“スクーターの元祖”とも言える存在、それがベスパ。
その中でも「50S」は、クラシックなデザインと金属ボディを備えたヴィンテージ原付として長年愛されてきた名車です。
国産にはない存在感と質感。街乗りでさえも“特別な時間”にしてくれる希少なバイク。
今では完全に生産終了しているため、中古車市場での価値も年々高まり続けています。
この記事では、ベスパ50Sの魅力と弱点、ライバル車との違い、中古市場の価格帯まで詳しく解説していきます。
【この記事でわかること】
• ベスパ50Sの基本スペックと乗り味
• 購入時に気をつけるポイント
• おすすめのユーザー層
• 他のレトロ原付との比較
• 壊れやすさやカスタム性について
【バイクの基本スペック】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| バイク名 | ベスパ 50S |
| 排気量 | 49cc |
| エンジン形式 | 空冷2スト単気筒(クラッチ・ハンドシフト) |
| カタログ燃費 | 約50.0km/L |
| 実燃費 | 30〜40km/L |
| タンク容量 | 7.0L |
| 航続距離 | 約210〜280km |
| 新車価格(当時) | 約22万円(販売終了) |
| 中古車価格相場 | 20〜40万円 |
このバイクがオススメな人
| 対象 | 理由 |
|---|---|
| 人と違う原付に乗りたい人 | 金属ボディ+クラッチ操作で個性抜群 |
| イタリアンデザインが好きな人 | ベスパならではの芸術的な造形美 |
| クラシックバイクを楽しみたい人 | クラッチ操作とハンドシフトを体験できる |
| 街乗りもスタイル重視な人 | 停車時や走行中の存在感が段違い |
| 趣味でバイクをいじりたい人 | パーツが豊富でカスタムも楽しめる |
ベスパ50Sは、「国産のスクーターでは満足できない」「人と被りたくない」「イタリアンデザインが好き」という人にピッタリ。
金属製のボディや手動クラッチ・ハンドシフトといった独自の操作感は、まさに“趣味の乗り物”として楽しめる仕様です。
見た目も非常におしゃれで、カフェ巡りや街乗りが一気に映える存在に。所有感を大切にしたい人向けの原付です。
このバイクで後悔するポイント
| 後悔ポイント | 内容 |
|---|---|
| 操作が難しい | クラッチ+ハンドシフトで慣れが必要 |
| 燃費があまり良くない | 2ストで実燃費は30km/L前後 |
| パーツ入手が簡単ではない | 一部輸入部品は納期が長く高価 |
| メンテナンスの手間が大きい | 日常使いには整備力が求められる |
| 価格が高め | ヴィンテージモデルはプレミア価格 |
ベスパ50Sの最大のハードルは、扱いがかなり独特であることです。
クラッチ操作とハンドチェンジに慣れるまで時間がかかり、初心者にはやや難易度が高め。
また、2ストエンジンのため燃費は悪く、排ガスや振動も多い傾向。
部品の調達や整備も国産に比べて手間がかかるため、「便利な足」としての期待とはややズレがあります。
ヴィンテージバイクとして“愛でる”気持ちがないと、後悔しやすいバイクです。
このバイクの壊れやすさ
| 故障部位 | 内容 |
|---|---|
| キャブレター | 詰まりによる始動性低下あり |
| マフラー | カーボンの蓄積で詰まりやすい |
| 電装系 | 接触不良・断線が発生しやすい |
| クラッチ・変速機 | シフト調整・ケーブル切れの可能性 |
| メタルボディのサビ | 放置車両ではサビが深刻なことも |
ベスパ50Sは構造がシンプルながらも独自の設計で、定期的なメンテナンスが欠かせません。
キャブレター詰まりやマフラーのカーボン詰まり、電装系の断線や接触不良などはよくあるトラブルです。
また、メタルボディのためサビ対策も重要。
ただし、パーツはイタリア本国を含めて流通しており、ベスパ専門店も多く、対応できる整備工場も増えてきました。
このバイクとライバルバイクの比較
| 項目 | ベスパ50S | ジョルノ | ジャンゴ50 |
|---|---|---|---|
| デザイン | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 積載性 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 走行性能 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| カスタム性 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
| 価格 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
ライバルとしては「ホンダ ジョルノ」「ヤマハ ビーノ」「プジョー ジャンゴ50」などが挙げられますが、完全金属ボディ・クラッチ操作・デザイン性などにおいてベスパは唯一無二の存在です。
性能面では国産に劣る部分も多いものの、雰囲気や所有感では圧倒的。
“走るファッションアイテム”として見れば、最も完成度の高い1台です。
カスタムパーツの豊富さ
| カスタム部位 | おすすめ度 | 特徴 |
|---|---|---|
| ミラー | ★★★★★ | クラシカルな丸形やビンテージ調が人気 |
| シート | ★★★★☆ | ブラウンレザーやピリオン追加で雰囲気UP |
| ライト周り | ★★★★☆ | 小型ヘッドライトやカバー類が豊富 |
| マフラー | ★★★★★ | 社外マフラーで音質・見た目が変化 |
| ハンドル周り | ★★★★☆ | グリップ・レバー・メーター周りで個性演出 |
ベスパ50Sは、カスタムパーツが非常に豊富です。
本国イタリアをはじめとした欧州からは、ハンドル・ミラー・マフラー・キャリア・ライト類まで幅広く流通。
日本国内にもベスパ専門ショップが多く、レトロカスタムやビンテージルックへの仕上げが可能。
自分だけの一台を作る楽しみも、このバイクの大きな魅力のひとつです。
みんなの口コミ
| 良い口コミ |
|---|
| デザインに一目惚れした |
| 乗っていて気分が上がる |
| クラッチ操作が楽しい |
| 悪い口コミ |
|---|
| 燃費とオイル代が高い |
| メンテナンスが面倒 |
| 取り回しが重い |
ベスパ 50Sは、見た目の美しさに惹かれて購入したという口コミが圧倒的に多く、「街中で視線を感じる」「乗っているだけで楽しい」といった満足の声が目立ちます。
一方で「クラッチ操作に慣れるまで苦労した」「燃費とオイル代がかさむ」「整備できるショップが限られている」など、実用面に関する不満も散見されます。
しかしそれらを踏まえた上で、「面倒も含めて愛着が湧く」「乗っていて楽しいと思える原付は少ない」といった声が多く、ベスパ50Sを“趣味のバイク”として楽しんでいるオーナーが大半です。
このバイクの評価
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| デザイン | ★★★★★ |
| 燃費性能 | ★★☆☆☆ |
| 走行性能 | ★★★☆☆ |
| 快適性 | ★★☆☆☆ |
| カスタム性 | ★★★★★ |
ベスパ 50Sは、評価項目の中でも「デザイン性」で群を抜いており、まさに“所有しているだけで満足感が得られる原付”です。
重厚なメタルボディ、クラシカルなフォルム、細部のディテールに至るまで完成された美しさがあり、バイクファンだけでなくファッション感度の高い層からも支持を集めています。
一方で燃費や快適性では現代のスクーターに劣り、取り扱いにも知識が必要。
しかしその個性と存在感は唯一無二で、他に代えがたい“特別な一台”として高評価を得ています。
中古市場での価格帯
| 状態・仕様 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|
| レストア前 | 〜15万円 | 整備が前提、上級者向け |
| 実働ノーマル | 20〜30万円 | 最も多く流通する基本状態 |
| フルレストア車 | 30〜40万円 | 全塗装・整備済で安心感あり |
| カスタム車 | 25〜38万円 | おしゃれパーツ多数、仕様確認が重要 |
ベスパ50Sはすでに新車販売が終了しており、中古市場での流通も少なめ。
価格帯は20万〜40万円前後が相場で、コンディションやカスタム内容により大きく変動します。
特に程度の良いオリジナル車両やレストア済車は高値で取引されることが多く、“欲しい時が買い時”とも言えるモデルです。
まとめ:ベスパ50Sは“乗ることが趣味”な人にこそ似合う原付
ベスパ50Sは、日常の移動手段というよりも“趣味性”を楽しむためのバイクです。
人とは違うスタイル、レトロで上品な雰囲気、所有する喜び。
それらを大切にしたい人にとっては、この上なく満足できる原付です。
少しの手間も楽しめる方に、心からおすすめしたい一台です。
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