クローズグリップベンチプレスの効果とやり方|上腕三頭筋と胸筋を同時に鍛える効果的な種目

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筋トレ

クローズグリップベンチプレスは、胸筋と上腕三頭筋を同時に鍛えることができるトレーニング種目です。特に、上腕三頭筋に強い負荷をかけるため、腕を太くしたい方やプッシュ系の力を向上させたい方に最適です。この記事では、クローズグリップベンチプレスの効果、正しいフォーム、初心者が気をつけるべきポイントについて詳しく解説します。

クローズグリップベンチプレスの主な効果

クローズグリップベンチプレスは、通常のベンチプレスと比べて手幅を狭く設定することで、主に上腕三頭筋に強い刺激を与えます。胸筋にも負荷がかかりますが、特に押し出す動作で上腕三頭筋の筋力を強化することが目的となります。主な効果は以下の通りです。

  • 上腕三頭筋の強化:手幅を狭くすることで、上腕三頭筋に集中した負荷をかけることができ、腕を太くしたい方に最適なトレーニングです。
  • プッシュ系の筋力向上:上腕三頭筋が強化されることで、ベンチプレスやショルダープレスなど、他のプッシュ系のトレーニングでも力が向上します。
  • 胸筋の補助的な発達:手幅を狭めることで上腕三頭筋がメインターゲットとなりますが、胸筋にも負荷がかかり、全体的な上半身のバランスを整えることができます。

クローズグリップベンチプレスの正しいやり方

クローズグリップベンチプレスは、通常のベンチプレスよりもフォームが重要です。間違ったフォームで行うと、肘や肩を痛めるリスクがあるため、以下の手順で正しいフォームを習得しましょう。

1. スタートポジション

  • ベンチに仰向けになり、バーベルを肩幅より狭めに握ります。手幅は肩幅の約1.5倍以下が目安です。
  • 肘を自然に曲げた状態で、バーベルをラックから持ち上げ、胸の上で構えます。肩甲骨を寄せて胸を張り、足を床にしっかりとつけて体を安定させます。

2. バーベルを下ろす

  • 肘を体側に近づけるように曲げながら、バーベルをゆっくりと胸の下部に向かって下ろしていきます。肘は約45度の角度を保ちながら動作を行います。
  • 上腕三頭筋にしっかりと負荷がかかるよう、肘を外に広げすぎないように注意しましょう。

3. バーベルを押し上げる

  • 胸筋と上腕三頭筋を使って、バーベルを胸の上からまっすぐに押し上げます。肘を完全に伸ばし切らないようにして、筋肉に常にテンションを残すことが大切です。

注意点

  • 腰を過度に反らせないように注意し、体幹を安定させた状態で動作を行いましょう。
  • 重量を扱う際は、しっかりとコントロールされた動作を意識し、反動を使わないことがポイントです。

クローズグリップベンチプレスでのよくあるミスと解決策

クローズグリップベンチプレスでは、正しいフォームが肝心です。以下のよくあるミスを避けることで、トレーニングの効果を高めることができます。

  • ミス1: 手幅が狭すぎる
    手幅が狭すぎると、肘や手首に過度な負荷がかかり、ケガのリスクが高まります。肩幅よりやや狭めに手幅を調整し、無理のない動作を心がけましょう。
  • ミス2: 肘が外に開きすぎる
    肘を外に開きすぎると、上腕三頭筋への負荷が減少し、肩に余計な負担がかかります。肘は体側に寄せ、肩への負荷を最小限に抑えましょう。
  • ミス3: バーベルを胸の上部に下ろす
    バーベルを胸の上部に下ろすと、肩に負荷が集中してしまいます。バーベルは胸の下部、つまりみぞおちに向かって下ろすのが理想です。

クローズグリップベンチプレスのバリエーション

クローズグリップベンチプレスには、いくつかのバリエーションがあります。これにより、筋肉に異なる刺激を与えることができ、トレーニングの効果を高めることができます。

  • ダンベルクローズグリップベンチプレス:バーベルの代わりにダンベルを使うことで、左右それぞれの筋肉に均等な負荷をかけることができます。また、肩への負担が減少し、より自然な動作が可能です。
  • インクラインクローズグリップベンチプレス:ベンチの角度を上げることで、上腕三頭筋とともに、胸筋上部にも強い刺激を与えることができます。

まとめ

クローズグリップベンチプレスは、上腕三頭筋を中心に胸筋や肩の補助的な筋肉も鍛えることができる優れたトレーニング種目です。正しいフォームで行うことで、効果を最大限に引き出し、ケガのリスクを最小限に抑えることができます。初心者の方はまず軽い重量でフォームを習得し、徐々に負荷を上げていくことを心がけましょう。