店が少なくて整備に不安」
評価
中古市場
インディアン チャレンジャーの中古流通量は少なく、350〜380万円前後が多いです。年式が新しいため値落ち幅は少なく、希少性も高いモデルです。中古を狙う場合は電子制御系の動作確認、立ちゴケ歴、メンテナンス記録の有無を必ずチェックしましょう。
まとめ
インディアン チャレンジャー は、最新の水冷Vツインと豪華装備を備えたプレミアムアメリカンツアラーです。圧倒的な存在感と快適性が魅力で、外車ツアラーの中でも独自の立ち位置を築いています。
一方で、重量・価格・維持費といったハードルが高く、日常的な街乗りには不向きです。
後悔回避策は、①購入前に取り回しを実際に試す、②ツーリング中心の用途に限定する、③販売店と整備環境を事前に確認すること。これを踏まえれば、チャレンジャーは「唯一無二の相棒」として満足度の高い選択肢になるでしょう。
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